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…知って得するページ…

   ≪ あわてない、あわてない ≫
2013/11/08(Fri)

2013/04/05 のコメントです。

4日の後場中ごろからの日経平均株価の上げにはかなり驚きました。今回の「量的・質的金融緩和」では、その規模に驚いたし、打ち出された内容も幅広く、ここまでやってくるとは思いませんでした。市場の期待にかなり応えていると思うところです。

もともと無制限緩和の前倒しや購入国債の残存年限長期化は確実と言われていて、あと何をするかが焦点となっていたが、量的緩和も導入しているし、ETFも購入している。輪番オペと基金も実質的に統合された。ほぼフルに打ち出してきた印象である。

ただ、中央銀行がマーケットに深く介入することで発生する「歪み」には警戒が必要である。円債市場の財政規律に対する警告機能は事実上失われてしまった。企業業績も市場の期待ほどには回復していない。衝撃の「余韻」はしばらく続きそうだが、資産価格が経済実体から大きくかけ離れれば、その反動も大きくなる。

このように投資の世界には常にサプライズがある。サプライズの対処法と言ってもいろいろなサプライズがあり、今回のような急騰もあり、また、東日本大震災のように急落のサプライズもある。その内容には違いがあり一様な対応はできない。

株価が急騰すると「しまった、乗り遅れた」などと飛び乗りたくもなるのも心情である。しかし、その対応としては、まずは、あわてないことである。私は長い投資活動の中で、ブラック・マンデーをはじめ、何度もサプライズを体験しています。その体験の中から学んだことがいくつかあります。今回のような突発的なニュースにより、市場が急変動すれば投資家であれば誰でもあわててしまうことでしょう。

しかし、私の体験では、あわてたり焦ったりしてうまくいったことは少ない。相場急落により持ち株をあわてて処分してしまい、その処分したところが底値だったということが何度かあります。

もちろん、即処分して良かったということもあります。急騰に飛び乗りうまくいったこともあります。しかし、長い目で見てみると、やはり、落ち着いて行動すべきだったと後悔することが多かったように思います。「焦りは多くの失敗を招く」ということでしょうか。諺にも「急いては事を仕損じる」とあるように・・・。

このようなサプライズにおける現在の私の対処法ですが・・・。それは「何もしない」ということです。つまり、私情を挟まず、分析システムに従って淡々と売買するだけです。結果的に私にとっては、この方法が一番良い方法だと理解し、納得しています。

明確な売買ルールを持たず、主観的、感覚的な裁量で売買する投資家はそうは行かないでしょう。なにしろ売買の根拠が主観、感覚であるため、急騰、急落などあると、あわててしまい、心が乱れて正しい判断ができなくなってしまうのではないでしょうか。

私の「迷言集」に「決断する前に自分の鼓動に聞いてみろ。興奮状態で結論を出すな。決断は平常心で行うべし。」とありますが、これは、私の投資体験の中から生まれた言葉であり、多くの失敗から学んだ自分に対する戒めの言葉なのです。

投資家であれば、それなりに失敗や成功を体験し、その中から自分なりの投資のあり方を学び、身についているはずです。しかし、株価の急激な変動にあわてたり焦ったりして心が動揺してしまっては、今までの投資体験が生かされません。

投資における失敗の原因の多くは、自分自身にあることを忘れてはならない。



   ≪ 歴史は繰り返される? ≫
2013/11/05(Tue)

2013/03/30 のコメントです。

「歴史は繰り返される」という諺がありますが、この諺は相場の世界にも当てはまるのでしょうか。最近のニュースなどを見ていると、投資においても「歴史は繰り返される」についての記事が目に付くようです。私が相場の世界にいるから気づくのかもしれませんが・・・。

米国の女優、ミラ・キュニスによる発言がウォール街で物議をかもしだしている。「最近、株式投資を始めたの。私にとって全く新しい分野なのだけど」と。なぜ、キュニス発言にウォール街関係者が反応するのはなぜか。「素人が株式投資に乗り出したら、株式バブル崩壊の予兆」という格言があるからだ。

この格言の発祥は、1929年の大恐慌直前にさかのぼる。当時の資産家で、暗殺されたジョン・F・ケネディ米大統領の父親として知られるようになるジョセフ・P・ケネディは、相場急落の直前に保有株式を売り切り、資産の保全に成功した。

この話は、投資の世界では有名ではあるが、ケネディが手じまい売りを決めたきっかけは、街頭で出会った靴磨きの少年だった。靴を磨いている最中に少年が「この株は上がるよ」と既に著名な投資家だったケネディに対し投資指南をした。素人の市場参入に「これは売り時だ」とケネディは確信したのだった。

実はこの格言は、昨年も的中している。銘柄はアップルだ。昨年夏、米国人のお茶の間で有名なテレビ・タレント、キム・カルデシュアンが「アップル株を買った」とツイッターで発言した。当時、アップル株はヘッジファンド株では最も人気の銘柄で、直後にアップル株は最高値をつける。

だが、その後の顛末はご存じの通り。四半期決算で相次いでアップル株はアナリスト予想を裏切った。ヒット製品欠乏症となり、ヘッジファンドが投げ売りした結果、アップルの株価は昨年9月のピークから4割近く下げている。

予想株価収益率などの株式指標から見て割高感のあった銘柄は、相場が調整する際の「鉱山のカナリア」的な役割を演じることになる。これらの銘柄は調整局面において、他の銘柄に先駆けて下げる銘柄とされている。ウクライナ出身の美人女優の株式投資ですらニュースになってしまうのは、神経質な地合いがゆえの理由がある
ようだ。

このようなニュース記事が発せられること事態が何かを暗示しているのでしょうか。「歴史は繰り返される」ということなのだろうか。

世の中は日々変化しています。特に技術の発展は目覚しく、そのサイクルも短くなっています。携帯電話などは次々に新しい技術が開発され、利用する側には使い方をマスターする前に新機種が出回ってくるという状況です。

このように世の中は大きく変わってきていても、あまり変わらないものがあります。それは「人間の心理」ではないでしょうか。その中でも特に「欲」の部分は太古の世界から何ら変わることがないように思えます。

人間には欲があるから成長し続けるのでしょうが、あまり欲を出しすぎると自らを崩壊させてしまうことにもなりかねません。先人の知恵にあるように「足るを知るべし」と言ったところでしょうか。

投資の世界も欲の世界です。投資の世界は「儲けたい、損をしたくない」という本能むき出しの、まさに「歓喜と絶望と欲」の世界です。

特に、投資の世界の「投資家の心理(欲)」は、世の中がどのように変化しようと、あまり変わらないような気がします。ということは「歴史は繰り返される」ということも当てはまるようにも思えますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。


『欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を忘るる。ちょっと、そこの人、そこのあなた、道を外れてはいませんか?』



   ≪ 相場には普遍の法則がある ≫
2013/11/02(Sat)

2013/03/23 のコメントです

今や投資ブームである。日経平均は安値から40%もの上昇となっている。このような中、投資家の皆さんの成績はいかがでしょうか。日経平均の40%上昇は平均値であって、先駆して上昇となった銘柄は、その2倍の80%以上の上昇を見せている。

複数銘柄に分散して売買している投資家においては、1銘柄ぐらいは持ち株が2倍になっている銘柄があってもおかしくない。今回の相場上昇では、少なくても日経平均上昇の半分、つまり、投資金が20%以上の成績となっていなければおかしい。それ以下では、投資姿勢に何らかの問題があると考えてよい。

今回の相場で利益を出せない原因の多くは、素直に相場について行っていないのが原因ではないかと思います。今までの、もちあい相場での癖が抜けず小幅な利食いで終わってしまっているのではないだろうか。

今までも何度か警告してきましたが、もちあいでは逆張りでの小すくいの売買が効率ではありますが、いったん相場がブレイクすると大幅な利食いができなくなると説明してきました。利益を出せない投資家は、相場についてあれこれ考えすぎでいるのではないでしょうか。相場の流れに素直についていけばよいのではないかと思うのですが・・・。

前回のもちあい相場で、小刻みに稼いできた癖が抜けず、今回の上昇でも上昇初期の段階で利食いしてしまい、現在は高くて仕掛け銘柄がないとぼやいているのではないだろうか。確かに現在は相場も高い水準にあり、押し目買いを狙っても押し目もない。ただ眺めているだけになっている。

今までうまくいった売買を手堅く利食いしようと考え利食いしてしまった。「手堅く利食い」は正しいのですが、うまくいっている売買を早めに、その芽を摘み取ってしまっては「損小利大」にはならない。ついに痺れを切らし、高値で飛びつき買いをして、今までの利益を吹き飛ばすことがないようにしたいものです。

ある投資技術書に、次のようなことが書いてありました。
もちあい相場では逆張りが有利である。利幅は少ないが的確に利益を積み上げることができる。一方、もちあい相場での順張りは、タイミングがすべて逆になり損が続くことが多い。しかし、もちあい相場はいつまでも続くわけではない。いずれ上か下にブレイクする。株価がもちあい相場から大きくブレイクすると、逆張りは、今まで稼いできた利益を全部吐き出してしまう。順張りは、そのトレンドに乗って大きく利益をあげることができる。と書いてありました。私もその通りであると思います。

今回、大きく儲けた投資家から「どのような売買手法で売買したか」と尋ねてみた。その大半は女性投資家で「システムの指示に従った」と言っていました。私も女性投資家が多いのにはびっくりした。持ち株が2倍以上になって、今でも持っているという。反対にあまり儲かっていない投資家には、理論派が多かったようです。

相場の勉強を一生懸命すれば、それに比例して、その収益も確保されるはずなのですが・・・。日本人は、まじめにコツコツ努力すれば必ずそれは報われると考えられています。しかし、相場の世界はあながちそうでもないようです。

「努力しても報われない」、これは間違った努力をしているからです。相場には普遍の法則があるのです。

「株式投資は長期にわたり継続して運用していくものである」
「相場は原因結果の法則で変動している」
「相場の確率(勝率)は50%前後である」
「損小利大の売買法でなければ絶対に利益は出ない」
「投資家の心理はいつも同じ」
「投資家の行動はいつも同じ」
「相場は少数派につかなければ儲からない」
「ブームはバブルである」
「追い風を自分の実力と錯覚するな」
「主観的、感覚的では相場は長く続けられない」

投資家は、これらの問題について考えなければなりません。



   ≪ 森を見てから木を見る ≫
2013/10/28(Mon)

2013/03/16 のコメントです。

株式市場は今までの鬱憤を晴らすかのように上昇しています。誰がこれだけの急上昇を予想していただろうか。このように「予想」はなかなか当たらないものです。今回の相場で儲けた人、乗り遅れてしまった人、早々に利食いし戻り待ちしている人、相場とは常に悲喜こもごもである。

