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…知って得するページ…

   ≪ ストレスは大敵 ≫
2015/06/06(Sat)

2014/11/28 のコメントです。

最近、気になるニュースがありましたのでご紹介いたします。

『科学技術振興機構(JST)は、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの鈴木一博准教授らの研究グループが、交感神経が免疫を調節する分子メカニズムの一端を明らかにしたと発表しました。

「病は気から」というのは昔から言われており、神経系が免疫系に対して何らかの調節作用を持っていることは経験的に分かっていた。実際、リンパ節を始めとする免疫反応の場であるリンパ器官には神経が投射しており、免疫反応の担い手である免疫細胞には、神経からの入力を受け取る神経伝達物質受容体が発現している。今回の研究結果は、交感神経によるリンパ球の体内動態の制御が、ストレスが加わった際に完成防御という免疫の本来の機能が損なわれる、つまり「ストレスによって免疫力が低下する」ことの一因となる可能性を示している。同グループは、これを足がかりに、ストレスや情動が交感神経を介して免疫機能にどのように反映されるのか、つまり「病は気から」を明確な分子の言葉で語ることが可能になると予想され、ストレス応答を人為的にコントロールするという新しいコンセプトに基づいた病気の予防・治療法の開発に繋がるとしている 』

以上の内容ですが、つまり「ストレスによって免疫力が低下し、病気になってしまう」ということなのです。このようなことから、私は人間の寿命は「遺伝」と「ストレス」で決定されると考えています。「遺伝」については、生まれたときからある程度決まっていますが、「ストレス」はコントロール可能であると思います。

当欄でも相場とストレスについては何度も解説してまいりましたが、ご存知のように相場とストレスは切っても切り離せない問題でもあります。投資家であればストレスなしで売買している方はいないと思います。相場とは「歓喜と絶望とストレス」の世界なのですから・・・。

ストレスは免疫力を低下させるだけでなく、投資においての判断力や決断力も低下させるとことになります。まさにストレスはすべてにおいて邪悪なものとなります。強度なストレスは精神的、身体的な病気を引き起こし人間を破壊してしまいます。

しかし、現実社会においてストレスから逃れることはできないものです。特に相場においては、負けが込んでくるとストレスとなり、重要な判断力や決断力が鈍ってきます。よって、ストレスが蓄積されと相場では勝てないとなります。相場だけではありません。実生活においても上記のとおりストレスは病を引き起こすことにもなります。

では、ストレスを蓄積しない投資法はないものでしょうか。はっきり言ってそれはないでしょう。上がるか下がるかに賭けるわけですから、勝ては歓喜、負ければ絶望となって勝負の世界は気の休まることはありません。

投資の世界では歓喜と絶望が繰り返しやってくるのですから、たまったものではありません。その間にストレスが蓄積され判断を狂わせ、相場には負け、さらには病気にもなってしまう。だったら相場などやめてしまえばいいのに・・・。しかし、そこには、悲しいかな人間の性というものがあるのでしょうか。

もし、今後もも相場を続けて行きたいと考えるならば、相場についての考察とともに、このストレスについても対策を講じなければなりません。

上記でも述べましたが、ストレスのない投資法は存在しないと思います。であるならば、できるだけストレスを軽減する方法はないものでしょうか。この対策を怠っては、多少相場で利益を上げたとしても、投資家自身の生活や社会性といったところで大きくマイナスとなっては元も子もなくなります。デイトレーダーの中には一日10時間もパソコンの前に張り付いている投資家もいるとか。

投資の世界は、勝った負けたの勝負の世界と思っている投資家が少なからずもいます。私自身は投資で勝負はしないと考えています。とは言うものの、相場ですからまったく勝負はしないわけではなく、勝負する部分を小さくするということです。

つまり、どちらに転んでも良いように両建てでの売買を行っています。両建てですから保険の部分が加わり利益は抑えられますが、その分ストレスも抑えることができます。人生においても相場を続けるにも、その道のりは長いのです。そのためにもストレスは最小限に抑えたいものです。

投資の利益とストレスによるマイナス面を、今一度天秤にかけて考えることが必要であると思いますが・・・。いかがでしょうか。



   ≪ 対策マニュアル ≫
2015/05/29(Fri)

2014/11/23 のコメントです。

投資判断とは損益を左右する極めて重要な判断となります。周りのうわさや怪しげな情報などに振り回されることなく自分自身で納得する判断を下すべきです。

もし、持ち株が上がってきたら証券会社などに電話したりして「だいぶ上がってきたが、君はどう思う。他の投資家はどうしているの」などと聞いてみたくもなるのが投資家の心理でもあります。

たしかに営業マンにアドバイスを求めて売買したり、株式評論家の意見を聞いて判断したりするのは、投資という不確実な選択をしなければならない人間心理としてある程度やむを得ないでしょう。

判断に悩むとどうしても他の人の考えが気になるところですが、みんなと同じような行動をとっていたら、なかなか大きな成果は得られないのが投資の難しさであり、面白さでもあるのです。

何度も申し上げていますが、投資とは判断と決断の連続です。その判断、決断も投資家のおかれている状況によって異なってきます。勝っているとき、負けているとき、信用取引がいっぱいのとき、資金に余裕があるとき、資金いっぱいに売買しているときなど、その状況によって捉え方が異なってきます。

相場が急騰した場合などには、仕掛けタイミングが遅れると「買わないリスク」などと、わけの分からないデマが流布して迷いに迷います。すると、今まで培ってきた投資戦略など投資家自身が本来考えるべきこうした要素は一切関係なく、ただ、ただ、みんなが買っているから自分も買わなければとの脅迫観念に陥ります。

このような状況では勝てるはずもありません。これらの状況を行動心理学からいえば「同調伝達」と言い、自分で判断できるだけの情報を持っていない場合に、ほかの人と同じ行動をすることによって安心することを意味します。

よく、行列のできる店があります。テレビなどで「おいしい店」などと紹介されると行列ができます。行列ができている店だと、つい入りたくなるのが分かりやすい例です。これは本当にその店がおいしいかどうか分からなくても、たくさんの人が並んでいるという状態自体が一つの有力な情報となるのです。

笑い話に『買い物好きなおばさんが行列を見て並んだ。「きっと大安売りだな」と・・・。おばさんが前に並んでいる人に「どうして並んでいるんですか」と尋ねた。すると「前の人が並んでいたから私も並んだ」と言った。・・・きっと小学校のとき、体操で「前へ習え」と学んだからだと思うよ。』とある。まったくお笑いである。

相場では笑い話でもないかもしれません。投資家は損失を回避する心理と思考停止によって、投資判断の決定を信頼のおける誰かに委ねてしまうことはなかなか避けられないからです。

投資家であれば誰でも経験していると思いますが、過去の売買で追い詰められたときの心理状態を思い出してください。まず、興奮状態となりパニックに陥ります。その後の行動は投資家によりさまざまですが、ある投資家は、現状の相場を確かめたくあらゆる情報を集めます。また、ある投資家は持ち株を全部処分します。

これらの状況を後になって冷静に判断すると、どうしてそのような行動を取ったか、自分でも分からないのではないでしょうか。これらは投資に限らず、他の状況でも追い詰められたときの心理はみな同じです。

正しい判断は平常心で行わなければなりません。パニック状態での決断は結局「貧すれば鈍する」ことになります。

このような状況を回避するにはどのようにすべきでしょうか。投資においては、いくつか考えられます。平常心で判断できるようにするには、まずは資金管理です。当然のことですが、ある程度ゆとりを持って売買することです。信用取引でいっぱいに売買するなどはもってのほかです。

さらにリスク管理です。一方通行の売買ではなく、ヘッジなどを取り入れて売買することです。ヘッジを入れることにより資金効率は落ちますが、投資においてはリスクの低減が最優先されます。

準備は万全であっても、時として追い詰められることもあります。このような時のために、慌てないためのマニュアルを作成しておくことです。異常事態が発生したときに、そのマニュアルに沿って行動することです。対策マニュアルは冷静なときに作成するわけですから正しいものとなるはずです。

もし、その作成されたマニュアルも無視し行動してしまうようでは、投資家失格ですので、早々に投資の世界から足を洗うべきです。



   ≪ 売り方の評価損率 ≫
2015/05/23(Sat)

2014/11/15 のコメントです。

前回は買い方の評価損率について解説いたしましたが、今回は売り方の評価損率について解説しましょう。ご存知のように信用の売り方の評価損率は公開されていません。公開されない理由についてはすでにご承知の通りです。

売り方の評価損率については、ある証券会社に、その証券会社のみで扱っている投資家(信用取引)のリアルタイムの評価損率のデータがありました。これらのデータを分析すると面白いことが分かってきます。

