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…知って得するページ…

   ≪ 損切りの多様性 ≫
2016/03/18(Fri)

2016/01/23 のコメントです。

FRBは2015年12月に利上げに踏み切り、これが予想以上の混乱を引き起こしているようです。金利動向は常に経済に変化をもたらすものです。

現在の悪材料を列挙すると、中国経済不安、元安・株価の混乱、原油安、産油国ファンド(SWF)の売り、円高、中東および北朝鮮の地政学的リスク、アメリカ経済・利上げの不透明感、大幅減益になるかも知れない米企業業績、移民が押し寄せる欧州経済、ロシアの経済危機など。これらの原因はすべて米利上げのせいとは思いませんが、何がしかの関係があるのは確実です。

原油安は日本において好材料ではないかという意見もありますが、原油の輸入だけを考えればそのとおりかもしれません。しかし、経済がグローバル化した現在では、産油国の収入減や世界経済の低迷となれば日本でも経済減速は免れないでしょう。

さて、以上のような世界経済の混乱の中で株式市場も大荒れの状況です。一日の値幅が驚くほど大きくなっています。寄付き値も何百円も飛んで寄り付いています。これでは投資家も市場に振り回されてしまいます。

現在のような大荒れな市場でも勇気ある投資家は、ここがチャンスとばかり果敢にチャレンジしています。しかし、現在のような市場では、従来のテクニカル指標などは役に立たないのではないでしょうか。たとえ、テクニカル指標を現在の相場動向に合わせてうまくいっているように見えても、それらの指標が今後も利用できるという保障はありません。

大荒れの相場状況下で投資家が取る対策は、まず初心者であれば戦線を縮小する。損切りは確実に行う。自分の売買ルールに忠実に従うなどでしょう。また、今回の相場でたまたま大儲けしたからといって戦線の拡大は慎むべきです。

市場が大きく変動する状況では、小手先のテクニックなどは通用しません。損切りラインをしっかりと決めて確実に実行することだけです。

損切りの基準は投資家それぞれであると思います。多くは何%損失になったら損切りするなどが一般的であると思いますが、以前、当欄で解説しましたように金額での損切りも効果的であると思います。

100万円の投資で10%損切りは10万円の損となります。1000万円では100万円の損となります。つまり、パーセントの損切りでは投資金が大きくなればなるほど損切りの金額が大きくなります。そのため投資金が大きくなればその分プレッシャーも大きくなってきます。

それに変わり金額での損切りは損切り金額が常に一定です。たとえば損切り金額を30万円とした場合、100万円投資した時は30%での損切りとなり、1000万円投資した時は3%の損切りとなります。

損切り金額が常に一定しているということは、投資家にとってあまり大きなプレッシャーとならず平常心で投資活動ができるのではないだろうか。一度体験してみなければ分からないとは思いますが・・・。損切りにも多様性があってもよいのではないでしょうか。



◆ SPS研究所の短期相場観測指数 ◆ (毎日更新)

更新日時 2016年01月22日 18時12分 ( 日経平均 16.959 )

∞∞∞∞∞∞∞∞∞< 短期相場観測指数 >∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


・相場判定 買い 
( ロスカット@ 16.839 )
( ロスカットA 16.690 )
・ボリューム 19.4 ポイント

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   ≪ 適切なロスカット ≫
2016/03/12(Sat)

2016/01/15 のコメントです。

今年に入り投資市場に嵐が吹き荒れています。東証大引けは史上初の年初来6日続落となった。中国をはじめ海外主要株式市場でも不安定な値動きとなっています。

円相場は対ドルでアメリカの利上げに伴い、今のところは円高派だったミセスワタナベ(日本の主婦によるFX投資家の総称)は苦戦を強いられているようです。

また、石油相場では僅か半年で大暴落となった。これは留まるところを知らないという感じになってきました。一時30ドル割れは強烈なインパクトとなるでしょう。

現在の石油相場は今や需給相場ではなく、投機筋のおもちゃになっているような気もしますが・・・。サウジアラビアは長期化する原油安で歳入は目減りしており、手持ちの株式を売却して歳入確保を図るとも言われている。

さらに、イスラム国問題は全く収まっていませんし、それを受けた難民は今や2000万人にものぼるとされます。100万人を受け入れた欧州は立派ですが、その難民たちが引き起こす問題がドイツあたりでは社会問題化しつつあります。