今回のような上昇では「取れるだけ取る」というスタンスが正しいだろう。つまり、相場の流れについて行くところまで行くいうことです。利幅を決めての利食いや小幅利食いなどは、今回の相場展開には当てはまらないようだ。

取りたくても取れないときが多いので、取れるときは徹底的に取るという姿勢が正しいとなる。投資手法にこれが正しいという手法はないわけですが、明らかに正しいとは思えない手法はある。今回の相場のように、利幅を決めての利食いや小幅利食いなどはあまり正しい手法ではないように思えます。

もちろん、小幅な相場展開では、それらの手法も有効ではあると思いますが、投資の必勝法「損小利大」からみると、小幅な利食いは必勝法に反するのではないだろうか。だから、早々に利食いし戻り待ちをすることになる。相場格言には「戻り待ちに戻りなし」とある。

そこで、今回のような大きな上昇をどのように捉えれば良いかということになる。「それが分かれば苦労しないよ」と言われそうですが、私はこの問題を「その流れにおいて把握する」という考えの下に分析をしています。抽象的な表現ではありますが、この考え方を株価分析の基本としています。

「流れに掉させば流される」ということわざがあるように、やはり、流れに逆らっては「労多くして功少なし」となるのではないでしょうか。よって、その流れに乗った手法なり、売買法なりを構築すればよいのではと思っています。

では、この考え方を具体的にどのようにして投資に反映させていけばよいのだろうか、どのような手法で分析していけばよいのだろうか。

当欄で何度か説明していますが、流れに沿った売買の初歩中の初歩は「順張り」でしょう。さらに、流れに沿った売買とは、常に相場の変化に対応しながら売買するということです。以前に説明しましたように、テクニカル分析指標を常に固定した指標で運用するなどは、流れに沿った売買とは言えない。

相場変動を分析し、それらに応じたテクニカル分析指標を採用するなどの方法です。たとえば、現在の相場展開が急上昇であったとすると、これらを数値化し、テクニカル分析指標を組み込むなどします。相場展開が急上昇であれば、売買の回転が効いているので、テクニカル分析指標の日数を短めにするなどします。

つまり、相場全体の変動と個別銘柄別に分析するテクニカル分析指標を関連付けさせるわけです。これらの手法は、かなり高度な分析手法となります。

実際に、当研究所で提供しています分析システムには、これらの手法が採用されています。当研究所の「総合ヘッジ比率」などは、毎日全銘柄を検証し相場全体の変動を捉え算出しています。そして、これらの指数に基づいて、個別銘柄の分析指標に反映させています。

つまり、「森を見てから木を見る」という手法です。今は上り坂か、下り坂か。また、それは何合目なのか。このように相場全体を捉え、それらを踏まえてから個別銘柄を売買するという考えが正しいのではないかと思います。


○余談

当研究所では2台のパソコンが24時間稼動し「総合ヘッジ比率」やその他の指標分析を行っています。提供しています株価分析システムのデータは、すべて当研究所で分析を行い、その結果のみを提供しているため、日々の分析データの更新が遅くなるわけです。

先日、1台のパソコンがクラッシュしてしまい困ってしまいました。幸いにバードディスクは無事であったので助かりました。メーカーに修理を依頼しましたが、5年以上経過したパソコンは修理はできないとのことでした。やむなく、新しいパソコンを購入することになるわけですが、当研究所で使用するパソコンは、データ分析が膨大なため、一般のパソコンでは処理しきれません。

そのため、処理スピードの速いCPUやメモリーの増設など特別仕様となりますので、価格も一般のパソコンの数倍となります。良い仕事をするためには、やはり、良い道具が必要であると思っています。

パソコンがいつクラッシュしても困らないよう、重要なデータは常にバックアップをしておくよう心がけましょう。



   ≪ 段上げ ≫
2013/10/22(Tue)

2013/03/09 のコメントです。

株式市場は大きく上昇を続けています。同様に為替も円安が続いています。これらにより、金融市場も大きく変化しています。空売り規制の緩和も検討されているようです。投資市場は常に、本来あるべき姿(ファンダメンタルズ)から乖離しながら変動するものです。相場とは、上げ過ぎ、下げ過ぎが常に付きまとうものです。

株式市場が上昇しているものの「手持ち株は市場平均より上げていないなあ」と感じている投資家も多いのではないでしょうか。その原因は何であろうか。

3月8日の日経平均は315.55円の上昇となっていますが、一方、TOPIXは16.16のポイントの上昇にとどまっています。つまり、日経平均採用銘柄の上昇が大きいものの全体の上昇は日経平均ほどでもないことになります。もし、日経平均と同じくらい全体が上昇となれば、TOPIXは30のポイント以上の上昇とならなければならない。

日経平均採用銘柄以外の持ち株があれば、やはり、TOPIXの指標も見ておかなければなりません。TOPIX指標の方が市場全体を的確に表しています。私は、株価分析においては、そのコア(軸)としてTOPIXを採用しています。日経平均は採用しておりません。

一般に、株価上昇時には、二段上げ、三段上げなどと表現することがあります。これはどのような要因で起こるのでしょうか。

まず、相場上昇の初期段階では、最初に現物の小型株や値嵩株が買われます。これらは値動きが軽いため、少ない資金で効率よく値幅が取れます。これらの銘柄が一巡すると、次は中型株が買われます。この段階では市場も上昇傾向にあるため、先駆した現物の小型株や値嵩株は高値もちあい状態になります。

ここまでで小型株や中型株が買われ市場も高値水準となって、新たに買う銘柄がなくなります。そこでやむなく、値動きの重い大型株に向かうことになって、大型株が買われることになります。ここらあたりで、おおむね相場は高値を売ってフィナーレを迎えます。

しかしながら、相場の大幅な上昇にもかかわらず、その上昇に全く反応しない銘柄もあることも理解しておかなければなりません。このような銘柄は結構多いもので、市場が最高値となっても安値圏に放置されている銘柄は20〜30%はあるものです。相場に無反応の銘柄は構造的(ファンダメンタルズ)な問題が内在していることが多いようです。

三段上げは、小型株→中型株→大型株と買われる銘柄が入れ替わることにより生じる現象であると考えられます。三段上げとなれば、最初に上昇となった小型株や、その後に上昇となった中型株は高値でもちあい状況となるため、それらの銘柄を先駆して買った場合には、最後の大型株が買われて相場が上昇していても手持ち株は上がらないという現象が起きてくるのです。これらが「段上げ」のメカニズムです。

小型株、中型株、大型株の指標などもありますので、これらも参考にされると良いと思います。ただ、相場のことですから、常にこれらのセオリー通りに展開するわけではありませんが、ただ単に、日経平均だけを眺めているよりは、市場全体の動きを把握することができるのではないでしょうか。

相場には、上げ過ぎ、下げ過ぎは必ずあります。「万事は、必ず正しきに帰するものである」とあるように、異常な変動もいずれ是正され正常なポジションに回帰するものですから、これらの対処についても常に頭に入れておかなければなりません。


「総合ヘッジ比率」について

日経平均は、2月初めから中旬にかけて高値でのもちあいとなり、高値を打ったかと思われましたが、そこから切り返し、さらに上昇となっています。この推移を当分析システムの「総合ヘッジ比率」と比較してみると、2月4日に買いポイントが81.3の最高値付け、その後、日経平均も高値でのもちあい状態になりました。

総合ヘッジ比率は、2月18日に35.6ポイントを付けたため下降トレンドに入ると思われましたが、すぐさま切り返し、3月8日に79.0ポイントを付けています。

以上のように、総合ヘッジ比率はおおむね市場の変動をとらえていると確認できます。よって、買いと空売りの資金配分を総合ヘッジ比率に従って行えば、相場変動に応じた売買ができるのではないかと思います。



   ≪ ファンド ≫
2013/10/18(Fri)

2013/03/01 のコメントです。

投資市場が活況となっています。株式市場では、売買代金全体に占める個人投資家の割合が30%台に達したともいう。活況というより、今までの低迷との比較感から感じるものであるが、個人投資家の参入により出来高が増加し、まさに市場が動き出したといってもよいでしょう。個人投資家の運用の60%は信用取引であるという。

今まで冬眠していた投資家も周りの騒がしさに目を覚ましたようです。アベノミクスともてはやされて日経平均株価が2000円以上上がってから「私も株やってみようかな」と思う雰囲気があるようです。

しかし、周囲の雰囲気に飲まれ新規参入者が動き出すころには、どんな上昇相場であっても値上がり幅の半分以上はもう終わっているものです。しかし、投資雑誌やニュースで、周囲の人が儲けた様子を見て、聞いて「今からでも投資しないと儲け損なうかも」という焦りが、投資初心者や冬眠していた投資家を投資に誘います。

出遅れた投資家は、相場がピークを打って値下がりしてきた時も持ち株を手放すことはできません。「今売ると儲けが出ない。もう少し利益が出てから・・・」「今売ると損が出てしまう」などと自問自答してなかなか決断できません。投資とは将来に対して行う行為ですが、すでに周りが騒ぎ出してから乗り出すのは少々遅きに失するのではないでしょうか。

また、タイミング良く安値圏で仕掛けたものの、相場上昇となり「やっぱり、読み通りだった」と満足するも小幅で利食いし、その後の大幅な上昇を指をくわえ恨めしそうに眺めているのでは・・・。

いずれにしても、相場は一筋縄では行かないものです。しかし、いつも後追っかけをする人は投資ではあまりうまく儲けられません。

しかしながら、自分が直接行う投資活動においては失敗も多いのですが、その失敗により何らかの教訓を得ることも多いのではないでしょうか。その経験や教訓が、のちに投資家を成長させるものです。

ところで、投資における「ファンド」や「ファンド・マネージャー」という言葉をよく耳にしますが、はたして、その実態はどのようなものなのでしょう。

ある私の友人が南米のファンドを購入した。彼いわく「このファンドは毎月分配型で、金額はさほどではないが毎月配当があるんだよ。結構小遣いになるよ」と満足そうに話していた。

その後、ファンドが満期になった。戻ってきた金額は差損が出ていた。詳しく調べてみると、その差損は、今まで配当を受けた金額を足しても埋められなかった。結局は損を出した。毎月配当がもらえるとの甘いささやきに乗ってしまったのだろう。タコ足配当をしていたのではと疑いたくもなる。

「ファンド・マネージャー」とは、いわゆる機関投資家などにおける資産運用の担当者のことである。ファンド・マネージャーは、投資家から資金を集め、その資金の運用を担うのであるが、いかに多くの資金を集めるかにその手腕を発揮する。