買い方の評価損率は、通常、評価損がマイナス15%程度になると底打ちすると解説しました。信用取引をする投資家の多くは現物株を持っていますし、その現物株を担保にして信用取引をするため、相場が下げた場合、担保に入れておいた現物株も信用での買い銘柄も下落し追証発生の恐れがあります。

売り方の評価損率は、通常マイナス20%程度で天井を打つことになります。もちろん大きな材料が出れば、それ以上になることもありますが、それでも最大マイナス25%程度まででしょう。

買い方の評価損率は、通常、評価損がマイナス15%であるのに対して、売り方の評価損率は20%と違いがあるのはなぜでしょうか。その理由については、皆さんお分かりであると思いますが、信用での買い方も売り方も投資家の多くは現物株を担保に信用取引を行っています。

信用での売り方の投資家は、相場が下がればもちろん信用売りの部分に対しては利益が上がります。しかし、信用で空売りしているものの相場が上昇してしまった場合には空売りは当然損失となります。しかし、担保にしている現物株の評価はいかがでしょうか。

相場が上昇すれば、担保にしている現物株の評価は上がりますので、たとえ空売り分の評価が下がったとしても、現物株の担保評価で空売りの損の評価もカバーされるわけです。よって、買いの評価損がマイナス15%程度なのに対して、売りの評価損がマイナス20%程度と多少余裕が出てくることになるわけです。

いずれにしても、信用取引においては最優先で処理しなければならない恐怖の追証が発生することになりますので慎重に取引しなければなりません。

信用での売り方はもちろんですが、特に買い方は常に信用買い分の時価評価と担保にした現物株の時価評価を常に注意していければなりません。相場が下がってくると値動きより時価評価が気になりハラハラドキドキすることになります。

つまり、信用での売り方も買い方も分母となる現物株の評価によって追証の危険度が異なってくるわけます。もし、信用取引の限度いっぱいで売買していると、一瞬にして崩壊しかねません。十分注意しなければなりません。

私も当然ながら空売りを行いますので取引は信用での売買となります。しかし、あまり追証などを気にしたことはありません。なぜなら、分母となる担保を現物株ではなく、現金を保証金と差し入れているためです。つまり、分母となる担保が現金であるため分母が固定されるため、ちょっとやそっとでは追証は発生しません。

担保が現金では利息が付くわけでもなく、資金効率が悪いのではないかとの質問を受けることがありますが、これは私のスタイルであり、長らくこの方法で運用してまいりました。私は、投資運用は常に冷静で客観的な立場で行わなければならないという信念を持っています。常に追証を気にしながらの売買は私には向いていないのです。

投資の手法はどのようなスタイルでも良いのですが、相場の変動によって大きく投資家心理が揺さぶられるような投資スタイルは避けるべきです。常に冷静な売買ができる投資手法をお勧めします。



   ≪ 買い方の評価損率 ≫
2015/04/23(Thu)

2014/11/08 のコメントです

株式市場は高止まりしている。あまり急激な上昇であったため買い付けが間に合わなかった投資家も多いようです。しかし、急騰前には十分な仕掛けチャンスもあった。順張りであっても仕掛けは可能であったでしょう。

結果を見て論じても仕方がないが、公表された指標から安値での逆張りも可能であったと思います。では、公表された指標から逆張りの売買手法を考えて見ましょう。

短期売買(テクニカル分析)における公表された指標は、株価、出来高、信用残の三つです。この中で株価と出来高は市場が終了すればすぐ分かります。しかし、信用残だけは一週間遅れでの発表です。相場の天底を判断するには信用残の数値が不可欠です。

しかし、信用残は遅れに遅れて発表されます。何度も申し上げていますが、リアルタイムにできない、しない理由はすでに述べてまいりました。その理由のひとつは、相場の天底をタイムリーに読まれてしまうからです。

ある証券会社に、その証券会社のみで扱っている投資家(信用取引)のリアルタイムの評価損率のデータがありました。そのデータを見ますと、信用での買い方の評価損率は結果的に、一週間遅れの信用残と数値は同じようなものでした。

しかし、その証券会社には売り方の評価損率のデータもあったのです。これらのデータを分析すると面白いことが分かってきます。

まず、その証券会社の買い方の信用残ですが、一証券会社の信用買残の数値と公開されている数値はほぼ同じような内容でした。しかし、これらの数値がリアルタイムで把握できることは、投資家にとってこの上ない情報です。

一般的に、信用の買残から天底を判断する場合は、通常の相場では評価損がマイナス15%程度になると目先の底打ちとなります。今回の安値時の評価損はマイナス14.93(10/17)でした。逆張りで仕掛けるのであれば評価損が15%前後から仕掛け体制に入ればよいと思います。

そこで素朴な疑問がわいてきます。「なぜ15%前後で底打ちするのか」という疑問です。私は常日頃から「原因なくして結果なし」と申し上げてきました。そこで結果としての「15%前後」(結果)の根拠(原因)を追求をしなければなりません。

通常、信用取引で追証となるのは持ち株の評価がマイナス20%前後でしょう。であるならば、マイナス20%で追証になるのに15%ではおかしいのではないか?。

現実的に考えて見ましょう。あるデータによると、信用取引をする投資家の多くは現物株を持っています。そして、その現物株を担保にして信用取引をするそうです。つまり、現物株を持ちながら信用取引も行うという構図です。

相場が下落したとします。すると通常は現物株も信用での取引株も一斉に下落します。そこで、担保に入れておいた現物株が下落すると、その担保評価が下がります。同様に信用での買い銘柄も下落します。つまり、往復びんたのような状態になります。

結果、信用で買った株も現物株も下げるため、評価で10%も下げると追証が発生し投売りが起こります。その投げの分がマイナス5%加わり底打ちします。よってマイナス15%前後で底打ちとなる。これが私の理論です。

すべてがその通りになるわけではありません。○○ショックなどの場合は多少割り増しがつきますが、過去5年程度を見てみますと、買いの評価損がマイナス15〜20%前後で相場は間違いなく底打ちしています。これはかなりの精度です。ですから、逆張りを好む投資家であれば評価損がマイナス15%前後から買い下がりな
どの仕掛けのタイミングを見計らっていけばよいのではないかと思います。



   ≪ 悩みの本質 ≫
2015/04/11(Sat)

2014/11/01 のコメントです。

株式市場は近年にないような大陽線をつけ急上昇となり、サプライズの様相を呈している。「国策に売りなし」と言われるように政策的な発表のインパクトは大きい。日銀は長期国債の買い入れを「保有残高が年間約80兆円に相当するペース」と従来の約50兆円に相当するペースから増やし、リスク資産の買い入れも拡充するなどの
追加緩和を発表した。

追加緩和の決定を受け、外為市場では円が全面安となっている。対ドルでは日銀による発表前の109円台前半から、一時2008年1月以来の水準となる111円65銭まで下落。前日終値比で2.2%安と日銀が量的・質的緩和の導入を発表した昨年4月4日以来の大幅な下落率を記録している。急ピッチな変動に対する警戒感はあるものの、
円安と連動した株先高観が広がりは続きそうだと言う。

私もたまたまネットを見ていたら、びっくりするほどの直線的な上げに何かあったのではと調べてみたら上記の通りであった。「国策に売りなし」を素直に好感したようだ。

このようなサプライズでは、大きく儲ける投資家と大きく損をする投資家と分かれる。多くの投資家は買いオンリーであるため、一般投資家は胸をなでおろしているのではないだろうか。

ただ、ここで注意をしなければいけないことは、今回のようなサプライズはいつもあることではないので、今後の売買を今回のビギナーズラックを基準として判断すると間違いを起こすことになりかねません。追い風は、いつかは逆風となるわけで、くれぐれも今回の収益を自分の実力と錯覚しないように・・・。

さて、持ち株の成績は改善されたものの、今後はどのような対処をすればよいのか、どのように打って出ればよいのか悩むものである。上がれば悩み、下げればまた悩む、このように投資の世界は悩みから逃れられない世界でもある。

そこで「悩み」の本質とはなんだろうかと考えてしまう。そして、そこでまた悩んでしまう。人間は生きている限りや悩みから逃れることはできないのだろうか。

私の考える「悩み」とは・・・。悩みとは不安から来るものであると思う。では、不安は何から来るものだろうか。私は、悩みや不安は「先のことを考え過ぎる」「物事の成否を考え過ぎたりする」ことから起こるのではないかと思っています。

投資であれば「今日、これだけ上げたのだから、明日は利食い売りが出て弱含みになるのではないか」、また、「国策に売りなしなのだから上昇トレンドに入るだろう」などと投資家自身の気持ち中でも反対の考えが交錯する。これがストレスの原因となる。