ちなみに、ウォーレン・バフェット氏は石油株を買っているという。また、ジョージ・ソロス氏を含む大物投資家達は金の買い増しを続けているらしい。

以上のように、株式投資を取り巻く外部環境は混沌とし、片時も目を離せない状況です。よって、現在のような外部環境は読みきれないので、投資活動は一時休止しようなどと考える投資家も多いのではないだろうか。

私は、投資活動の全面休止にはあまり賛成はできません。最小単位ででも投資活動は続けるべきです。その理由については当欄で何度も説明してきました。

多くの投資家はシナリオを描いて投資活動をしているようですが、シナリオを描くから現在のような環境では恐れをなして手が出なくなってしまうのではないだろうか。

私自身も今後の見通しは無意識に描いてしまいますが、システム売買であるため、不安だからといって休むということはしません。休むときは分析システムの改良時に少し休む程度です。実践していると、なんとなくおかしいなと思うときがあります。そのようなときにシュミレーションを行いシステムの改良をしています。

私は、昨年末から年初にかけて、過去25年間の売買シュミレーションを行いました。その結果として得られた答えは、25年間の売買でおおむね右肩上がりの収益となったのですが、その売買に適切なロスカットを入れてシュミレーションをすると、その収益は2倍となりました。

現在のような不透明な外部環境の中での売買では、適切なロスカットを実行することにより、何も恐れることなく売買が可能となるのではないでしょうか。シートベルトをしっかり締めて頑張りましょう。



   ≪ おめでとうございます ≫
2016/03/05(Sat)

2016/01/09 のコメントです。

新年、明けましておめでとうございます。

さて、中国株式市場は7日、株価指数「CSI300」が5%急落したことを受けて取引が15分間中断され、再開後も数秒で7%下落したため、わずか30分でこの日の取引が打ち切られた。サーキットブレーカーが適用されたのはこの4日間で2度目。中国の人民元も今年に入って対ドルで約1%下落した。

取引中断の措置は「サーキットブレーカー」と呼ばれ、中国当局が変動の激しい相場を安定させる目的で最近になって導入していた。中国経済に減速の兆しが見えていることに中国国内や海外の投資家が反応したようだ。

暴落のもう一つの要因として、株の大量売り禁止がもうすぐ解けそうだという認識もあったとされています。2015年夏の中国株暴落で、中国政府は一定以上の大株主の「売り注文」を禁止していた。

買うのは良いが売るのは禁止というとんでもない指示ですが、これでは株式市場とは言えないのではないだろうか。株を売ったら逮捕すると通告し、それだけではなく、あらゆる政府機関や中国企業に株を買うよう指示し、買わないと逮捕すると脅しました。

中国(共産主義)ではよくあることだそうです。さすが共産主義と拍手を送りたいところです。中国株の暴落騒動はいずれ収まるだろうが、これで問題が解決したわけではない。緊急措置とはいえ場当たり的な対応ばかり果てしなく続く無策ぶりだ。

ところがである、今度は上海証券取引所は「サーキットブレーカー」制度を暫定的に停止すると言い出した。同制度は「現在、マイナスの効果の方がプラスよりも大きい」と暫定停止の理由を説明した。何をやっているんだか。当局の混乱ぶりが浮き彫りとなった。これで世界第二の経済大国か・・・。

そもそも、共産主義が資本主義(株式市場)をコントロールできるのだろうか。私は、共産主義であろうが資本主義であろうが、すべては「正しき(本来あるべき姿)に帰する」と考えています。今の中国株式市場は、今そのプロセス(調整)の中にあると思っています。

さて、年明けの東京株式市場は、上記のように中国株式市場の問題や北朝鮮の水爆の問題などで荒れ模様です。今年こそはと意気込んでいた投資家の出鼻を挫かれたような情勢です。まだボラティリティも大きいので、あまり無理はしない方が賢明かと思います。

今年もよろしくお願いいたします。



   ≪ 勝率30% ≫
2016/02/27(Sat)

2015/12/25 のコメントです。

いよいよ年の瀬となり何かと忙しいことと思います。本年を振り返って投資成果はいかがでしたでしょうか。株式市場は本年の後半から荒れ模様となり、投資家には難しい相場展開でした。

正確には、本年7月初旬の急落より相場の様相が大きく変化しました。そして、異常な相場展開は現在も続いています。これらについては分析指標により明らかです。テクニカル分析指標も本年前半まではよくフィットしていたものの、後半はまったく機能しないという現象が続いているのではないでしょうか。