一般に、ファンド・マネージャーの収入は、まず、集めた資金の1〜2%の手数料を取る。1〜2%の手数料であっても1000億円も集めれば相当な収入になる。さらに成功報酬として10〜20%を得ることができる。

成功報酬として10〜20%を取るのだから、運用に失敗した時はどうなるのか。たとえ、運用に失敗しても今まで得た成功報酬を返還することはない。つまり、ファンド・マネージャーには、金銭的なリスクはないということになる。投資の世界はリスクとリターンなのであるが、ファンド・マネージャーにはリスクはない。もし、ファンド・マネージャーにリスクがあるとすれば、それは、投資家からの「恨み」である。

そのリスクは誰が負うのかということであるが、それはもちろん投資家である。ファンド・マネージャーと投資家では、リスクとリターンのバランスが取れないじゃないかと疑問も沸くが、実際に、これがファンドやファンド・マネージャーの実態なのです。

このような話も聞いた。米国で、ファンド・マネージャーが投資金をかき集めて運用し、莫大な手数料や成功報酬を得て、いざ運用が上手く行かなくなると、ファンドをクローズして解散してしまう。そのファンド・マネージャーは、地中海の豪華な別荘で休暇を過ごし、ほとぼりが冷めたら、また舞い戻りせっせと投資金集めに精を出しているという。

ちなみに、ここでの話は、欧米のファンド・マネージャーの話ではあるが・・・。

このような実態を見ると、やはり、多少失敗しても自分の資金は自分で運用するべきであると思いますが、皆さんいかがでしょうか。


『欲しい物があったら必ず自分で取りに行け。ささやき、甘言はすべて拒否せよ。
 外部のすすめで失敗すると「恨み」だけが残る』



   ≪ if〜then〜 ≫
2013/10/15(Tue)

2013/02/23 のコメントです。

以前にもコメントいたしましたが、昨年中盤のもちあい相場では多くの投資家が苦戦を強いられ退場していったのは記憶に新しい。結果論ではありますが、もう少し頑張っていればと思いました。

投資市場は、短期的には内部要因によって変動するものです。たとえば、株価が下げて信用の買残が減少し、売残が増加すれば取り組み比率も接近し、株価上昇の条件が整い、きっかけ待ちのスタンバイ状態となります。

また、信用の評価損益率がマイナス20%にもなれば、しこり玉の整理がついたことを意味します。このように株式市場は、短期的には市場内部要因により需給関係が発生し、必ずバランスはとれるものなのです。短期売買を行う投資家は、このことをしっかり理解しておいて欲しい。

これらを注意深く観察していれば、たとえ、もちあい状況に苦しんでいたとしてももう少し頑張りがきいたのではないかと思います。手持ち株の評価だけで判断してはいけないということです。公開された指標で判断するべきであるということです。

「あきらめとは、成功一歩手前のことを言う。人生に失敗した人の多くは、あきらめた時に、どれだけ成功に近づいていたのかに気が付かなかった人たちである」。これは、今回の相場を如実に表している。「負と正は反転する」ものなのです。

さて、今回のテーマであるテクニカル分析において、何が一番重要で、どのような分析法でアプローチしていけばよいのかについて解説したいと思います。

すでにご存知のように、私は今日まで株式投資をテクニカル分析のみで行ってきました。長い道のりではありましたが、私なりにおぼろげながら一筋の道が見えてきたような気がしています。

そして、テクニカル分析において、ある程度の結論を見出したのです。聞いてしまえば、何だそんなことかと思われるかもしれませんが、何事においても、その心理というものはシンプルなものなのです。シンプルがゆえに難しいとも言えます。株式投資だって売りと買いしかないシンプルなものでしょう。

私は、テクニカル分析のテクニックは「if〜then〜」にあると考えています。「if〜then〜」とは、コンピュータプログラム言語の文法なのですが、これは条件分岐といって「もし〜の条件が満たされたら、〜を実行する」という意味です。

簡単に言えば「株価がこのような条件が満たされたら買いに入る」、または「株価がこのような条件が満たされたら空売りに入る」と言うことになります。

これはテクニカル分析の基本であり、また、その極意は、この「if〜then〜」にありと言っても過言ではありません。

たとえば、移動平均線を利用し分析を行うとします。この時、移動平均線を何日線で採用するか決めなければなりません。皆さんは、移動平均線を何日線にするかをどのように決めているのでしょうか。一般に利用されている75日線、25日線ですか、それとも200日線ですか。

現在の株式市場のように、日経平均以上の値上がりを見せてる銘柄があります。一方、現在の市場に我関せずと、底値で這っている銘柄もあります。これらの両極端な銘柄を同じ指標(移動平均線など)で分析しても良いものでしょうか。

直感的に、急騰している銘柄を分析するには、やはり短期的な分析指標の採用となります。また反対に、変動のない、底練り状態の銘柄であれば、やはり中期的な分析指標の採用となるでしょう。

もし、1ヶ月で○%の上昇があった銘柄は、○日の分析指標で分析する。つまり、「if ○%の上昇があった then ○日の分析指標」ということになる。テクニカル分析の究極は、いかに正しく「if〜then〜」を構築するかということになるのです。

いくつかの「if〜then〜」に照らし合わせ、その条件の下に結論を下すのですが、理想的には、これらの作業を毎日、持ち株なり、注目株で行うわけです。大変な作業になりますが、表計算ソフトなどに組み込んで行えば難しいものではありません。こうなれば株式投資も事務処理をするがごとく淡々と売買が可能です。ただ、面白みはありませんが・・・。

「if〜then〜」の条件を満たすためには、常にバックテストを行い、その裏付けを取る作業を行わなければなりません。これらによって、現在の相場状況に合った指標を導き出すのです。仕事としては、こちらの方が手間がかかるかも知れません。

株価に変動があったら、その変動は「if〜then〜」のどの条件に当てはまるか検証し、その条件に基づいた行動をとる。テクニカル分析とはそれだけのことなのです。だから私は感情移入せず売買ができるのです。

株価が変動しているのに、いつも固定した指標で売買しても儲かるはずはありません。「相場とは、その流れにおいて把握する」ことが正しいのです。このことをしっかり頭に入れておいて欲しい。


余談になりますが、先般ご希望された方に「よしお君の迷言集」をお送りいたしましたが、この一部の「よしお君の独りよがり迷言集」には、私が体験した投資における極意(投資に対する考え方や取り組み方)がすべて網羅されています。

ただ、その表現が間接的表現であるため気が付かない方も多いのではないかと思います。たとえば「世の中、諸行無常。永遠なものなどない。常に変化してやまない」などは、相場は常に変動しており、固定した考えや固定した指標では捕らえられませんよ、という忠告となっています。

「大知は愚の如し。知識が増えれば増えるほど社会性は失われる。知識は理論であり、社会は実践の場である。頭でっかちではバランスを失う」は、知識や理論だけでは勝てませんよ。実践で勝てなければ意味がないということです。

「自分の器以上の金は動かせない。器以上の金を動かせば、いずれ自分の金とともに回収されてしまう」は、あまり、レバレッジをかけすぎると最後にはスッテンテンになってしまいますよ、ということです。

「逃げては何も残らない。逃げてもまた元のところに戻るだけ。逃げずに困難に立ち向かえ」は、損切りするのがいやで逃げ回ってもダメですよ、ということです。

「自由とは素晴らしい。しかし、規制のない自由は暴走し、崩壊を辿る」は、株式市場は自由市場であるが、そこに明確な自己ルールがなければ最後は崩壊しますよ、ということです。

「己のほかに敵はなし。向かう敵は自分だけ」は、投資の世界も結局は自分との戦いですよ、ということです。

「追い風を自分の実力と錯覚するな。追い風はいつか逆風となる」は、たまたま儲かったのを自分の実力と錯覚してはいけない。実力があれば逆風であっても儲かるはずである、という意味です。

「禍も、やがて明日の幸いをもたらす前兆である。なぜなら、万象は流転するものであるから。時に、大きな喜びの前には、苦しみが伴うものである」は、私が一番好きな言葉であり、苦しいときに、この言葉を信じて頑張ってきました。

等々・・・。

以上のように「よしお君の迷言集」には、私が長年体験してきた株式投資に必要な心構えや対処法、投資家心理、投資の本質などがすべて記載されています。本書を熟読いただければ、必ずや投資における何かが見えてくるのではないかと思います。



   ≪ 悲喜こもごも ≫
2013/10/09(Wed)

2013/02/16 のコメントです。

1936年の創刊以来、日本株投資家のバイブルとされてきた「会社四季報」の新春号(2012年12月発売)が、在庫切れの状況にあることがブルームバーグ・ニュースの調べで分かった。昨年11月以降の相場上昇を背景に、個人投資家が市場に回帰、株式投資熱が盛り上がっていることを示す象徴例だ。

衆院解散宣言があった昨年11月14日以降、安倍自民党政権の誕生や日本銀行の積極的な金融緩和策実施への期待が高まり、TOPIX は2月12日までに34%上昇。東京証券取引所が公表する投資部門別売買動向によると、外国人の買いと並び個人の売買も活発化し、日本株の売買代金に占める個人のシェアは昨年11月の22%からことし1月には31%に上がった。ネット証券最大手のSBI証券の公表データでは、1月の同証経由の月間売買代金は7兆6142億円と、昨年12月の1.9倍に膨らんでいる。

大手証券会社の間でも、個人投資家の日本株への回帰現象が見られる。同証が12月に全国177店舗で行った日本株に関するセミナーには約5万人の応募があり、前年に比べ応募者数は約8割増えた。180人のスタッフを抱える同社コールセンターでは「個人投資家からの問い合わせが増え、電話が鳴りやまない状況」で、2月の問い合わせは11月と比べ約1.5倍という。

日本橋・兜町で金融関連の書籍を専門に扱う書店では、チャート分析の週刊誌や株の専門書も良く売れており、「これだけ売れているのはライブドア・ショック前の05年の相場以来」と言う。ちなみに、今、中国で一番売れている本は、『旧体制と大革命』という本が広く読まれているらしい。フランス歴史家が書いた本で、その内容は、フランス大革命の特徴や原因に対する考察である。余談でしたが・・・。

以上が、最近の株式市場を表すニュースですが、投資家の皆さんは、これらのニュースをどのように感じたでしょうか。

反面、投資における失敗についてのコメントも多く掲載されています。その一例を紹介しましょう。

儲からないのは心理的作用が大きい?
「人間は儲かった時の喜びよりも損した時の苦しみが大きいため、どうしても利益確定は早く、損切りは遅くなる。利益が小さくなる反面、損失が拡大する傾向が強いので、最終的には儲からない人が多いのです」