これが「悩み」であり「不安」である。これらの悩みや不安は先のことを考えるから起こるものであり、もし、明日持ち株を全部処分するとなれば、これらの悩みや不安はなく、夜もぐっすり眠れるだろう。

つまり「悩みや不安は、これから先のことを考えることから起こる」と言っても過言ではないだろう。株式投資は、これから先の企業業績の好転を見込んで先回りして投資を行うものである。

つまり「これから先・・・」のことであるから、投資では常に悩みや不安が付きまとうのです。さらに、投資の判断は平常心で行わなければならないところを悩みや不安、ストレスを抱えての判断は、その判断を狂わせる結果になるのではないでしょうか。だから投資家はいつも儲けることができないという結末になるのか・・・。

私が推奨するシステム売買を考えてみましよう。システム売買は私情を挟まず、売買ルールに従って淡々と売買を継続するものであり、そこに「これから先・・・」という判断はまったくありません。

よって、システム売買は先を読まないから、通常の売買のような悩みや不安から開放されることになるのではないでしょうか。人間の心は、現在置かれた環境や現状に左右されるものです。大儲けしているときと大損しているときの感情は、やはり異なるものでしょう。

「決断する前に自分の鼓動に聞いてみろ。興奮状態で結論を出すな。決断は常に平常心で行うべし」とあるように、投資家は時折々の感情に左右されないような投資環境を構築するべきでしょう。



   ≪ 知る者は言わず・・・ ≫
2015/04/07(Tue)

2014/10/26 のコメントです。

東京市場の波乱はまだ継続しています。大幅な下げと大幅な上げを繰り返す乱高下という状態です。このような動きの中での売り買いは難しいものです。うまく仕掛けたとしても「また下がるのではないか?」「また上がるのではないか?」と怖くなり、結局、小幅の利食いになってしまうものです。

裁量的な売買であれば投資金を少し抑えての売買が賢明かと思います。小幅であっても利益が出ればよいのですが、乱高下が激しくリスクが高まることになります。

さて、先日「プロ投資家会」なるものに参加しました。人数は10名ほどで、会食しながら約3時間程度の座談会でした。大多数は旧知のメンバーでしたが何人かの新人も参加しました。

会合ではいつもながら私は聞き役に回りました。参加者のほとんどはFXの投資家でした。その話を聞いていると、一日に50回も100回も取引するというツワモノもおりました。つまり、スキャルピング手法での売買です。私には真似のできな
いことです。

さらに驚いたことに、その売買に1日10時間も費やしているとのこと。どのような生活観で暮らしているのやら・・・。人間が集中できる時間は2時間程度と言われているのに。さらに突っ込んで聞いた見た。

毎日長時間パソコンの前に張り付いていて辛くありませんかと。彼曰く、「とても楽しいですよ。好きだから」と言った。これにはさらに驚いた。

投資の世界も変われば変わるものだとつくづく感じました。私が投資を始めた頃は鉛筆をなめなめローソク足を書いていたものだがなあ・・・。隔世の感があります。

そのような会合に出席すると、ひとりで自説を延々と述べる人が必ずいます。周りは黙って聞いているようですが、はたしてその人が自説のとおり大儲けしているのだろうか。私は「知る者は言わず、言う者は知らず」と思っているのですが・・・。

どのような手法で売買しようが、どのような考えを持って売買しようが、投資の世界は「勝てば官軍」ですが、「投資」をその投資家の人生という大きなスパンから見た場合、どのような位置づけになるのでしょうか。

何事も犠牲を払わずして成し得るものはないものです。物事を成し得るには必ずその対価が必要であることは誰しも承知しているでしょう。しかし、何かを得るために、その対価と得るものとのバランスを考えてみたことがあるでしょうか。人生もまた「損小利大」ではないだろうか。そのように感じた会合でした。

腰を痛め、集中力を欠いているため、今回はこのあたりで。



   ≪ 良い時も悪い時も・・・ ≫
2015/04/01(Wed)

2014/10/18 のコメントです。

台風も去り、すごしやすい秋となりました。秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、読書や芸術、文化の秋など、大いにエンジョイできる季節です。我が家の柿の木にも柿が鈴なりになっています。「柿が赤くなれば医者は青くなる」という諺もありますので、おいしい柿を食べて秋を満喫したいと思います。

しかし、季節は秋であるものの、株式市場は台風の真っ只中にあります。日本株のみならず世界中の市場は大幅な下落となっています。

その要因は、世界景気の減速懸念が加わり、グローバル投資家がリスクポジションの巻き戻しを加速させる中で、海外勢が取引の中心である日本株も大揺れとなっているという。日本株の最近の下落は、海外勢の売りが主体らしい。

このような状況の中、我々個人投資家はどのように対処をすればよいのだろうか。市場が大荒れとなると決まって問い合わせがきます。「これから相場はどうなるのだろうか?」「だいぶ下げているので買っても良いか」「少し様子を見たほうが良いか」など。中には自分の相場観をとくとくと話す投資家もいます。

これらの問い合わせは不安からくるものだろう。市場が荒れてくると、それらと相関するかのように投資家の心理も荒れてくる。損をしているのに冷静でいられる人はいないのは当然であろう。

これらの問い合わせに期待できるような答えができない自分(私)に、はがゆくなってくる。なぜなら今後の相場展開など分からない・・・。分からないことをもっともらしく話をするのは無責任極まりないからです。

そのような問い合わせに対して「もし、現在の判断が自身の過去の売買と照らし合わせて確率的に正しいと思いますか」と逆に質問しています。なぜそのような質問をするかというと、大変失礼な言い方ですが「現在においても投資で利益を得ていないなら、確率的に現在の判断は間違っている」ということです。

これらの行為は、同じ人間のすることであり、人間の本質は早々に変わるものではありません。さらに、そこに「欲」という魔物が絡んでくるため多くの判断を狂わせることになるのです。

投資においては、投資家自身の売買ルールを構築すべきであると常々申し上げています。今回の相場下落においても、その判断を自己ルールに照らし合わせてみれば自ずとその判断はできるのではないでしょうか。

自己ルールを持たない投資家は「羅針盤のない船に乗っているようなものです。相場の風にまかせて、あっちにふらふら、こっちにふらふら」となります。これで儲けようとすること事態が間違いです。基本が間違っているので儲かるはずもありません。

自己ルールでの運用はシステム売買でもあります。投資の究極は「感情を廃し、自己ルールに従う」ことではないでしょうか。そして、それを続けることです。

私は売買のためパソコンを開くときには「良い時も悪い時もひたすら続けること」と自分に言い聞かせ売買を始めます。



   ≪ ごまかし・まやかし ≫
2015/02/20(Fri)

2014/10/13 のコメントです。

世界的に投資市場が荒れているようだ。株式市場は連日の乱高下だ。強気相場の反動だけでなく、市場心理の不安定化が大きく作用している感じがする。背景にあるのは世界的な景況感の悪化や、弱気化している米利上げ観測などのようです。

しかし、これといった明確な売り材料はなかったようだが、ここまで下落する理由がわからないと関係者は言う。とにかく売りたいという最近の市場ムードが色濃く出たようです。この動きが一時的な調整なのか、それとも新たなトレンド形成の始まりなのか・・・。投資家の心理要因もまた変動の要因でもある。

このように株式市場が大荒れとなれば投資家の心中穏やかではありません。投資家は常に不安の中で売買をしていると言われています。

投資の世界はすべて自己責任であることは周知の通りですが、自己判断で売買して負けるのであれば、それは自己責任ですからやむを得ないところです。自ら戦って負けたのですから、そこに何らかの教訓を得ることができるでしょう。

自己判断で戦って負けるのであれば不本意ながら負けを認めざるを得ません。しかし、戦う以前に負けるようなことがあっては納得はできません。「戦う前にすでに負けている」とはどのようなことなのだろう。

最近はFXが大流行のようであるが、調査によると、FXを含め株式投資やその他の個人投資家で大損した人は日本中で500万人はいると言われています。しかし、その実態はほとんど表に出てこない。

新聞やテレビ、投資雑誌にはあらゆる金融商品の宣伝広告が見られます。しかし、大々的にこれらの商品の危険性については、新聞、テレビ、投資雑誌では取り上げられていない。なぜだろうか。

それは、今でも危ない商品を売り続ける証券会社、銀行、生保などが、それらのメディアの広告主であるからです。よって、リスクを取るのは投資家だけとなるわけです。

すべての金融商品が危ないとは申しませんが、これらの商品のほとんどが元本保証ではないということです。特に海外のファンドや金融派生商品を組み合わせたファンドなどは危険極まりない。

