2022/11/18 のコメントです。
株式市場は目先、やや上昇傾向にはあるもののボラティリティは弱含みとなっています。ボラティリティが縮小するということは、相場がもちあい状態であることを意味します。当然ながら、相場がもちあい状況では成績もいまひとつとなります。いずれどちらかにはブレイクすると思います。それまでは少し辛抱です。
さて、私は昼夜を問わずシステム開発に没頭しています。無理がたたり体調もあまり芳しくありません。気力だけでもっているようです。システム開発の結果ですが、期待する成果は上げられないでいますが、新たな発見もありました。その内容の一部を紹介いたします。
まず、バスケットによる裁定取引の開発においては、意気込んでスタートしたものの結果にはがっかりしました。しかし、その原因が何であるかが理解できました。
正式な裁定取引は、日経先物を売り日経採用銘柄である225銘柄を買うことですが、これは理論的に正しく問題ないところです。しかし、実際の運用においては、投資金が膨大になることや、裁定取引のチャンスが少ないという欠点もあります。
私が開発したバスケット方式の裁定取引とは、日経採用銘柄である225銘柄の中から割安な銘柄を選択し、これらを日経先物をパッケージにして売買するものです。少ない資金でも裁定取引の運用ができることを目的としたものです。日経先物に対して225銘柄の中から割安な銘柄を10銘柄ほど選択しパッケージにします。さらに、それらのパッケージを複数のグループで運用するものです。
実際に運用して問題となったのは、バスケットにした225銘柄の中からの割安な銘柄を10銘柄程度の買いに対して日経平均先物を売りにまわしたことです。割安な銘柄10銘柄には問題はなかったのですが、日経平均先物を売りしたことが問題であったことが実際に運用して分かりました。仕掛けのタイミングにも問題がありました。
そもそも日経平均は225銘柄の平均値であり、これらが構成されている銘柄の中で、特に値嵩株の上げ下げに左右されるという欠点があることは承知されていると思います。また、配当分なども加味されるため実際の株価との連動性に問題もあります。そのため、プロの投資家たちは、あまり日経平均を指標として参考にしていないということです。
話は戻りますが、これらの理由によりバスケット方式の裁定取引においては、売りとしての日経先物は採用できないという結論に達しました。しかし、これは、この方式で収益が上がらないという意味ではなく、実際には仕掛けのタイミンクさえ間違わなければ収益にはなります。しかし、その根拠が上記のように、理論から若干外れているような気がします。
そこで私は大いに悩みましたが、「失敗には成功と同等の価値がある」との考えから思考を巡らし考えてみました。そしてバスケットにした225銘柄の中からの割安な銘柄を10銘柄程度の買いに対してTOPIX先物を売りにまわすことにしました。そして、仕掛けのタイミングのシステムを開発し、これらで運用することによりある程度の成果を収めることができました。
一応は裁定取引ですから、その利幅は小さいものの相場に振り回されることなく運用することが可能となります。裁定取引はリスクを取りたくない、晩年の投資家向けではないかなどと思ったりしています。 |