FXで800万円損失主婦「主人にばれたら間違いなく離婚」
本当にどうしたら良いのでしょう……。とにかく早く損は取り戻したい。でも、大きく損をするのが怖いので、常にポジションを持って、1万円の利益が出たら、その時点で細かく利益を確定させています。それでも損を全額取り戻すのに、かなりの時間がかかってしまいます……。気持ちは焦るばかり。それと、損をしたときの対処法がよく分かりません。今は、ポジションを持って損が出た時は、ただひたすら損が回復するのを待っています。損切りは嫌いです。
これでも、以前は大きく儲かったこともありました。やはり英ポンド/円でトレードしたのですが、1か月間で100万円も含み益が出たことがあるのです。ただ、「もっと儲かるかも?」と色気を出して利益を確定させずにいたら、09年に英ポンドが暴落して、それまでの利益をすべて吐き出したうえ、400万円もの損失を抱えることになってしまいました……。その後も、トレードを繰り返していきましたが、そのたびに損失が膨らみ、今では800万円もの損失を抱え込んでしまった次第です。

21歳のフリーターですけど
最初に給料1ヶ月分10万円を口座に入れて大敗4200円程になってしまいました。そして今日アコムから20万借りてポンド円をショートしてたんですがマイナス18万また負けました。絶望すると怒りっていうのは出ないんですね。何故か死にたいって思うことはなかったです。

親の金を使って
26歳のニート男性が親の金を使ってFXで2000万円(3000万円説も)をスッてしまい、「出ていけ!」と怒られる。この男性が今回は3万円を親から借りようとした結果、父とケンカになり、首を爪で引っ掻かれ流血しました。

FXで大損  主人に言うべきでしょうか
2歳の子がいます30代前半専業主婦です。8月頃からFX(外国為替保証金取引)を始めました。が、ズブの素人であり投資というものをした事のなかった私はこの3ヶ月で300万損してしまいました。主人も若い頃は株で損した事もあり(現在も少しやっているよう)投資の難しさはわかっており、私に対して性格上向かないと思うから止めた方がいいと言われた事があります。主人の方が全然分かっていて、恥ずかしながら私は本当に甘く考えてました。


投資の世界は、人生と同じように喜怒哀楽の世界でもありますが、特に投資の世界は「歓喜と絶望」が如実に現われる世界でもあるのです。もう少し、足が地に付いた取組が必要となってきます。

そこで私からも一言。「大衆に迎合するなかれ。行列には並ぶなかれ。何も考えずに行動する烏合の衆となるなかれ」



   ≪ 永遠のテーマからの開放 ≫
2013/10/07(Mon)

2013/02/09 のコメントです。

市場の過熱感を示すシグナルとして信用評価損率の改善が話題になっています。信用取引で株を買った投資家の評価損益の度合いを示す数値で、通常はゼロからマイナス20%程度で推移しています。

しかし、日経新聞が30日発表の東証のデータを基に算出した三市場の評価損率は5.28%とプラスに転換した。1973年からのデータで最も高い数字であるという。信用評価損率のプラスは異例のことであり、相場の強い過熱感を示すとある。

これまでの調整は値幅、日柄ともに小規模にとどまり、日経平均の200日移動平均線とのかい離率が21%を超えるなど、テクニカル面での過熱感は一向に収まっていない。

もちあい相場であれば信用評価損率のプラスは天井のサインだが、評価損率のプラスは過熱感も示すが、同時に個人投資家の資金状態改善も示唆することから、個人の回転売買の加速も期待できるという意見もある。

また、証券アナリストなどの意見では、過熱感が強く短期的には調整に入る可能性も大きくなってきているが、信用評価損率のプラス転換などをみれば中期的には一段高が期待できる状況となってきたとの見方を示しているとの意見もあるが・・・。

証券アナリストや評論家などには相場動向に係わらず、結果を見てからの講釈が多い。そして、必ず万年強気派と万年弱気派に分かれる。これらは本人の性格からくるのだろう。本来、評論する立場においては客観的な数値に基づいて、中立的な立場から発言するべきであると思うのだが、人間である以上このあたりの兼ね合いが難しい。

また、分析手法においてもテクニカル派、ファンダメンタル派に分けられる。主流は、やはりファンダメンタル派であろう。レベルの高い投資理論書には、ほとんどテクニカル分析の話は出てこない。ファンダメンタル分析は理論的で誰にも納得できるため主流となるのも理解できる。また、ファンドなどを売り込むためにも説得しやすい。

反面、私の分析手法はテクニカル分析オンリーであるため反主流と言える。反主流は私の性格に起因するものであり、常識的な世界では受け入れられないようだ。

私はファンダメンタル分析を否定しているわけではない。投資の目的は収益を上げることであり、コンプライアンス(法令遵守)を守り、他人に迷惑をかけなければ、どのような手法であっても儲けた手法が正しいとなる。よく言われている「強い方が勝ったのではなく、勝った方が強いのである」という理論です。

私が強く言いたいのは、テクニカル分析もファンダメンタル分析も両方とも徹底的に研究して、そして優劣を付けて結論を出したのであれば、それは評価する。しかし、テクニカル分析の研究もせず、大学を出て証券アナリストの資格を取って即、経済記者やアドバイサーになって、テクニカル分析の否定や自分の投資理論を振りかざしても、実体験のない状況では片手落ちではないかと思う。「大知は愚の如し」である。

ご存知のように、ファンダメンタル分析の基本は「長期投資」がベースとなっている。私も長期投資で挑むのであれば、やはり、ファンダメンタル分析の研究を行ったであろう。しかし、私は短期売買派であるため、どうしてもテクニカル分析になるのも必然ではないだろうか。

私の研究も、そろそろ最終段階に入ってきたことを実感しています。私も投資初心者時代には投資の世界に大いなる夢を抱き参入したものの、理想と現実のギャップに、もがき苦しみ精神もボロボロとなってしまいました。そして、何度も何度もやめようかと思いました。

冷静になり、何がいけなかったのか、何が間違いだったのか考えました。その結果「私は相場には向いていない」という結論に達しました。しかし、何か方法はあるだろう、何か生きる道があるだろうと自問自答を繰り返しました。そのような暗中模索のなか、図書館通いをして自分探しをしながら3年もの月日が過ぎました。

そこでできたのが「不平不満を言わず、与えられた環境の中で最大限の努力をする。これをべストを尽くすという」の語録です。

そして出した結論が「テクニカル分析」と「システム売買」だったのです。この結論を出すためにかなりの時間を要しました。その後は、何度も壁に突き当たったり、悩みもありましたが、一貫して、その姿勢や方向性は変わることはありませんでした。今では、自分の投資手法に迷いはありません。大げさかもしれませんが、私ほどテクニカル分析を研究した人はいないのではないかという自負もあります。

私の投資に対する考えは、笑われるかもしれませんが「売買の完全なるシステム化」にあります。経済ニュースも見ない、投資情報も一切無視、企業業績も検証しない、相場予想もしない、投資に関する情報は一切無視して、システムの出す売買サインをそのまま発注し売買して、収益が積み上がるという手法です。そこに人間の主観や判断を一切入れず、何も考えないで売買するという常識はずれの投資手法です。邪道と言われるかもしれませんが、現在の私の売買は、それに近い手法で日々売買を繰り返しています。

私はこれらの手法で、投資家の永遠のテーマであり、また永遠に解決できない「感情のコントロール」から開放されたのです。そして「私は相場には向いていない」ということからも開放されたのです。

私は株式投資を生業としています。そのため一般的な売買と異なることはやむを得ないと思っています。たとえば、どのような相場展開でも収益を上げなければならないということ。これは、先の分からない相場展開でも、ある一定の投資金を運用していかなければならないことになります。

そのためには、どうしてもリスクヘッジが必要となってきます。すでにご存知のように、私のリスクヘッジ法は、ヘッジ比率に合わせながら買いと空売りの両建てで売買する手法です。相場変動に係わらず、ある一定の資金を保持しながら運用し、一定の収益を継続して上げるには、現在のところ、この方法以外にはないと考えています。短期売買においては、もし、この手法(考え方)以外に良い方法があれば、誰か教えていただきたい。私は聞く耳を持っていますので、良い方法(考え)があればシミュレーションしてみたいと思います。

私は、相場で勝負はしません。勝負するから負けるのです。大儲けの後には、必ずそのしっぺ返しがくるものです。それは「追い風を自分の実力と錯覚するな。追い風はいつか逆風となる」ということです。

私の考え方や投資手法は万人向きではないことは十分承知しています。しかしながら、投資の世界に限らず、一般社会においても自分の専門分野を持つことやスペシャリストになることは自分の自信となって、やがて認められる時がくるはずです。

失敗すること、嫌われること、批判されることを恐れず、雑念、雑音を排除し、強い意思を持って自分を信じて行動することが、のちに自分に大きなプラスとなって帰ってくるのです。これは私が相場から学んだことです。

『自分を信じ、魂の底深き願いの達成に邁進せよ』



   ≪ 自戒の念 ≫
2013/10/03(Thu)

2013/02/02 のコメントです。

株式市場は出来高増加とともに上昇となり、リーマンショック後の高値となっている。ここにきて何かと周りが騒がしい。昨年は誰も株式市場など見向きもしなかったのに・・・。株式投資は「安いところで買って、高いところで売る」ことが基本であることは周知のとおりですが、現在の水準を安いと見るか高いと見るかは、投資家自身の判断に委ねられるところです。

内部要因的には、出来高は高水準で貸借倍率は3.5倍となっている。一方、評価損率はプラスの水準となった。これは、信用買いで取引している投資家の平均的な損益率であり、近年にない水準となっています。信用買いの投資家には嬉しい限りでしょう。

信用買いの投資家は、現在の相場上昇を読んで信用買いをしたのか、それとも、たまたま追い風に乗っただけなのか。これらの違いは、今後の投資成果によって答えが出ることになります。

現在の上昇相場は、今後の景気回復の期待感からくるものですが、これらは為替相場にも同じことが言えます。景気には「気」の部分も多く含まれ、みんなが、これから景気が良くなるだろうと期待すれば、それだけで景気動向にもプラスに働くものです。

私の語録に「商機とは時代背景を読むことなり。時代背景に逆行し努力しても労多くして功少なし。ただ、時代の変化は早い」とありますが、これはビジネスチャンスとは、その時代背景を読まなければならないという意味です。

これを株式投資に当てはめると「時代背景」は現在の相場状況を表します。つまり、上昇相場に乗って稼げるだけ稼ぎましょうということです。10%で利食いなどと考えていては、そのチャンスを失ってしまうことになります。