最近の異常な相場は、実践している投資家は分析指標に頼らずとも体感的に理解されていると思います。たとえば、当日の寄付値が前日の終値から大きく乖離して寄り付いたり、驚くことに日中の変動幅が1000円もあったりして通常の株価変動とは明らかに異なることは分かるはずです。

現在も異常な相場展開となっていることは、テクニカル分析指標でキャッチできていますが、その原因までは分かりません。原油の急落などの大きな世界情勢の変化などが要因なのかなと思っていますが・・・。

相場波乱の要因は別として、このような相場展開の中、個人投資家はどのようなことに注意をして売買を継続していけばよいのでしょうか。

市場のボラティリティが非常に大きいため、少し戦線を縮小するのもよいでしょう。また、ロスカットを確実に行うことも不可欠となってきます。現状の相場展開ではロスカットも頻繁に行わなければならなくなります。頭の痛いところです。

ここでロスカットについてもう一度考えて見ましょう。投資家は自分なりのロスカット基準で持ち株の処分などを行います。ロスカットはそれなりに痛みを伴うものですが、ロスカットなしに投資の継続は不可能であることは周知の通りです。

ロスカットの回数は勝率にリンクしてきます。ロスカットが多いということは勝率が下がることになります。もちろん勝率は高い方がよいのですが・・・。

では、一般的な適正勝率はどのくらいなものでしょうか。当欄でも何度も解説していますが、相場の上げ下げの確率は長期的に見れば50%程度でしょう。多少、上昇、下降のトレンドが発生してもいずれは50%前後に収斂してきます。

では、勝率は50%を目指して売買を続ければよいのでしょうか。一般的な売買では「損少利大」の売買でなければ利益が上がらないことは何度も解説しています。「損少」についてはロスカットで対処します。ロスカットを行うから「損少利大」となるわけです。

勝率50%前後とはロスカットなしでの一般的な概念です。では、ロスカットを入れて「損少利大」にすると勝率はどの程度となるのでしょうか。統計上のデータでは、ロスカットを入れて「損少利大」にすると勝率は30%前後になってしまいます。残念ながら投資の世界における勝率は30%前後が通説です。

もし「この分析システムの勝率は30%前後です」と言ったら利用する投資家は皆無でしょう。よって「この分析システムの勝率は80%あります」という、うたい文句で分析システムを販売することになるのです。投資家は3回も続けて失敗すると「この分析システムはダメだ」と言って他の分析システムを探し回ります。これが現実でしょう。

上記の理論からすると勝率30%前後は揺るがないところです。もちろん短期的な相場では勝率80%となることもあるでしょう。厳選した銘柄での売買では勝率も上がるでしょう。しかし、投資とは継続して長い期間売買を続けなければ収益は上がらないということからすると、勝率30%前後は揺るがないところとなります。

現実問題として、勝率30%前後は投資家にとってはかなりシビアです。「投資とは損の続くゲームである」と言った投資家がいましたが、勝率30%前後は、まさにこのことを言っているのでしょう。

投資家は長期間運用を続けるという前提に立つと、投資の原理、原則に背を向けて運用を行っても長期的には良い結果は得られないことになります。よって、現実、事実には正面から対峙して、これらを取り込んで売買システムの構築に取り組むべきです。


◆本年のコメントは今回で終了いたします。来年は1月9日から配信の予定です。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。
 


◆ SPS研究所の短期相場観測指数 ◆ (毎日更新)

更新日時 2015年12月25日 18時12分 ( 日経平均 18.769 )

∞∞∞∞∞∞∞∞∞< 短期相場観測指数 >∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

( ロスカットA 19.032 )
( ロスカット@ 18.886 )

・相場判定 売り 

・ボリューム 39.6 ポイント

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   ≪ 何事にも落胆しないこと ≫
2016/02/20(Sat)

2015/12/18 のコメントです。

米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をゼロ−0.25%から0.25−0.50%に引き上げることを決めた。利上げは約10年ぶり。米経済は2007−09年の金融危機よる打撃をおおむね克服したとの認識を示した。

これらに伴い株式市場は波乱状態になるかと思いきやあまり影響は出なかった。すでに織り込み済みだったのだろうか。しかし、その後に日銀が開いた金融政策決定会合で決定した施策の影響で株式市場は乱高下した。