これらの金融商品を購入することが、すでに「戦う前にすでに負けている」ことになります。他人が儲け話など持ってくるわけではないのです。儲かるのは勧めにきた人だけです。このことはしっかり肝に銘じておいてください。欲ボケしないことです。

金融の世界には、一般には知られていない「黒い闇」があることを理解しておかなければなりません。

個人投資家は常に大きなハンディキャップを負いながら投資活動をしています。たとえば、信用取引の買残の公表です。これは一週間遅れです。その理由は集計に時間がかかるとのことです。冗談じゃない。今のようなコンピュータの発達した情報化社会で信用残の集計に一週間もかかるはずはない。そこには瞬時に公表すると都
合の悪い輩がいるからです。

また、買残の評価損率が公表できるのであれば、売残の評価損率も公表すべきである。公表すると都合の悪いことがあるのだろう・・・。情報はすべての投資家に平等公平に公開すべきであろう。

もうひとつ言わせていただければ、それはNT倍率(日経平均÷TOPIX)である。このNT倍率は以前は10倍程度であった。それが現在は12倍程度である。これは何を意味するかと言うと、日経平均は225銘柄で構成されており、その中の銘柄を随時入れ替えている。

時代にマッチした銘柄に入れ替えるのはある程度理解はできるが、これでは日経平均とTOPIXの乖離がどんどん開くばかりである。日経平均はいいとこ取りの指数であると言ってもいい。だから、プロの間では日経平均は使い物にはならんと言われる所以である。日経平均とTOPIXの乖離がどんどん開くのであれば、日経平均を買って
TOPIXを売るというサヤ取りもできるのではないだろうか・・・。

とにかく我々の業界は「運用という悪魔が大事な資産を食い潰す」と言われるような、ごまかしやまやかしの魑魅魍魎の世界であることを理解した上で、他力本願的な考えはやめて、必ず自分自身の判断で売買されることを願うものです。



   ≪ 情報化社会の渦 ≫
2015/02/14(Sat)

2014/10/05 のコメントです。

株式市場は上昇トレンドに入ったかと思われましたが、その後、急落となってしまいました。何が原因か分かりませんが何かがあるのでしょう。急落後にその原因を追究しても後の祭りです。原因追求は評論家に任せておけばよいのであって、我々投資家は持ち株の対処を考えればよいのです。

幸いに当システムのヘッジ比率は、50対50前後であったため慌てることはなかったと思います。情報や思惑で売買していると、相場が急変した場合などには情報が錯綜し混乱することになります。しかし、その情報の90%はノイズなのです。

確かな情報があればと考えますが、間違いない情報はインサイダーの情報ぐらいなものでしょう。インサイダー情報であれば儲けることはできると思いますが、インサイダー情報で売買すると罰せられることになります。

私は情報のあり方について考えてみました。最近はブログやフェイスブック、ツイッターがブームであり、その中身を見ても他愛ない情報が多いようです。それは問題ではありません。友達どうしで情報をやり取りして楽しんだり癒されたりするわけですから大いにツイートすればよいと思います。

浸透したソーシャルメディアは、素早い情報の拡散、自由な情報発信、そして友達とのゆるいコミュニケーションの場を与えてくれる一方で、負の側面も見えてくることになります。

まず、ソーシャルメディアの現在の利用者数は42.9%にものぼるとされている。まさに情報化社会である。情報化社会はブームを引き起こしやすいものです。何かの原因で火がつくと、瞬時に情報が拡散し伝達する。しかし、ブームであるから覚めるのも早い。結局、ブームに乗った人がバカをみることになる。

また、それらの情報を得た人が「テレビで見たんだけと・・・」「ツイッターでブームになっているよ」などと第三者に話をし拡散される。このようにして情報だけが独り歩きして、その情報の根拠が正しいのか誤っているのかの原因追求はなされていない。

投資の世界の情報も同じようなものではないだろうか。我々個人投資家に伝わってくる情報に儲かる情報などあるのでしょうか。あるのは偽情報を流して売り逃げするための情報ぐらいのものでしょう。

私も駆け出しの投資家であったころ「投資とは情報の先取りである」という諺を鵜呑みにして売買を行ったときもありましたが、証券業界の裏側を知ってからは一切情報での売買はやめました。

「証券業界の裏側とは何ぞや・・・」と疑問に思う方もいると思いますが、業界にいる私としても、ここでの記述は差し控えたいと思います。実際に自分で調査して納得するべきです。

何事にも表と裏があります。表裏一体です。それらを踏まえたうえで物事を判断すべきです。棚からぼた餅はありません。これからも投資活動を続けていく考えであれば、現在のような情報化社会の渦に巻き込まれず、自分を見失うことなく投資の基本に則って売買を継続していくべきと考えます。

時代が変わっても変わらないものは、投資の業界ぐらいのものかと考える今日この頃です。



   ≪ 情報の90%はノイズ ≫
2015/02/06(Fri)

2014/09/27 のコメントです。

私は常々「新聞は読まない」「テレビは見ない」と述べています。その理由として、面白くないということもありますが、私も年を重ねてきて世の中が冷静に、そして客観的に見れるようになったことにある思っています。

新聞やテレビの情報には「やらせ」や「誤報」などがはびこっていて、どれが真実かわからなくなってきています。このようなことから、私は新聞もテレビも見ないことにしています。

昔は、我々の知る多くの情報源は新聞、テレビ、ラジオしかありませんでした。その情報も一方方向の情報でした。しかし、現在ではインターネットの普及によりブログやフェイスブック、ツイッターなどの双方向のソーシャルネットワーキングが盛んになり、誰でもどこでもいつでも情報交換が可能となりました。

このような中、最近話題の「朝日新聞捏造事件」が起こり社会問題となっています。この問題については、すでにご存じてあると思いますのでここでは割愛しますが、今回の問題は、インターネットなどによる個人による情報発信や双方向の情報交換などにより「これはおかしいよ」と国民レベルから問題化したのではないでしょう
か。

今回の「朝日新聞捏造事件」は困った問題ではありますが、私としては、この問題が日本人を覚醒させたのではないかと思っています。もし、この事件がなければ、いまだに新聞やテレビの情報は「常に正しい」と信じきっている多くの人々がいたと思います。

「世の中はいつも間違っている。世の中は、本来あるべき正しい姿から常に乖離しながら変化している。よって、現在の常識はいずれ非常識となる。常識は先入観」と当欄で何度か述べています。

今まで情報発信機関は「報道の自由」を盾に権威を持って情報を発信してきました。しかし、ここにきて報道の自由に疑問符が投げかけられました。私の語録に、「自由とは素晴らしい。しかし、規律と責任のない自由は暴走し、崩壊を辿る」とあります。これはまさに今回の朝日新聞の報道に当てはまります。

インターネットの普及などにより、まさに「朝日新聞捏造事件」がクローズアップされたわけですが、私はこれらの多くの情報がすべてプラス要因であるとは思っていません。私は現在の情報の90%はノイズ(雑音)であると思っています。また、情報過多は迷いを引き起こすとも思っています。

このようなことから、私は垂れ流しのようなテレビや新聞などの情報は一切拒否し、必要な情報は「自分から取りに行く」という姿勢で臨んでいます。私の投資手法はシステム売買であるため投資情報は一切必要ありません。

以上のことから、株式投資の情報などでも、そのほとんどが懐疑的な情報であることを肝に銘じておかなければなりません。



   ≪ 臨機応変な対処 ≫
2015/01/23(Fri)

2014/09/20 のコメントです。

株式市場は長らくもちあいを続けてきましたが、久々に16000円台を付けて新値を取ってきました。評論家達はその解説に鼻息が荒いようだ。アベノミクス効果なのだろうか。

株式市場では、これから株価が上昇するという噂で持ち切りになっています。その理由として、公的年金による大規模な買いが予想されているからだという。足元ではすでに買いが始まっているとの見方もあります。

投資とは将来を買うものであり、株価は期待感だけでも上昇するものである。公的年金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、129兆円の運用資産を抱える「世界最大の年金基金」である。

世界最大の年金基金とはどの程度の規模なのだろうか。世界中のヘッジファンドの資産額は合計しても260兆円くらいで、単独では最大のヘッジファンドはブリッジウォーターの10兆円だ。つまり規模だけ見ても、日本株式に限らず世界の金融市場
に大きな影響を与える「世界最大の年金基金」なのです。

GPIFの昨年末の資産構成は国内債が55%、日本株が17%、外国株が15%、外国債券が11%、短期資産が2%である。もし、GPIFが日本株の組み入れ比率を10%引き上げれば、単純計算で13兆円近い日本株が新たに購入され、昨年1年間の外国人投資
家の買い越し額15兆円にほぼ匹敵します。