ただ、「時代の変化は早い」とあるように、相場もいつ急展開するか分からないので注意しましょう、ということです。また、「時代背景に逆行し努力しても労多くして功少なし」は、逆張りを意味します。流れに逆らって逆張りなどしようものなら徒労に終わってしまうことを意味します。

また、語録に「自由とは素晴らしい。しかし、規制のない自由は暴走し、崩壊を辿る」とあります。これを株式投資に当てはめてみると、株式市場は自由市場であり、どの銘柄をどのくらいの株数を売買しても自由です。そして、追い風に乗って儲かっている時はどんどん資金を追加して投資金を膨らませます。

「追い風を自分の実力と錯覚するな。追い風はいつか逆風となる」との語録もあります。そこに明確な自己ルールがなければ、いずれ暴走し崩壊を辿るとの警告を発している内容です。

常々申し上げていますが、投資において一番難しいことは「感情のコントロール」にあります。このことが私が一番苦労したところで、今でも解決できないでいる問題でもあります。その対策として、その時々に感じたことや改めなければならないことなどをメモして、何度も読み返し自己改革に取り組んできました。

「よしお君の迷言集」の語録には、私が30年以上にもわたる投資体験の中から自戒の念を込めて書き記した内容であり、その語録の内容を投資の世界に当てはめながら熟読いただければ、少なからず投資のお役に立てるのではないかと思います。


追伸
「よしお君の迷言集」につきましては多くのご感想を頂きました。ありがとうございました。そこで、一通の感想文をご紹介いたします。

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「よしお君の迷言集」を読んで、

こんにちわ、照沼さん。お世話になります。
過日は「よしお君の迷言集」をお送りいただきありがとうございました。
遅くなりましたが、感想を。

私は、50代後半で今までにも相場で辛酸を舐めてきました。
いやぁー、味のある言葉でした。
何度も何度も噛み締めるように読み返しました。
どの言葉にも、それなりの過去が当てはまりました。
まさに相場は自分の心の鏡のようですね。
相場に結論がないように、
私も自分を見失うことのないように相場に謙虚に向かいたいと思っています。
心にしみるお言葉でした。

照沼さんの本は4冊持っています。
私は技術者あがりなので、テクニカル的なことが好きだったんですが、
小手先のテクニカルを考えなくなってから
精神的に楽になってきました。
これからもいろんな形で発信していってくださいね。
楽しみにしています。
お体に気をつけて、これからもご活躍くださいませ。
ありがとうございました。
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「よしお君の迷言集」をお送りいたします。(無料) お申し込み下さい。



   ≪ 利大 ≫
2013/10/01(Tue)

2013/01/26 のコメントです。

最近の投資成果はいかがでしょうか。昨年末の私のコメントに「来年儲からなければ株は止めたほうがいい」とあります。塩漬け銘柄は別として、直近の売買で収益なり評価益を上げていないようでは、考え方なり投資手法なりに問題があります。

投資の世界は結果的に儲けた方が勝ちの世界です。しかし、それはそれとして、やはり投資の世界は、その勝ちの継続性が求められます。これは勝率の問題ではなく、収益の継続性という意味です。

長い投資活動の中で、仕掛けてから2倍以上で利食いしたことが一度もない投資家がいます。もちろんデイトレードなどは別として、一般的な売買においての話です。

そのような投資家に話を聞くと、ほとんどの投資家が「利食いは素早く」と言います。利が乗ったらすぐに決済してしまうのでしょう。また、同じ投資家に、損切りはどうしていますかとたずねると「様子を見ながら」と言います。

このような投資家はまず儲からないでしょう。なぜなら投資の基本原則から外れているからです。なぜであるかは皆さんはすでにご存知であると思います。

極論ですが、私は、持ち株が2倍以上となる可能性のない投資手法は間違っていると考えています。2倍ところか3倍、4倍となる可能性のない投資手法は間違っているのです。長期投資で何年も持続していて、たまたま2倍になったという場合も別の話となります。

2倍以上となった銘柄の期間は、おおむね半年以内での話です。株価チャートを見ればこのような銘柄はいくらでもあります。

私は、投資した銘柄すべてが2倍以上にならなければいけないと言っているわけではありません。その可能性を論じているのです。たとえば「利食いは10%と決めている」などは、2倍以上になる可能性は全くないわけですから、このような投資手法では継続的に儲けることはできません。

たとえば「仕掛け後に上昇となって、その後の高値から10%下げたら決済する」という手法であれば、可能性としては、2倍、3倍となることもあるはずです。また、分かりやすいたとえでは、株価が上向きの移動平均線を下回らない限り持続するという手法でも、2倍、3倍となる可能性があります。

要するに、利益を大きく取れる可能性のない投資手法は間違った投資法ですよということです。もちろん、実際には大きく取れないことが多いでしょうが、その可能性まで否定するような投資手法は継続的に収益を上げることができないということです。

結局は「利大」と言うことになります。何年投資活動をしていても未だに収益を上げられないのは、投資手法が「利大」となっていないためです。今回のような強烈な上昇局面でも小幅な利益で甘んずることになります。そして、下げ相場では、底値までトコトン付き合っているのです。

大きく取れる相場は決して多くないのですから、取れるときに取っておかなければ、もちあい相場などになったときに耐え切りなくなります。そのためにも、利益を限定するような投資手法は間違っていることになります。

投資手法は投資家の数ほどあると言われています。どのような投資手法でも良いのですが、その基本は「利大」とならなければいけません。


追伸

当研究所の株価分析システムをダウンロードしたときに正常にダウンロードできないことがあります。これは、ウィルスソフトなどによりファイアー・ウォールがかかり通信が遮断されているためです。

これらを解決するには、ウィルスソフトの「設定」において、当株価分析システムの「解除または除外」を行わなければなりません。これらの方法については、当研究所のホームページに記載されていますので参考にしてください。

最近のウィルス蔓延により、各セキュリティーソフトのウィルスチェックがより厳しくなっているようです。そのため、システムなどをダウンローとする際に、メージャーなシステム以外はすべてセキュリティーにより排除されてしまうようです。

当研究所の株価分析システムをご利用のユーザは限られていますので、分析システムなどをダウンローとする際に排除されてしまうこともあります。困ったことです。



   ≪ NT倍率 ≫
2013/09/23(Mon)

2013/01/19 のコメントです。

最近の株式市場動向は、株価上昇に伴い投資に興味を持った個人投資家が急増しているとのことです。その原因として、米国の景気回復、日銀の金融緩和、政権交代などがあげられますが、それに伴い国民の投資意欲も急増していることがファイナンシャルアカデミーの受講生数で顕著に見受けられるという。

また、信用取引における新制度で、岡三オンライン証券の個人投資家の信用取引の約定金額が2.5倍に膨れ上がったという。信用取引相場が2012年に比べてかなり活況のようです。

さらに、松井証券では、口座開設数が日に日に増加しているという。また売買代金ベースでも、通常の現物取引と信用取引の合計に比べて、信用取引の比率が増加しているという。

以上のように、株式市場は株価が急上昇、出来高も倍増し活況を呈しています。昨年中盤の低迷がウソのようです。このように投資市場は、結果としてバランスの取れたものとなるのです。

最近の株価上昇で収益を上げられた方も多いと思います。昨年のもちあい期の損失を埋め、なおかつ、評価益となっているのではないでしょうか。悪くてもトントンではないでしょうか。

もし、現在でも大きな損失を抱えているようでは、そこに何か問題があるのです。たとえば、投資の基本を理解していない。基本は分かっているが実行できない、など、どこかに何かの問題があるのです。

間違っても「相場か悪い」などと言っているようでは投資家たる資格はありません。相場が悪いのではなく自分が悪いのです。戦う相手は相場ではなく自分自身なのです。「己のほかに敵はなし、向かう敵は自分だけ」と、語録にあります。

相場の上昇を見て「相場は上がっているのに、手持ち株はいまいちだなあ」と思っている投資家も少なからずいるのではないでしょうか。当然です。相場が上昇したからといって、すべての銘柄が平均的に上昇するわけではありません。今回の上昇でも、日経平均と同じように上昇となったのは全銘柄の三分の一程度でしょう。

「NT倍率」をご存知でしょうか。「NT倍率」とは、「N」が日経平均で「T」がTOPIXとなり、NをTで割って計算した指標です。日経平均がTOPIXの何倍になっているかという指標です。NT倍率が高水準ということは日経平均がTOPIXに比べて割高ということになります。

現在のNT倍率は12倍程度で、10年以上前のITバブル期の水準になっています。以前のNT倍率は平均で10倍程度でした。これらは、日経平均の銘柄入れ替えなどが作用していることもありますが、現在のNT倍率は非常に高い数値であると言えます。

投資においては、主観に頼らず必ず数値で判断するべきです。NT倍率や信用取組、取組比率、評価損率など、公開された数値をもとに判断を下すべきです。

投資市場は多くの参加者がいるため、必ずどこかでバランスは取れるものです。我慢するか、付和雷同するか、それらは投資家自身が決めることです。


追伸、
先般の「よしお君の迷言集」には多くのお申し込みをいただき誠にありがとうございました。「よしお君の迷言集」をお読みいただきいかがだったでしょうか。ご感想が少なかったことに少し戸惑いを感じています。

「やはり、一般的ではなかったからだろうか」「すでにご存知の内容であったのでは」「自分には合わないと思ったのだろうか」「やはり、独りよがりだったのでは」・・・などと思いをめぐらしている今日このごろです。



   ≪ 初春 ≫
2013/09/01(Sun)

2013/01/05 のコメントです。

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、株式市場は昨年中盤は長い往来相場で散々苦労をしましたが、休養十分となり、エネルギーも蓄積されたため、昨年末より上昇となってきました。今年も引き続き上昇が継続され、投資パフォーマンスの向上となればよいのですが・・・。当研究所の株式分析システムは、トレンドが発生すれば収益の向上が計れるというシステムであるため、今後の投資収益に期待したいところです。

市場のもちあい状況からの急騰をテクニカル分析から判断すると、短期的な上昇となったため目先的には、かなり過熱的な指標となっています。信用取引における貸借倍率(株数ベース)は2.73倍、評価損率は5.09となって過熱状態です。

現在の株式市場は、政権交代による期待感、金融緩和期待、為替の円安、米国の「財政の崖」の解決予想などの外部要因によるものと考えられます。よって、今後の株式市場の展開は、内部要因(テクニカル的要因)と外部要因の綱引きになると思われます。これらを考慮された上で注意深く売買していただきたい。

