2024/04/12 のコメントです。
長く投資活動を行っていると、今まで順調に収益を収めていたが、ある日を境に、急落のように突然損失を被ることがある。この原因は相場急落によるものであるが、ただ単に急落だけが原因だけなのだろうか。
株価の変動は波動と捉えることができます。また、地震も波動である。東日本大震災や能登の地震は大きな災害をもたらしましたが、現在の技術ではこれらを予め予知することは難しいようです。
しかし、直前の地震を予知することは可能です。それは地震の第一波であるP波(第一波)を検出することはできます。もしこのP波が検出されたら、その後に起こる大きな地震(S波[第二波])の前に避難することが可能です。これらにより被害が小さくなるはずです。
株価も波動であるから、地震のようなP波(第一波)を直前に観測はできないものだろうか。日経平均の推移を見てみると、株価の変動は穏やかなうねりを見せながら上昇、下降の波動を描いています。
しかし、2023年の4月より上昇となり、最初の上昇は波動をつけました。その後は調整に入っているようです。これらの動きは今までの動きと明らかに異なります。
これらが地震でいうP波(第一波)にあたるのではないでしょうか。意地悪な人は、「結果を見てからでは何とでも言えるよ」と言うかもしれませんが、これらのP波を数値的に検出することは可能です。
株価の変動の大きさを測るのはボラティリティです。これらにより検証すれば、その後10週連続で陽線をつけて上昇となっています。明らかに今までの株価変動と異なり、今後注意しなければならないことが分かります。
ボラティリティが大きくなればハイリスク・ハイリターンとなります。それを承知で売買するのであればそれはそれでよいのですが、ボラティリティの大きいときの売買には必ず逆指値などのロスカット対策を講ずるべきです。
投資成績が悪いときは、ボラティリティが大きすぎるか小さすぎるかのいずれかの時です。「休むも相場」と言われますが、もし売買を休むとすればボラティリティが大きすぎるか小さすぎるかの時です。
ボラティリティの計測は一般的に標準偏差を利用しますが、テクニカル分析指標のボリンジャー・バンドなどで利用できます。その際には設定期間を短くして検証するようにしてください。 |