真偽のほどは定かではないものの、以上のような思惑から株価上昇となっているのかもしれない。しかし、もちあい期間も十分であり、また、節目である15400円を抜けて新値を取り、しこり玉の整理もついているので、ここでの上昇は当然だろう。

株価の上げ下げは別として、当研究所の投資手法は順張りであり、その流れについていくという手法であるため、成績も順調に推移しているものと思われます。ただ、相場上昇となってもまだ初動の段階であるため、相場についていけない出遅れ銘柄
も多く存在しているのも事実です。

順張りでは、細かなもちあい相場では取れないという定説があります。まさにその通りであると思います。しかし、もちあい相場でも順張りで取れないものかと考えたことがありますか?。

行って来いの相場での順張りは、上がって買い、下がって売りのため利幅が取れないばかりか、逆ざやとなって損失が発生することが多くあります。ここからここまでがもちあいであると分かっていれば、それなりの対処もできるのでしょうが。

もし、システム売買ではなく、従来の一般的な売買で行うという前提であれば、もちあい期間を順張りで売買しようとした場合、その分析手法の分析日数を短くして使用することです。たとえば、移動平均などで従来使用している期間が25日移動
平均であった場合、その期間を20日とか15日などにします。

分析期間を短くすることによって、従来より指標が株価にフィットしてくるはずです。これですぐに利益が上がるとは思いませんが、従来のもちあい期間による損失はいくらかは軽減できるはずです。

では、もちあい状態からトレンドが発生した場合は、どのような対処をすればよいのでしょうか。もちろん、もちあい状態からブレイクしてトレンドが発生したと思っても、また元のもちあいに入ってしまうかもしれません。

その対策として、もちあい状態からブレイクしてもしばらくの間は分析日数を短くしたままで使用することです。分析日数が短くなったからといって、トレンドが発生しても損をするわけではありません。小刻みな売買が続くだけです。

その後、本格的なトレンド発生が間違いないと判定した場合に、改めて従来の分析日数に戻せばよいわけです。

株価の変動は掴みどころがありません。しかし、株価の変動が「主」であり、我々投資家は「従」の関係にあるため、システム売買でない場合には、株価の変動に投資家が臨機応変に対処しながら売買することが良いのではないかと考えます。



   ≪ なぜ日本人は相場が下手なのか ≫
2015/01/17(Sat)

2014/09/14 のコメントです。

日本の相場歴史は江戸時代の米相場からと言われています。大坂・堂島では、宝永・正徳期から米相場が始まり、紆余曲折の末に享保15年(1730年)になって江戸幕府の公認を受け、堂島米会所を開いた。これが先渡し契約の無い公認の近代的な商品先物取引の始まりです。

つまり、差金決済の先物の考え方は日本から始まったのです。相場の世界では、日本は先物取引の先進国であったのかもしれない。さらに、そこで相場師たちはデイトレードも行っていたというから驚きです。

当時、相場師と呼ばれる投機家たちが商品先物取引でデイトレードを行っていたという記録がある。江戸時代、デイトレードのことを「日仕舞い取引」、先物取引の証拠金を「敷銀(しきがね)」と言れていたようです。

投資技法で有名な酒田五法も日本で作られ、またローソク足チャートも江戸時代の日本で作られたようです。これらが現在の日本の相場でも海外の相場でも使われているようです。

しかしながら、相場の先進国であった日本の投資家がどうして相場が下手なのであろうか。たしかに過去において日本でも有名な相場師が輩出されている。しかし、過去の相場師の歴史を紐解いていても、その多くは大量の資金に任せての大勝負であったようです。

相場師の中には成功裏に終えて、後に実業家に転身し更なる躍進を遂げた人もいますが、その他の多くの相場師の末路は決して華々しいものではなかったようです。

私は、なぜ日本人は相場が下手なのかについて以前から考えていますが、いまだに結論は出ていません。その要因は複雑で多岐にわたると思いますが、考えられるいくつかの要因を挙げてみましょう。

まず日本人の民族性です。我々日本人は元来、気候に恵まれた農耕民族です。春に種をまいて秋に刈り取るというサイクルを長年続けてきました。農耕には耕作した作物が台風などで被害を被ることもありますが、そこに投資や投機という考えはあまり存在しません。

また、日本の文化に由来する要因もあります。額に汗して働かない稼ぎは「不労所得」などと揶揄され、また「悪銭身につかず」といった格言によって利潤追求を蔑視する意識があります。

日本人にとって、潜在的に投資や投機は「悪いこと」という概念があるようです。私が投資関係の仕事をしていると分かると「楽して儲かっていいですね」と、嫌味半分で言われます。そこで私は「額に汗してはいないが、背中には冷や汗をかいているんだ」と言って返したいところですが、分からないやつにはいくら説明しても無駄なのでやめた。

以上のように、日本には投資や投機に対しての理解が遅れているような感じする。さらに、投資に対するネガティブな話題が多すぎます。たとえば、ある人は先物に手を出し破産した。会社の金を横領して投資につぎ込んだなどの話題が多すぎる。また、投資詐欺の報道のたびに投資に対する否定的な世論が形成される。

反面、マスメディアでは、大儲けしたなどのカリスマ?投資家の話題を捏造してキャンペーンする。これらの情報に安易にのって投資の世界に入っていく。検証のない「相場必勝法」などがもっともらしく宣伝されている。

その他にも考えられる要因はいくつもある。「清貧を尊ぶ文化が継承されている」「お金を卑下する思想がある」「米国の占領政策で骨抜きにされた」「戦後の産業政策で国民の預貯金を奨励した」「若い世代の収入が少なく、投資する余裕がない」など、その要因はいくらでも考えられる。

まず、我々投資家は、投資技法や投資理論を構築する前に、これらの外部環境とも戦わねばならない。大変なことです。このように日本における投資環境はマイナス要因が多すぎる。これらの要因を払拭できる方法はないものだろうか。

これらの要因を一掃できる方法はひとつしかない。それは投資理論でもない。投資技術でもない。それは実践で成績を上げて投資の優位性を見せ付けることである。つまり、裏付けのあるスーパースターの登場です。 ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズなどのような投資家の登場です。

日本人にその手本を見せてあげることです。それはあなたかもしれません。がんばりましょう。



   ≪ 新たな発見は・・・・ ≫
2015/01/08(Thu)

2014/09/05 のコメントです。

株式市場は力強さはないものの高値圏で推移しています。為替も105円台を付けて動き出したようです。これらにより投資家のパフォーマンスもやや上向きになっているという話が聞こえてきます。

9月に入り、ヒグラシの鳴き声も聞かれ涼しくなってきた感がありますが、私は投資成績を横目で見ながら相変わらず研究開発の日々を送っています。ほとんどが室内で過ごしていますので、家族には「引きこもり父さん」と言われています。

別に出かけることが嫌いなのではなく、性格が集中型であるため、何事か始めるとある程度結論が見出せて、納得できるまで追及するタイプの人間なのでしょうか。このような性格は自分自身でもあまり好きではないのですが・・・。

答えのない世界に答えを求めるという矛盾した作業を黙々と続けています。相場の世界には正しい答えがないことは十分理解しているつもりですが、長年、相場の研究を続けていると、ある程度の方向性は見えてくるものです。

私の投資方針は短期売買であるためテクニカル分析が中心であり、この姿勢は今後も変わることはないと思います。テクニカル分析は内部要因を中心に分析する手法であり、その中心は、株価、出来高、信用残です。

一般に、この企業は業績が今後良くなりそうだと多くの投資家が判断し買い付けするわけですが、その買い付けは出来高として現れています。信用取引での売買では、信用残に現れてきます。実際に企業の業績が良くなりそうだと皆が思っていても買い付けする投資家がいなければ株価は上がりません。つまり、出来高や信用残の需
給関係により株価が形成されるわけです。

では、出来高や信用残の推移を見ていれば株価も分かるはずではないか。確かにその通りです。株価は出来高や信用残の推移の結果として形成されるものであるからです。

出来高分析では、出来高が非常に少ないところは株価の安値圏ですし、出来高が最大となっているところは、おおむね高値圏となります。また、信用残においても売残の多いところは高値圏であるし、評価損率がプラスになると天井となります。また、評価損率がマイナス15%にも達すると安値圏となります。このように、出来
高や信用残の推移は、株価と相関関係にあることが分かります。

しかしながら、出来高の内容を詳細に分析すると、その出来高はクロスであったり、裁定取引のSQの出来高であったりします。正しくは、これらを除外し真の出来高を求めて分析しなければなりません。しかし、これらは現実的な作業ではありません。