話題は変わりますが、昨年末の最終コメントに、私の語録をいくつかご紹介いたしました。これらのコメントに対して、思いがけず多くの賛同メールを頂きました。とても嬉しく思いました。

これらの語録は、私が相場を始めてから現在まで、その時々に感じたこと、体験したこと、苦しいときの自分を励ます言葉などを書き記してきました。その語録が現在で155項目となっています。

語録の内容は、一般的な語録ではなく、相場の世界から見て感じた内容であり、かなり常識からかけ離れた内容もあります。たとえば「沈み行く者に手を貸すな。貸せば自分も沈む。つまらない情けはかけるな」など、一般常識から見ればネガティブな厳しい内容の項目もあります。

相場の世界は、一般社会とは異なり欲と歓喜と絶望の世界でもあり、相場は人間の本能の部分まで揺さぶるような世界でもあるのです。そのため、一般的な常識やノーマルな考えなど通用しない世界なのです。であるため、上記のような非常識的な内容も含まれてくるのです。どん底から這い上がるためには、時として、このような考えも必要となってくるわけです。

すでにご存知のように相場の世界は苦悩の連続です。そのような世界で生き抜くためには、どうしても強靭な精神力が必要となってきます。私は今まで体験した苦悩や悩み、ジレンマ、苦痛などを解消するため、このような語録を作成し、そして何度も読み返し、自分に言い聞かせて精神の安定を計ってきたのです。そして、どん底から這い上がってきたのです。

これらの語録は「よしお君の迷言集」として小冊子(手作り)にまとめてあるのです。今回、この「よしお君の迷言集」を、よろしければ投資家の皆様にプレゼントしたいと思います。「よしお君の迷言集」は万人向けではありませんが、投資家であれば、きっとお役に立てる部分もあると思います。

「よしお君の迷言集」は、投資における語録だけではなく、人生における生き方、考え方なども記載されています。「よしお君の迷言集」は、私自身のすべてでもあるのです。

「よしお君の迷言集」は二部構成となっており、第一部は「よしお君の独りよがり迷言集(155項目)」、第二部は「よしお君のおもしろ迷言集(93項目)」で構成されています。第二部の「よしお君のおもしろ迷言集」はジョーク集で、とても面白いですよ。精神的な癒しにはジョークが最適です。


◆「よしお君の迷言集」のお申し込み方法------------------------------------

お送り先(郵便番号も)とお名前をご記入の上、メールでお申し込み下さい。
すべて無料でお送りいたします。   メールアドレス spsnet@spsnet.jp

ご感想などお聞かせいただければ嬉しく思います。

よろしくお願いいたします。

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   ≪ 禍も、やがて明日の幸いをもたらす ≫
2013/08/27(Tue)

2012/12/28 のコメントです。

振り返れば、今年一年の株式市場はとても厳しいものがありました。ただ、年末ぎりぎりに急展開となり、やや癒された感じもします。しかし、今年の混沌とした相場展開によって、多くの仲間が去っていきました。悲しい限りです。もう少し我慢をしていればなどと思ったりもしています。

私自身の投資人生も決して平坦なものではありませんでした。何度も止めようかとも思いました。しかし、止めても行くところもなく、逃げ場もありませんでした。結局、相場の世界に舞い戻るという繰り返しでした。そのような葛藤の中、その時々に感じたこと、救われた言葉、勇気付けられた言葉などを、すべて実体験をもとに書き留めておきました。

その数、現在では150を越えています。その内容は、すべて私自身の言葉で書き残しました。初心を忘れないために、今も時々読み返しています。その中でも私が一番好きな言葉があります。それは「禍も、やがて明日の幸いをもたらす前兆である。なぜなら、万象は流転するものであるから」という言葉です。苦しい立場に立たされたときにいつも思い出す言葉です。

相場道において、その体験から私が学んだ言葉をいくつか抜粋し、本年の締め括りとさせていただきます。


・もっとも恥ずべきことは、失敗することではなく、それは失敗から立ち直れないことである。

・「あきらめ」とは、成功一歩手前のことをいう。人生に失敗した人の多くは、あきらめた時に、どれだけ成功に近づいていたのかに気付かなかった人たちである。

・もうダメだと観念しても、まだ下がある。思考能力が停止し、放心状態となって、しばらくしてから初めて好転する。それまで耐えよ。

・人は固定観念や自己暗示によって行動している。何の疑問も持たず常識を鵜呑みにしている。これでは「烏合の衆」となる。既成概念を破れ。

・悩んで結論を出すな。時が正しい答えを出す。焦れば必ず判断を間違える。時を待て。

・犠牲を払わずして成し得るものはない。物事を成し得るには必ずその対価が必要である。リスクなくしてリターンなし。

・現実はありのまま受け入れろ。拒否すればいつまでも苦悩は続く。

・自分の「器」以上の金は動かせない。「器」以上の金を動かせば、いずれ自分の金とともに回収されてしまう。

・現在の自己資金は、自分自身の現在の「器」を証明するものである。

・「幸せ」「満足」を享受できないのは、否定的な心の持ち方が原因である。否定的な考えは、否定的な結果をもたらす。

・お金は後から付いてくる。金を追うな。お金は行動の産物である。目先の利にとらわれるな。

・時間はどんなことでも癒してくれる。どんなことでも解決してくれる。歳月が味方してくれる。時間を与えよ。

・乗り越えられない壁は、いつも自分の心の中で作っている。限界意識を持つな。心を開放せよ。

・自分の人生が思い通りにならないのは、得ることばかり考えているからである。人に与えることを学ばないからである。

・大衆に迎合するなかれ。行列には並ぶなかれ。何も考えずに行動する群衆となるなかれ。

・恐怖はためらいを作り出し、結局、恐怖を現実にする。恐怖は無知が作り出す。恐怖は常に敗北をもたらす。

・成功しないのは、成功するまでやらないからである。成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである。

・マイナス思考とは、先のことを考えすぎたり、物事の成否を考えすぎたりすることにより、限界意識が先に立って起こるものである。絶対にやめろ。

・現在の苦境を嘆く。それは過去の最良の時と比較しているからである。だからいつも不満を言う、愚痴をこぼす。視点を変えろ。最良のときはこれからくる。


来年は更なる飛躍の年になりますよう祈念いたします、

ありがとうございました。



   ≪ 決済のタイミング ≫
2013/08/22(Thu)

2012/12/22 のコメントです。

株式市場は現在、出来高を伴い上昇となっています。為替も円安となっています。自民党が勝利し経済対策が推し進められるのではとの期待感からでしょう。また、海外投資家の日本株の買越額が今年最大になったという。株価の上昇には必ず出来高が伴います。直近の出来高は通常の出来高の2倍もに達しています。出来高からみても腰の入った買いが入ってきたと思われます。

株式市場は本年中盤から、ローソク足でいう「くさび型三角もちあい」でした。そのもちあいを出来高を伴い、上値抵抗線をブレイクしてきました。まるで長かったもちあい期の鬱憤を晴らすかのような上昇です。もちあい期に十分に充電できたのでしょうか。

長く塩漬け銘柄を持っていた投資家も株価欄を見る元気が出てきたようです。しかしながら、株価は上がれば下がるものですから、総合ヘッジ比率や貸借倍率、評価損率などを注意深く観測しておく必要があります。

さて、株式市場の変動は、現在の経済状況や世相を表す指標でもあるわけです。タイムラグはあるものの景気が悪くなれば下がるし、景気がよくなれば上昇となります。そのため、それぞれの経済研究所や格付け会社が今後の景気動向を必死になって調査しています。そこで今後の見通しを立てて、各企業の格付けなどを行っているわけです。

これらの格付けはおおむね当っていると思います。大手機関投資家などは、これらの格付けを参考に投資を行っているようです。企業のレーティングが公開されていますので我々個人投資家も活用することができます。

しかし、これらの格付けと株価の変動を的確に結びつけることは難しいものです。もし、格付けと株価変動が一致していれば誰でも儲かることになります。どのタイミングで仕掛けに入り、どのタイミングで決済するかなどの判断の難しさもあります。

株式投資で難しいことは、買い時ではなく売り時にあります。たとえば、投資家自身が四季報や格付けなどで業績上昇銘柄をタイミング良く仕掛けたとします。その後、株価は順調に値上がりして、いざ利食いしようと考えたときに何を基準に利食いをするかという問題が起こります。

個人投資家の利食い基準の多くは、その利幅にあると思われます。投資家がそれぞれ納得できる利幅で利食いするはずです。はたして、それは正しいのでしょうか。仕掛け時は綿密に調査し仕掛けに入るのですが、決済時には投資家の納得する利幅では何か片手落ちのような気がしませんか。

もし、仕掛け時に綿密に調査して仕掛けに入るのであれば、決済時にもさらに綿密に調査して決済するべきではないでしょうか。しかし、投資家は悪材料が出てからの決済では決済のタイミングが遅きに失すると言います。

しかしながら、納得できる利幅で決済したものの、その後さらに大きな上昇となって「もう少し持続しておけばなあ」と思ったことはなかったでしょうか。相場全体に大きなトレンドが発生した場合には、このようなことがしばしば起こります。2割の利幅で、良かった良かったと思いきや、その後株価は2倍にも上昇してしまった・・・。

私はファンダメンタル派ではないので何とも申し上げられませんが、やはり、仕掛け時に綿密な調査をして仕掛けるのであれば、決済時もある程度、ファンダメンタルズを考慮されて決済するべきではないでしょうか。

なぜそのようにするべきかと申しますと、仕掛け時はファンダメンタルズで、決済は投資家の納得する利幅では、あまり理論的ではない。また、決済が投資家の納得する利幅では、結果的に「利益限定」となってしまいます。利幅が大きく取れる機会を放棄している、などが挙げられます。

ここで問題になるのは、やはり「利益限定」ではないでしょうか。「利益限定」は、結果的に投資家の収益にはつながらないものです。投資においての必勝法は「損小利大」ですから、「利大」となる手法でなければ最終的には利益を得られません。

ファンダメンタルズで仕掛けたのであれば、やはり決済時もファンダメンタルズを考慮した決済が理論的であり、正しい手法であると思います。このような場合、具体的にどのような対策を採ればよいのでしょうか。

企業のレーティング等を参考に仕掛けているのであれば、格付け会社などが発表している理論的な目標値などを参考に決済するべきではないでしょうか。いずれにしても決済のタイミングは難しいものです。

仕掛け前は、仕掛けるか止めるかの自由がありますが、仕掛け後には、必ずどこかのタイミングで決済しなければなりません。そのためにも、決済のタイミングについてもう一度考えてみてはいかがでしょうか。



   ≪ 何も対処しない ≫
2013/08/19(Mon)