また、信用残においては、その数値発表が一週間遅れとなっています。これでは短期売買の投資家にとっては参考になりません。

このようにテクニカル分析において、いくつかの問題やハードルがあり正しく分析できない現状があります。このような状況を嘆いても始まりません。私は常に「与えられた環境の中で最大限の努力をする」を心情としていますので、このような状況下でもベストを尽くすべきと考えています。

そこで、需給関係の結果である「株価」のみで分析できないものかと考え、以前から研究を継続しています。他の投資研究家からは「邪道だよ」と非難されていますが、悲しいかな、偏屈親父の私としては、非難されればされるほど邪道を追求したくなるものです。

この「株価」のみでの分析もかなり長期間研究しています。そして新たな発見もありました。私は評論家ではなく実践者であるため、これらの研究と同時進行で実践売買を行っています。おおむね良い結果が出ています。いずれ機会があれば発表したいと思います。

「新たな発見はひとりの研究者によって行われる」と言われています。私もこれらを目指して日々努力しています。


そこで一言。
『絶対無理だと言われた先にも道はある。確固たる信念と情熱があれば必ず道は開ける。不可能は行動によって可能となる。できるかできないかではなく、やるかやらないかである。人類の偉業の多くは、当初は不可能だと言われていたのだから



   ≪ 思い込み ≫
2014/12/27(Sat)

2014/08/28 のコメントです。

投資家は日々、市場で収益を上げようと悪戦苦闘しています。しかし、現在のような往来相場ではなかなか思うようにはならないものです。そのような時、何とかならないものかと情報収集に走り、投資情報誌や投資のサイトを探し回ります。

誰でも行き詰まった時は、現状を打開しようと試行錯誤するものです。これらの行為は投資に限らず我々の社会生活には当てはまるものです。

たとえば、少し体重が増えてきて医者からもコレステロール値が高いなどと言われると「これはいけない、何とかしよう。やはりダイエットだな」と思い、その対策を考え行動します。

「まずは歩くことである」と考え、早朝から眠い目を擦りながら散歩を始めます。そのような思いからか、私の家の周辺では早朝から手を大きく振りながら夫婦で散歩している姿を多く見ます。冬などは暗いうちから、防寒具を着て颯爽と歩いています。本当にご苦労様です。

散歩している多くの人々の姿を見ると、非常にスリムで健康には何ら問題はないように見受けられます。そう思うのは太った私のやきもちなのでしょうか。皆さん健康に取り付かれたように真剣に歩いています。大いに結構なことです。

「コレステロール値が高い」→「ダイエット」→「散歩」などの一連のプロセスはどの健康雑誌でもテレビの健康番組でも健康への定番のように推奨されています。多くの健康願望者は、これらには何の疑問も持たず受け入れているようです。

さらにテレビや雑誌では、健康器具やサプリメントのコマーシャルが溢れに溢れています。知らず知らずのうちに「健康おたく」となってしまうのでしょうか。

このような方の考えに逆らうわけではありませんが、東京都健康長寿医療センター研究所が発表した最新の研究成果では、「痩せた男性(BMI15・9~21)は、太った男性(BMI24・9~39・9)に比べて介護リスクが2倍になる」という事実も判明した。太っているほうが長生きというのも、いまや健康の「新常識」だという。

おやおや、今までの健康の概念は何だったのだろうか。さらに健康おたくをたたみ込むようで申し訳ないのですが、東京都健康長寿医療センター研究所の発表では「そもそも、コレステロールは体内にとって必要不可欠なもので、細胞膜をつくる大切な材料。だから、コレステロールが減ってくると、細胞の機能や構造に障害をきたしてきます。さまざまな研究成果から、コレステロール値が高いほうが長生きすることははっきりしている。さらに、コレステロール値が低いほどがんの死亡率は高く、脳卒中のリスクも高くなるということも、研究から明らかになっています」

ちなみに、コレステロールは全体の約70%が、肝臓や脳など体内のさまざまな臓器で作られており、食べ物から摂り込まれるのは30%程度。そのため、食事を摂る際にコレステロールを気にするのもナンセンス。卵を食べるとコレステロール値が上がる、などと言われているが、「一日何個食べても大丈夫」という。

病気のリスクだけではない。意外なところでは、コレステロールは頭の回転にも影響を及ぼしていると言う。「体内で作られるコレステロールのうち、約30%が脳で作られています。脳はコレステロールも栄養として使うため、脳の働きと深く関係しています。たとえば、子どもの成績とコレステロール値の相関関係を調べると、コレステロール値が高い子は成績もいい傾向にある。子どもに限らず、コレステロール値が高い人は、頭の回転が速く、話の面白い人も多いんです」と。

さらに極めつけのショッキングなデータがある。過去に、大学の学者が行ったJRとの共同研究で、駅のホームから飛び込み自殺をした55〜60歳男性のほぼ全員がコレステロール値を下げるクスリを飲んでいたという結果も出ています。

以上のことから「常識とは何ぞや」となり、また悩んでしまいそうです。私が考えるに「常識とは先入観」ではないかと思います。先入観とは思い込みです。では、思い込みはどのようにでき上がるのでしょうか。

思い込みとは、その人の置かれている環境による影響、さらにマスメディアなどの影響により無意識のうちに潜在意識に蓄積されていくものと考えます。それがたまりたまって、その人における「常識」が形成されていくものです。

上記の問題のように、無意識に常識?を信じて行動するべきではなく、科学的、物理的な視点から客観的に判断するべきではないでしょうか。同様に、投資の世界でも盲目的に投資の常識を信じて行動するのではなく、一歩引いて、客観的な視点から投資判断をすべきでしょう。

私が常々申し上げている「数値による判断」は、これらの背景を踏まえて、投資の常識や先入観を排除できる唯一の方法ではないでしょうか。



   ≪ 「勝率」の考察 ≫
2014/12/24(Wed)

2014/08/24 のコメントです。

株式市場は急落後に急騰と投資家には読みきれない相場展開となっていますが、投資市場とは何があってもおかしくはない世界です。急落の幅はちょうど1000円幅であり、これは何を意味しているのでしょうか。相場はやはり摩訶不思議な世界なのでしょうか。

さて、今回は「勝率」について考えてみましょう。私は以前から投資で成功するためには勝率ではないと申し上げてきました。投資では利益は大きく、損は小さくの「損小利大」でなければならないと解説してきました。このことは、プロのトレーダーの間ではすでに定説となっています。

勝率5割の世界で利益を上げるためには、どうしても損小利大の投資手法でなければ収益は上がりません。これらの点は、投資家であれば理解されていると思います。

さて、投資で、もし利益も損失も同じであった場合はいかがでしょうか。つまり、利益が10%で利食い、損失も10%で損切りという投資手法であった場合、その手法で利益を上げるにはどのようにすればよいのでしょうか。

利益も損失も同じ幅での売買で収益を上げるには勝率を上げなければ収益が発生しないのは理解できるでしょう。この「利益も損失も同じ幅」はデイトレードの世界に見られます。

なぜなら、通常の売買では利益を最大限に伸ばし、損失はできるだけ小さくするという手法ですが、デイトレードの場合は、1日での売買であるため、その利益には限界があります。つまり、利益が限定されてしまうことです。

もちろん、デイトレードであっても利益を伸ばし、損失は限定することは可能ではあると思いますが、一般的な売買よりは、損小利大の理念は制限されてしまうと思います。

これらから、デイトレードは邪道的な手法であると言わざるを得ません。しかしながら、多くの投資家はデイトレードを好んで採用しています。デイトレードの投資家からは、1日の売買であるためその損失も限定されるのではないか、などの意見も聞かれますが、逆に利益も限定されるのではないでしょうか。

話題は変わりますが、投資理論に「サイクル理論」というものがあります。これは、株価の変動にはある一定のサイクル(周期)が存在するという理論です。私もこれらの理論を検証したことがあります。

確かに、株式の個別銘柄の一部の銘柄に、これらのサイクル理論が当てはまる銘柄が存在します。このサイクル理論を採用し売買される場合は、将来もそのサイクルが継続されるため、そのサイクルの山谷で売買すれば効果的であるという結論です。

しかし、私が検証した結果においては、そのサイクルが未来永劫継続されるわけではなく外部環境などで、そのサイクルに変化が生ずるということです。ただ、そのサイクル検証の直後しばらくは、そのサイクルが継続されるという検証も得られています。そのため、短期売買のサイクル理論もそのサイクルの当てはまりの精度が高い銘柄であれは採用できるものです。

私はデイトレードは行っておりませんが、デイトレードでは、利益も損失も限定的であるため勝率を上げなければなりません。そのためには、サイクル理論を採用して勝率を上げてのデイトレード、つまり、過去に周期性のある勝率の高い銘柄によるデイトレードもあるのかなあと考える今日この頃です。



   ≪ 作用・反作用 ≫
2014/12/19(Fri)