2012/12/15 のコメントです。

株式市場が強含んできた。ある評論家が「来年儲からなければ株は止めたほうがいい」と言った。評論家は予測が得意だが、当らずしも遠からずといったところでしょうか。

今年の株式市場は年初こそ大きく変動しましたが、その後はノコギリの刃のように行ったり来たりの展開でした。しかも、その波動がだんだんと小さくなり、収益には結びつかなかったようでした。

しかし、ここにきて出来高もやや増加してきておりトレンドも発生してきているようです。また、為替も円安なってきており、このような相場展開が我々が期待するところではないでしょうか。年末にかけて株式市場も動き出したようで、これが来年を占うような展開であれば良いのですが・・・。

外国人投資家の売買動向を見ていると、東京市場は世界各国の市場より割安感があるため、ファンダメンタルズに関係なく外国人投資家が参入してきているような感じがします。日銀短観で日本経済は「悪化」と発表されましたが、グローバル化された投資の世界では、常に割安な市場を求めて資金が流動しているようです。

今年の往来相場では、多くの個人投資家が迷い、苦しんだと思います。そして、多くの個人投資家が市場を去っていきました。もちあい期は方向が定まらず投資家を悩まします。

しかし、株式市場では、もちあい期は必ず付いて回ります。もちあい期は相場が上げてから、または、下げてからの調整期であり、もちあい期なしで市場は成り立たないと考えても過言ではないでしょう。

もちあい期は強気派も弱気派も悩みます。私は、もちあい期は「凌ぐ」という考えで対処しています。つまり、耐えることです。凌ぎ方はいろいろとあるでしょう。少し休む。投資資金を少なくして売買する。少し長めのスタンスで売買するなど、資金量や投資家の考え方で違いは出てくるでしょう。

私の場合はどのような対処をで凌ぐかというと、基本的には「何も対処しない」としています。凌ぐというのは気持ちの上でのことです。なぜなら、私の長い投資体験の中から、このような対処法になったのです。

私の対処法を皆様に強制するわけではありません。投資家それぞれの考え方で良いと思います。

確かにもちあい期は売買が反対になってしまい辛いものです。細かい損切りも積み重なってきます。しかし、このような苦しい時期を過ぎると、その後の多くは大きなトレンドが発生するものです。これらはデータ分析により証明されています。

私も何度かもちあい期に売買して、すべて売買が反対になりうんざりして売買をやめてしまうことが度々ありました。しかし、その後に大きくブレイクして「しまった」ということがしばしばでした。そこで学習したことは「もちあい期はブレイクアウトするための準備期間」と考えるようになりました。

もちあい期間が長ければ長いほど、その後のブレイクは大きいものです。つまり、何回も反対売買となり損金が積みあがっても、その見返りは必ずあるという考えとなったため、私は現在も、もちあい期には何も対処せず売買を続けています。

格言に「迷ったら基本にもどれ」ということがありますが、これは正しい考え方だと思います。迷いに迷うと我を忘れてしまうため、基本に戻って冷静に対処しなさいということです。

しかし、私は迷ったときの対処法として「何もしない」ということもひとつの選択肢ではないかと考えています。これは私が投資の世界から体得したものです。これで、あれこれ考えて、悩み抜いて結局損をするということから脱却できたわけです。

ある投資家が「もちあい期は売買しない方がいいよ。どうせ儲からないんだから」と言っていた。当然の話である。しかし、もちあい期をどのように定義するか問題が残る。後になってみれば、もちあい期だったことが分かる。だからこれらかも暫らくはもちあいが続くという確証は全くない。明日からブレイクするかもしれない。

このように相場の予測は全く付かない。予測をして売買するから儲からない。だから損をする。予測は五分五分である。予測はリスクを取らない評論家に任せておけばよい。

投資を続けることによって、いろいろな体験をすることができます。止めてしまっては「無」となります。株式投資は「難しい」「面倒くさい」「儲からない」などと、残念ながらあまり良いイメージはないようです。

しかしながら、何ごとにもマイナスの部分はあります。マイナスのイメージも視点を変えればプラスにもなります。「負の裏には必ず正が存在する」わけですから。もちあい期の「負」が、その後のブレイクアウトで「正」となるわけです。

そのようなわけで、私はひたすら売買を続けています。これは来年も変わることはないでしょう。



   ≪ 己を知る ≫
2013/08/13(Tue)

2012/12/08 のコメントです。

師走に入り何かと忙しい。忘年会に、お歳暮に、年賀状書きにとあわただしい。私もトレーダーの会の忘年会に行ってきました。トレーダーの会といってもハンドルネームで呼び合う会である。何とも不思議な会である。本名で出席したのは私だけであった。

ハンドルネームということは、何か本名を出すと不都合なことがあるのだろうか。最近は、投資の書籍にもハンドルネーム(ペンネーム)で執筆している人も多い。堂々と本名を出して、その発言や原稿内容に責任を持ってもらいたい、と考えるのは私だけでしょうか。

トレーダーの会の忘年会に久々に著名な評論家が出席していた。投資家であれば誰でも知っている方です。名刺交換となって、私に「先生のことはよく存じ上げています。仲間内でも時々話題になっています」と話しかけてきた。さすがに評論家だけあってヨイショがうまい。

一個人投資家の私に「先生」とは・・・。先生といわれるほどバカじゃないよ、と思った。そんなこんなの忘年会であったが、現在の相場状況を表すかのように、メンバーも少なくなってきているようだ。

日本銀行の資金循環統計によると、本年6月末時点の個人金融資産1515兆円のうち、現預金は844兆円と過去最高を記録、比率は56%に及ぶ。これに対し、株式・出資金はわずか6%の91兆円。欧米家計の資産構成は、米国が現預金15%、株式33%、欧州が現預金36%、株式15%となっており、日本人のリスクを避ける貯蓄信仰ぶりが際立っている。

ただ、個人投資家の売買シェアで見ると20%と外国人投資家に次ぐ第二位である。しかし、その内容を見ると、その多くは一部の投資マニアのデイトレード等の回転売買が主体をなす。そのため、個人投資家が中長期的なトレンドを形成する担い手には至っていないようだ。

米国のサブプライム問題をきっかけに、世界の株式は2008年から2009年の3月まで世界中の株式市場は大きく下げた。その後、各国の景気刺激策により戻すことになった。調査機関の発表によると、主要90指数中、2009年末から本年10月末までに78指数が上げたという。欧米主要国も50から80%上げたが、TOPIXは4%安と債務危機に直面したギリシャ、イタリアと並ぶ下落グループに属する。

東日本大震災の影響や円高などの独自なマイナス要因もあったが、需給面ではこの間に外国人投資家は10兆円以上買い越ししている。一方、個人投資家は同期に3.7兆円を売り越している。これらが相場低迷の一因ともなっている。

これらから、日本の個人投資家は「外国人投資家の買い越しに対し、同期に大きく売り越し、これらが相場低迷の一因」とあるように、下落には弱いという姿が浮き彫りとなっている。

日本の投資家はリスクに背を向ける傾向があり、これらが投資行動にも影響してくるのではないだろうか。その原因はどこにあるのだろうか。今まで日本は終身雇用制度であった。終身雇用制度は、まじめに働いていれば安定した生活が送れるという安心感があった。古きよき時代であった。

しかし、私は、この終身雇用制度がリスクを取らない体質になってしまったのではないだろうかと考える。終身雇用制度によって危機管理を学ばないで今まできてしまったのではないだろうか。

ある調査資料で「リスクを取って行動することが重要か」との質問に対し、「どちらかというとそうではない」「まったくそうではない」を合計した回答が、日本人は73%と調査対象の51カ国中で最も高かったという。つまり、冒険(リスク)には消極的な日本人の特性を映し出す結果になった。

以上の結果から、日本人はリスクを取ってまで行動をしたくないという体質であり、また、危機管理に対しても甘い体質であることが分かった。これらの要因により、「日本人は投資には不向き」という烙印を押されてしまったようだ。

しかし、「敵を知り己を知れは百戦危うからず」とあるように、まず「己を知る」べきである。よく自己分析をして、己の弱い面、強い面をよく見極めた上で行動すれば、投資も百戦危うからずとなるのではないでしょうか。



   ≪ 信用取引規制緩和 ≫
2013/08/04(Sun)

2012/12/01 のコメントです

すでにご存知ではあると思いますが、来年1月から、株式売買の「信用取引」規制を緩和することになった。これは株式投資における大きな改革と言ってもよいでしょう。しかし、株式投資もネット取引になり、売買が瞬時に処理できる時代となっているのに、これらの規制緩和はやや遅きに失した感はある。

毎日新聞より、その詳細について掲載した記事。
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個人投資家の株の売買を促すため、金融庁と東京証券取引所は来年1月から、株式売買の「信用取引」規制を緩和する。信用取引の際、投資家が証券会社に差し入れる委託保証金(担保)は現在、お金や株の受け渡し(決済)をするまで別の取引に使えないが、同じ担保で1日に何度でも売買できるようにする。

東証などの規制では、信用取引による株式売買が成立すると、3営業日後の決済まで、同じ担保での取引ができない。例えば30万円の担保を預け、100万円の株を購入してその日のうちに売ったとしても、3営業日後までに100万円の株を新たに買うには、追加の担保30万円が必要になる。

規制緩和により、同じ担保で、購入と売却を繰り返せるようになり、1日に何度も売買する「デイトレーダー」の負担は大きく減る。東証での株取引に占める個人投資家の割合は売買代金ベースで現在、2割程度だが、楽天証券の楠雄治社長は「(個人投資家の売買代金は)1、2割程度増える」と予想。松井証券の松井道夫社長は「10倍、20倍に膨れ上がる」としたうえで「個人の信用取引の構造が根本的に変わるほどの大変革だ」と強調する。個人客の多いネット証券は、信用取引で得られる手数料などが大きな収益源だけに、11月以降、楽天証券やSBI証券は相次ぎ売買手数料の値下げを発表、緩和後を意識した競争を激化させている。

一方で「デイトレーダーの売買がやりやすくなっただけ。個人投資家の裾野が広がって、新たな資金が流入するほどの効果はない」(大手証券)との冷めた見方も。小樽商科大学大学院の保田(ほうだ)隆明准教授は規制緩和を「日本市場の取引の活性化が期待できる」と評価しつつも「リスクは大きいので、信用取引を手がけるには十分な知識や投資経験が求められる」と指摘する。