2014/08/16 のコメントです。

「世の中はいつも間違っている。世の中は、本来あるべき正しい姿から常に乖離しながら変化している。よって、現在の常識はいずれ非常識となる。常識は先入観」と私の語録にある。

これらの内容は、投資活動の中から生まれてきた文言です。株価の変動は基本的には、ファンダメンタルズをベースにして、そこに需給関係が加わり上下に変動すると考えます。上記の「正しい姿から常に乖離し」は、まさしくこのことを表現しているものです。

上記の文言にある「世の中は」は、「株式市場は」と置き換えて考えてください。株式市場における「正しい姿」とはファンダメンタルズであり、「常に乖離し」は、需給によりファンダメンタルズを軸にして上下に変動するという意味となります。このことが私が考える株式変動の基本です。

私は、株式投資における考え方も世の中を捉える考え方も同じではないかと思っています。株式投資の基本ベースをファンダメンタルズとすれば、株価はそのファンダメンタルズを軸として上下するわけですから、株価が本来の正しいとされるファンダメンタルズの位置に留まるのは、ファンダメンタルズと株価が交差する一瞬に過ぎないのです。

このことを世の中と対比して考えると、本来あるべき正しい世の中の姿は、正しいとされる世の中と現在の情勢が交差する一瞬に過ぎないのです。これが現実です。「本来あるべき正しい世の中の姿」とは何であるか、と判断するのは難しいものですが・・・。株価が需給で変化しますが、世の中は、その時々の人々の考え方や思想、時流、ブームなどの時代背景によって変化するものです。

つまり、株価も現在の世の中も「本来あるべき正しい姿」から常に乖離しながら変化しているものです。株価においても買われすぎれば、その訂正安が起こるものです。世の中においても、行き過ぎればその反動が必ず起こるものです。日本のバブル期を見ればよく分かります。

このように、世の中は「作用」「反作用」の原理で動くものです。「作用」「反作用」は調和(バランス)が取れるまで続くのです。バランスが取れたときが正しい株価であり、正しい世の中であると言えるのです。しかし、このバランスが取れたときとは一瞬でしかないのです。「作用」「反作用」は自然の摂理でもあるのです。

これらの現象を別の視点から見て極言すると、株価も世の中も、いつも間違っているということになりませんか。そして、この原理から言えば「現在の常識はいずれ非常識」となるのです。さめた目で客観的に見るとそのようなことにならないでしょうか。暴論かもしれませんが・・・。

世の中を「さめた目で客観的」に見ると「世の中は矛盾だらけ。人は矛盾の中で生きている」となるのです。しかし、それを愚痴っても批判しても始まりません。よく年配者に見られることですが「現在の世の中は間違っている。私の若い頃は・・・。」と言う。私から言わせていただければ「現在も過去も世の中はいつも間違っている。世の中はいつも矛盾だらけ」となります。

まわりくどい解説となってしまいましたが、要するに、株式投資の常識はいつも間違っているということです。間違っているから儲からないのです。現在常識とされる投資常識をいったんリセットして取り組むべきでしょう。

マスメディアの投資常識論など一切信用すべきではありません。投資の正しい基本(常識)は、投資家自身の投資体験の中から生まれてくるものですから、自分自身を信じて、良いときも悪いときもひたすら続けることです。

そこで一句。「自分の過去の体験から現在の社会を批判する。あたかも過去の自分の体験がすべて正しかったかのように・・・。それこそが現代社会から取り残されている証しである。」



   ≪ 自分で決められない ≫
2014/12/13(Sat)

2014/08/09 のコメントです。

東京市場は上昇トレンドに入るかと思われたのだが、週末にかけて急落となった。市場関係者はその原因をあれこれ言っているようです。

ウクライナ情勢の緊迫化を背景とした欧米株安を受けて、主力株を中心に軟調な展開となっているところに、オバマ米大統領の記者会見において、イラクへの限定的な空爆を承認したと伝わり、地政学リスクの高まりから換金売りが膨らむらみ、東京市場は急落したと言う。

しかし、こんなことで株安を説明するのは早計だろう。なぜなら、地政学リスクは今始まったものではないし、現在の事態は延長線として十分想定でき、本来マーケットに織り込まれているはずだからである。したがって、地政学リスク云々と言うだけなら、株も為替も特に反応しなかったはずだ。

一方で、ニューヨーク株式市場は、アメリカ軍がイラク北部で空爆を行ったことを受けて、アメリカの政治的な姿勢が明確になったなどとして株を買う動きが広がり、ダウ平均株価は大幅に値上がりした。

以上のように、相場における材料はなんであれ、解釈は相場次第と言える。同じ材料でも、蒸し返されるとまったく違った相場がみられるのは、その本当の原因が材料自体にあるのではなく、マーケット自体の構造や投資家の心理にあるからである。いつものことながら後講釈であれば何とでも説明できる。やはり、情報や材料には振り回されないことが肝心です。

投資判断は、あくまで投資家一人ひとりが自分で決めるものです。「投資クラブ」のような形で投資家が集まって勉強会を開いたり、自分の体験を語り合ったりするのもよいのですが、最終的には自己責任、自己判断です。ところが実際には多くの投資家が、自らの資産をかけた大事な判断を人に頼ってしまうのはなぜでしょうか。

株がかなり値上がりしてきたため、そろそろ売却して利益確定したいと考える。そして取引している証券会社や株仲間に連絡して「だいぶ上がってきたからねえ。君はどう思う?」と意見を求めます。最終的に売るかどうかの判断はご本人次第なのですが、証券会社や株仲間の意見も一応聞いておきたいという心理がはたらく。

証券マンは手数料の関係で「そうですね。そろそろ売り時かもしれませんね」と言う。株仲間には同じ銘柄を持っている人がいないので「儲かっているなら売っちゃえば」と言う。どういうわけかほかの投資家の動向を非常に気にするのです。

しかしながら、本人は「まだまだいけるのでは」と心の中で葛藤する。散々悩んだ挙句、再び証券会社に電話する。「どうかね」と。証券マンが「やはり高値になったため売ってはどうですか」と言う。本人は「手数料稼ぎをしようと思ってるんだろう。その手には乗らんぞ」などと考える。

すると証券マンは「分かりました。このまま持続と言うことですね。この銘柄を持っているお客さんからかなり売り注文が入ってきたので、そろそろ売り時かと思っていましたが・・・」と。

すると「えっ、みんな売っているのか?。どうしてそれを先に言わないんだ。まったく。私の持ち株もすぐに売ってくれ・・・。」

集団心理と言うか群集心理と言うか、そこに自分の投資戦略、投資判断など一切ありません。結局は、負け組みという烏合の衆に成り下がってしまうのです。自分で判断できるだけの情報を持っていない場合に、ほかの人と同じ行動をすることによって安心することになります。安心することと儲けることとは次元の異なるものであることは理解していると思うのですが・・・。

確かに、不安になれば誰かに意見を求めたくもなります。投資という不確実な選択をしなければならない人間心理としてある程度やむを得ないでしょう。

投資判断というのは儲けや損失を左右する極めて重要なものです。ほかの人がどう動いているかという判断も重要ではありますが、あまり外部の意見などには振り回されない方が賢明でしょう。



   ≪ 相場の鉄則 ≫
2014/12/08(Mon)

2014/08/02 のコメントです。

私は日ごろから相場で一番難しいことは、銘柄の選び方でもなく相場の見通しでもなく、それは投資家の感情のコントロールであると解説しています。投資家であれば株価の変動に感情が揺さぶられ一喜一憂します。まさしく、相場は「歓喜と絶望のゲーム」であると言われる所以です。

投資の世界に「大きく儲けてやろう」と意気込んで入場するも、当初考えているような甘い世界ではないことにすぐに気づきます。初心者が投資の世界に入り退場していくまでの期間は、おおむね4年から5年と言われています。

相場の世界を甘く見ているからだと言われればその通りなのですが、私は投資で成功するには、投資技術より、投資家の心構えや投資の本質を理解することが先ではないかと考えます。

ここで「投資とは何ぞや」について考えてみたいと思います。投資の基本中の基本の解説ですが、あらためて投資の原点に立ち返って考えて見ましょう。

『相場に正解は無い、常に謙虚になれ』
いつも申し上げていることですが、相場の世界には答えがありません。相場の世界は常に迷いの世界でもあるのです。であるから、たまに大儲けしたとしても有頂天にならず謙虚になることです。「勝って兜の緒を締めよ」

『経済学は通用しない、常識のない世界である』
経済学の理論が通用するならば経済学者は皆お金持ちです。投資では学校で学んだ経済学など通用しません。相場は経済学とは別次元のものなのです。投資とは、安いところで買って高いところで売るという常識は誰でも知っています。もし、この常識が通用するなら投資家は誰もお金持ちになれます。

『大敗したトレードの原因は自分の中にある』
投資とは投資家の体験の中にあるものです。成功体験、失敗体験は投資家それぞれ異なります。それぞれの体験の中に学ぶものがあり、それらが投資家の投資スタイルを形成していくのです。

『相場の世界で正しいのは価格だけである』
投資評論家の話など聞く必要はない。評論家はもっともらしい理論を振りかざして、解説するが当たりはしない。無責任極まりない。「相場に経済学(理論)は通用しない」である。常に株価は正しい。信用できるのは株価だけである。

『長い航海の途中に嵐に遭うのは必然的である』
相場にはクラッシュはつきものである。順調に稼いで利益を積み上げてきても一度の暴落ですべてを失うこともある。初心者は万が一の暴落に対しての備えがない。やはり、リスクの多い投資の世界にはヘッジは不可欠です。

『相場の世界に近道なし、本質は単純なもの』
何の世界にもビギナーズラックはあるものです。たまたま上昇相場に乗って稼いでも、追い風もいずれ逆風となるものです。慢心は山の頂です。投資とは売りと買いだけです。あまり難しく考えることはありません。シンブル・イズ・ベストです。

『負けは素直に認め、期待はするな』
投資の世界は負けの続くゲームであると言われています。負けは素直に受け止める必要があります。負けが認められず「もう少し、もう少し」と頑張っているようでは投資家失格です。

『最終的な勝者は全体の3%』
投資の世界は理論も通用しない、常識も通用しない世界であるため、最終的な勝者は一握りの投資家だけである。この現実を理解し取り組まなければなりません。

『勝者は夢をみない、勝者は常に孤独である』
投資とは人を介さない孤独なビジネスです。ひとりで考え悩むと、その答えは必ず曲がると言われています。孤独に耐え、現実を直視して、感情を抑えてひたすら売買を繰り返しすことに耐えられる者が最後の勝者となれるのです。

以上のように、投資の鉄則は誰でも知っていることです。これらができるかできないかではなく、やるかやらないかです。



   ≪ ひたすら続けることである ≫
2014/12/01(Mon)

2014/07/25 のコメントです。

長く投資活動を行っていると、投資家にとって適した相場環境とならない場合があります。たとえば、行ったり来たりの往来相場であったり、急騰急落の相場であったりでは、その判断に苦慮し収益もままならないものです。

相場が悪い時というのは、相場が良かった時の手法を使用しても利益が出せないことが多かったりします。そこで、そのような環境下では「休むも相場」との相場格言を思い出し、一時的にでも休みたい気分になります。

適した環境でない相場変動などの時は慎重に取引をする必要があるのですが、常に申し上げていますように、相場環境が悪いといっても全面撤退はあまりお勧めできません。

確かに、相場環境には勝ちやすい相場と勝ちにくい相場があるのも事実です。当然のことながら、勝ちにくい相場の時はあまり手を出すべきではありません。やけどをしないために休みをとることも選択肢のひとつとなります。しかし、そうなってくると相場が良い時と悪い時の見極めが必要になってきます。

これらの見極めは「日々の出来高が少なくなってきている」「直近に非常に大きな下げがある」「それまで強い動きをしていた個別銘柄の動きが一気に鈍くなる」「金融株の動きが鈍くなる」などと相場環境を解説している文献もあるようですが、相場が良い時と悪い時の見極めは、相場の見通しを予測するのと同じように後になってからでないと結局のところ分からないものです。

私は、このようなことから、手が合わないときは投資資金を減らすことは良いと思いますが、全面撤退はあまりお勧めできません。

相場環境が悪くなってくると「様子を見よう」「様子を見てから」という言葉をよく使います。これらの言葉は投資判断として適正と思われがちですが、私は間違っていると思っています。

「様子を見よう」「様子を見てから」は、判断、決断ができない状態でもあるのです。判断、決断から逃げていることでもあるのです。投資においては「適切な判断」が要求されるところですが、「様子見」は、その判断を先送りしているだけなのです。つまり、優柔不断であるということです。投資において、優柔不断では儲かりません。

私の「迷言集」に『逃げては何も残らない。逃げてもまた元のところに戻るだけ。今逃げたら、明日はもっと大きな勇気が必要となる。逃げずに困難に立ち向かえ』とあります。これは私が相場体験の中から自戒を込めて出てきた言葉です。

「休むも相場」を別な角度から見てみると、収益が上がらないから休んで様子を見ようということではないか。ここでの休む根拠は「収益が上がらない」が理由となりますが、収益の上がらないのは相場の問題だけでしょうか。投資家自身に問題はないのだろうかと考えたことがあるだろうか。

結局、堂々巡りで結論の出ないところですが、つまりのところ分からないということなのか。そうなのです。相場は分からないのです。だから、成績が上がらないときも、その原因が相場にあるのか投資家自身にあるのか明確ではないのですから、成績が悪くても少しずつでも続けることが肝要なのではないでしょうか。

続けることによって分かってくることもあるだろうし、経験も積み上がってくるものでしょう。それが「力」となってくるのです。

「迷言集」から・・・、『「力」とは繰り返しの結果である。目標と信念と情熱を持って、良いときも悪いときも、ひたすら続けることである。』



   ≪ メンタル面の強靭化 ≫
2014/11/22(Sat)

2014/07/20 のコメントです。

株式投資の手法はさまざまであると思いますが、その基本は「相場観測」「銘柄選択」「売買テクニック」にあると考えます。まず、相場全体の方向性を判定する相場観測。これが的確にできれば株式投資で成功したも同然である。

しかし、この相場観測は永遠に答えの出ない、または、答えのないテーマでもある。相場観測を制する者が勝者になれることは間違いないのだが・・・。

次に、銘柄選択であるが、銘柄選択には企業のファンダメンタルズは欠かせない。ただ、企業分析においても、我々がそれらの正確な情報を得られるかは疑問である。

売買テクニックにおいては、テクニカル分析における重要な要素となります。特に、短期売買では、さらにその精度を上げなければなりません。デイトレードにおいては、この売買テクニックだけと言っても過言ではないだろう。

しかし、しかしである。投資において、これらをすべてマスターすれば勝てると言うものでもありません。投資とは、他のビジネスのように物を扱うわけでもなく、また、取引先との駆け引きを行うわけでもありません。ひたすらバーチャルな空間での自分との戦いです。

つまり、損得を賭けた自分の感情との戦いでもあるのです。感情が大きく揺さぶられ、あるときは歓喜し、また、あるときは絶望に打ちひしがれ、すべてを投げ出したくなるときもあります。

このようなことから、投資の世界は技術的な問題だけではなく、投資家自身のストレスなどのメンタル面における投資の適正、不適正が問われることになります。

そこで、投資の適正、不適正、および、その克服方法について考えて見ましょう。心が折れやすい人と逆境に強い人の思考習慣の違いについて、あるデータに基づいて考えて見ます。

心が折れやすい人の思考習慣は次のような特徴が共通して見られるようです。

1)いつも誰かと比較して自分の欠点ばかり見ている。
2)相手の嫌な面ばかり見て、相手が全て悪いんだと思い込んでいる。
3)漠然とした不安や心配を堂々巡りさせている。
4)視野が狭くいろいろな視点から物事を見つめられない。
5)物事を先延ばしにして、行動できない。
6)自分ではどうしようもない環境にばかり愚痴をいっている。
7)完璧にやろうとしすぎて疲弊する。
8)過去の失敗にずっとクヨクヨしている。

このような思考をする人は、多くの逆境に直面した時にストレスを強く感じます。

一方、逆境に強い人の思考習慣とはどんなものでしょうか。

1)長所も短所も含めて等身大の自分を受け入れることで適切な自信を持っている。
2)人間関係において相手を変えようとするのではなく、自分の見方を変えることで感情のわだかまりを解消できる。
3)不安や恐怖に直面したときに、曖昧さを排除し具体化することで解決策を考えることができる。
4)自分の立場から離れ、多くの視点(過去・未来・相手・第三者)から考えることで常に冷静さを保つことができる。
5)変えられないことではなく自分ができることに焦点を絞り行動することができる。
6)置かれた環境や辛い状況など自分では変えられないことを受け入れることができる。
7)0点か100点かの極端な思考から抜け出し、複数の基準を設定することで柔軟に考えることができる。
8)過去の出来事、未来への挑戦に意味や感謝を見出すことでモチベーションを高めることができる。
9)過去の後悔や未来の不安をいったん脇に置いて、今この一瞬に集中することができる。

以上の内容を参考にして、投資家自身が自己分析した上でメンタル面の強靭化を図るべきと考えます。



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