【ことば】信用取引

投資家が証券会社からお金や株を借りて売買する制度。投資家は担保として証券会に委託保証金(最低30万円)を預け、取引する。担保は取引額の3割以上あればいいので、少ないお金でより大きな売買ができる。予想が当たればより大きな利益を得られるが、外れた時の損失も大きい。株価が大きく変動すれば追加の担保を求められることがある。東京証券取引所によると、個人投資家の約6割が利用している。

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また、東証の投資部門別売買動向によると、11月3週時点で海外投資家が市場全体の売買代金シェアでトップの63%を占有、個人は24%で2位。個人の売買のうち、58%が信用取引となっているという。

以上の内容で信用取引規制の緩和を行うとのことですが、東証の投資部門別売買の売買代金シェアが2位である個人の信用取引が58%であるため、大きなインパクトとなりそうです。特に、デイトレーダーの売買においてはやりやすくなるのではないでしょうか。

ことわざに「諸刃の剣」とあるように、物事には必ずプラスとマイナスの二面性があり、信用取引規制緩和の良い面だけを見ていてはいけません。決済後の資金がすぐに活用できることは良い面ですが、もし、損失となった場合は従来より早く損金を埋めなければならなくはずです。

信用取引規制緩和の内容をよく把握して運用されるべきです。今回の規制緩和で、さらにマネー・マネージメントの重要性が求められるところです。

◆追伸
相場転換の判定は、当研究所の「総合ヘッジ比率」および、「貸借倍率」「評価損率」を注意深く観察してご判断ください。



   ≪ 株価の背景 ≫
2013/07/30(Tue)

2012/11/24 のコメントです。

株式市場は出来高増加とともに新値を取ってきた。為替も円安となってきた。総選挙を実施することで期待感が込められているようだ。実体経済には変化はないものの、期待感から上昇となるのも株式市場の特徴である。世界市場からみると東京市場は割安感があるので、これをきっかけに外人投資家が参入してくればと思うのですが・・・。

東京市場は長期(約20年)にわたり低迷を続けていますが、これらをきっかけに活性化してくれればと期待しています。しかし、投資家にとって20年の市場低迷は長い。20年もの市場低迷では投資における成功者が出てこないのも当然である。

投資においては資金が必要です。資金的に余裕の出てくる年代は40代後半ぐらいからであろう。それまでは子育てに、学費に、住宅ローンにと出費が多く、やりくりの大変な時期である。それらも終わり多少余裕が出てきてから老後のためにと資産運用などを考える。

もし、40代後半から株式投資を始めたとして、その後20年以上株式市場が低迷したとすると、現在でも投資成績はマイナスであろう。40代後半から20年経過すると、60代後半になる。60代後半の年代といえば、現在では丁度団塊の世代に当てはまる。

投資手法が買い一辺倒であったなら、団塊の世代はみんな損をしていることになる。バブル崩壊前は、株式投資といえば「長期投資」であった。確かに、高度成長期では、どの銘柄でも買ってほっておけば誰でも儲かった時代でもある。

その手法をそのままバブル崩壊後にも採用していたのではひとたまりもない。今までの成功体験から抜け出せないでいた。今度こそは、今度こそはとチャレンジするも逆風に向かって進んでは疲れるだけだ。

しかしながら、相場の転換点など分かるはずもない。ビジネスにおいても同様である。もはや高性能のビデオテープを作っても売れやしない。フロッピディスクがあったのさえ知らない若者達。技術革新のスピードは年を追うごとに早まっている。

シャープかよい例である。ソーラーパネルも安価な中国製に押されている。以前に「亀山モデル」などとはやしたてられた液晶テレビも、今ではもはや昔の話となってしまった。シャープが大きな工場を作り話題となったのもつい昨日のようだったのに・・・。

特に弱電などのように技術革新の早い製品については、大規模な設備投資をしても消費者の嗜好の変化が早く設備投資の償却すらできない。大きな設備投資ができないため、製品もコスト高になってしまう。コスト高になれば、コストの安い東南アジアなどの製品に負けてしまう。これらが弱電メーカーのジレンマとなり、業績が落ち込んでいるのだろう。

また、最近の情報化社会も時代を急速に変化させている。最新のパソコンを製造、販売しても、それらによりさらに情報化がスピードアップすることによって、最新のパソコンもすぐに陳腐化してしまう。弱電メーカーにとっては、やぶ蛇となってしまう。

最近は老舗企業の倒産も多いと聞く。この要因は、やはり時代の変化についていけなくなっているのだろう。「創業○○年」「昔ながらの・・・」もよいけれど、やはり、その時代にマッチしなければ、結局、淘汰される運命にあるのではないだろうか。

私は、ビジネスにおいても投資においても、成功するためには「その時代背景」を味方に付けなければいけないと思っています。時代背景を見方にすれば、追い風に乗って業績を伸ばすことができる。ゆえに、常に時代背景に注視しておかなければならないと考えています。

とは言うものの、その見極めは困難をきたす。見極めを間違うこともあるだろう。見込み違いもあるだろう。時代背景を正しく見極められれば大成功間違いなしなのだが・・・。

株式投資においても、時代背景を見極めることが重要であることは投資家であれば誰でも知っている。しかし、それを具体的にどのように判断すればよいのかわからない。これが現実ではないだろうか。

株式投資における時代背景。私だって分からない。ただ、今となって過去を講釈することはできる。しかし、それでは意味がない。しかし、現時点ではどうだろうか。現時点では大きな下降トレンドの中にある。これだけでも株式投資には大いに役に立つ。

たとえば、長期の移動平均線を引いてみたとする。すると、過去20年の株価は、おおむね長期の移動平均線の下にあるのではないだろうか。もし、長期の移動平均線の下にある時に空売りを仕掛けたら結果的にマイナスであっても、買いのみで続けている投資家よりは、成績は上ではないだろうか。

前記では、長期の移動平均線での説明ですが、短期的な売買においても同様な考え方で、株価が短期的な移動平均線の下にある場合は買い付けしないというルールで売買を行ったなら、それなりの成績を収めることができるのではないか。

つまり、株価が短期的な移動平均線の下では買わず、または空売りをして、短期的な移動平均線の上では買いのみとして、空売りは行わないなどの売買手法であったならば大きな痛手は被らないのではないだろうか。

ここで言う、長期の移動平均線、短期的な移動平均線は、市場全体やその該当する銘柄の「背景」ではないだろうか。ここでは、移動平均についての説明でしたが、投資家に合った、そのほかの指標でもよいでしょう。それぞれの株価の変動には、それなりの「株価の背景」があることを理解するべきです。

投資においては、各自、これらの「株価の背景」の基準を持って挑むことによって、必ず儲かりますとは言わないまでも、市場で生き残り、さらに投資技術の研鑽を積むことによって希望する未来が開けるのではないでしょうか。



   ≪ 困難は若いうちに ≫
2013/07/23(Tue)

2012/11/17 のコメントです。

株式市場は世相を表すと言われています。世界の市場は総じて下落しているものの日本市場は急騰。野田首相が衆院を解散し、総選挙を実施することで金融緩和圧力が強まるとの観測からと思われます。閉塞感の漂う日本の次期政権に期待が込められているのでしょう。

政府は16日に公表した11月の月例経済報告で、景気の基調判断を「このところ弱い動きとなっている」として前月から引き下げ、景気が後退局面に入った可能性を示した。判断を下げるのは4カ月連続で、リーマン・ショック後に5カ月連続で下げて以来になる。

個人消費の勢いが落ち込んでおり、自動車を買う人も減った。液晶テレビも売れない。好調だった旅行にもかげりが見えてきた。これらから、政府は消費について「弱い動き」と前月から判断を引き下げた。

つまり、景気が悪いということである。景気低迷はあらゆるところに影を落とす。特に問題なのは若者が就職できないということです。景気が悪いから就職先が見つからない。これから社会に出て、大いに羽ばたこうとしている若者に就職先がない。これから日本を背負っていく若者たちなのに・・・。これは大きな問題です。

最近は「就職難だ」と言われる。そのような言葉に踊らされ、まわりに普通にいる若者に不安を与え「なにがなんでも就職しないと、わたしの人生は終わってしまう」そのような思いに駆られている人か多くなっているのではないでしょうか。今の就活生は「ヒステリック」に新卒採用枠に潜り込まなければと思い込んでいる節があるようだ。

大学を卒業し、企業に就職せずに、フリーターになるともはや「希望はない。非正規社員、アルバイトとして、雇用身分制度における低階層身分に甘んじなければならない。それは本当に希望がない」。そのように思っているようだ。はたしてそうなのだろうか。

面接を10回、20回と受けても希望する会社に就職できない。すべて書類選考、面接で落とされてしまう。景気が悪いからしょうがないよという人もいるだろうが、あまりにもかわいそうだ。

何度も面接で落とされることを若者はどのように受け止めているのだろうか。私が考えるに、何度も落とされると「自分は社会に必要とされていないのではないだろうか」「自分の生きる場所はどこにあるのだろうか」などと考えるはずです。「社会が自分を働かせたくないのなら、生活保護を受けようか」などと皮肉な気持ちにもなってしまいます。

このようなことが原因か分からないが、たしかに最近の若者は自信を失っているようだ。特に男子の場合は「草食性男子」などとよばれ、影が薄くなってきている。将来のある若者達をこのような気持ちにさせてしまうのは忍びない。このような状況に追い込んだのは、その多くは政治の舵取りにあるような気がする。

私から若者に申し上げたい。誰もが大きな挫折や絶望に追い詰められることは必ずあります。ただそれを早い時期に経験するか、中年になってから経験するか、はたまた高齢になって先が短く時間がなくなってから経験するか、その違いだけです。苦しくて死にたくなるような状況になったことがない人なんてほとんどいません。早く経験するか、遅くなって経験するかだけです。どんな困難も若いうちに経験するとあとが楽です。

株式投資においても同じようなことが言えます。初心者のころは誰でも失敗の連続です。それでも苦悩しながら徐々に投資の本質が理解できるようになります。そして損失も少なくなってきます。

もし、初心者の段階で「もうダメだ」とあきらめてしまっては、本当の敗北者となってしまいます。最初のうちは誰でも失敗はあるものです。焦らないことです。

そして、経験を積んで経験が長くなれば投資の何たるかが理解できてきます。そして、当然ながら投資手法も保守的な手法となってきます。晩年になって先が短く時間がなくなってから「エイヤー」と勝負してしまっては取り返しがつきません。

投資とは収益を積み上げていくものです。決して一攫千金を狙うものではありません。じっくり腰を据えて行うものです。必ずチャンスは来るものです。焦らないことです。そして、そのチャンスをしっかり掴むことです。

これからの若者達にも我々投資家にも、次期政権には景気の回復に全力を尽くしていただきたいものです。そうすれば、これらの問題も解決するでしょう。



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