このように何が株価に影響するか分からないものです。しかしながら、政府の決定事項、特に金利政策は経済や金融市場に徐々に反映してくるものです。情報や材料といった株価変動要因も株価にどのようにインパクトを与えてくるのか分からない。株価に即反映してくるのか緩やかに反映してくるのか分からない。

これら株価変動要因の反映が早くなろうが遅くなろうが結果的には織り込まれるわけですが、この遅いか早いかは投資家にとって重要な問題となる。このあたりの読みが難しい。

私は相場の先読みは一切しないので、株価変動要因の反映の分析などはまったく行わない。行わない言うより分からないからしないと言った方が正しい。よって情報や材料で振り回されることはない。

しかし、このところの相場の乱高下には振り回されている。日経平均の寄り付き値が前日の終値から300円も400円近くも離れて寄り付いては、短期的な相場の流れを判定することも容易ではない。よって、成績も芳しくない。

これらも夜間取引での米国市場の影響が大いに関係しているようです。米国の利上げの影響などもあって、しばらくはこのような状況が続くのではないかと思われます。まだまだボラティリティは大きい状況にあります。

投資家は負けが続くと一時中断しなくもなるものです。私も友人に「そんなに損が続くのになぜ止めないのか」と言われたことがあります。「止めたくもなるが、これが私の仕事であり、投資を生業としているので逃げ場がない」と返事した記憶があります。

投資家であれば誰でも負けが続けば投げ出したくもなります。そこで踏ん張って売買を続けられるには何が必要でしょうか。強い気持ちでしょうか。強い気持ちがあっても、みるみるうにち減っていく投資金を見れば気持ちも折れてしまいます。

このように状況に追い込まれたとき、投資家は何を心のよりどころにするのでしょうか。何を信じて売買を継続していけばよいのでしょうか。

一般的に、追い込まれたときには「自分を信じて・・・」という言葉をよく耳にしますが、現実的には、なかなかできることではありません。私のような凡人には所詮無理な話です。ここで投資家は大いに悩むのです。

私の語録に『「力」とは繰り返しの結果である。目標と信念と情熱を持って、良い時も悪い時も、ひたすら続けることである』とありますが、まさに継続は力なりです。しかし、投資では上記のように継続できないという問題が多く発生し、結果として「力(成果)」が発揮できないということになります。

このような問題に対しては、以前から当欄で「投資金を最小単位にしても継続すべき」と解説してきました。投資の世界では「もうギブアップ」という状況はたくさんあります。しかし、売買を一度中断してしまうとまたスタートラインからとはじめることになります。

やはり、私の語録に『逃げては何も残らない。逃げてもまた元のところに戻るだけ。今逃げたら、明日はもっと大きな勇気が必要となる。逃げずに困難に立ち向かえ。』とあります。実際にはこの言葉のようにはいきませんが、気持ちだけでも落胆せず前向きにしたいものです。

話は戻りますが、私は現在でも負けが続けば落ち込みますし、投げ出したくもなります。しかし、そこで踏ん張れるのはシミュレーションの結果です。実際の成績はシミュレーション通りにはなりませんが、少なくても継続運用すればプラスになるという結果を心のよりどころとしてがんばっています。


拙者の格言

『成功するための極意、何事にも落胆しないこと。あくまでもやり続けること。決して断念しないこと。』




◆ SPS研究所の短期相場観測指数 ◆ (毎日更新)

更新日時 2015年12月18日 18時12分 ( 日経平均 18.987 )

∞∞∞∞∞∞∞∞∞< 短期相場観測指数 >∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


・相場判定 買い 
( ロスカット@ 18.874 )
( ロスカットA 18.733 )
  ・ボリューム 69.0 ポイント

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   ≪ 金額での損切り ≫
2016/02/13(Sat)

2015/12/12 のコメントです。

石油輸出国機構(OPEC)総会を受けて原油相場が急落し、今年の最安値を更新している。原油安はシェールオイルや深海油田に対抗する手段と思われるが、国際原油需給の過剰供給を是正するメドが立たない中、需給バランスの均衡化、そして原油安是正のためには、いずれかの産油国が生産調整に踏み切る必要性があるのではないだろうか。

さて現在、株式市場は2万円を高値として下落傾向にある。これらをテクニカル面から判断すると、昨年の4月から8月上旬までの高値の平均買いコストは2万円前後であるため、この水準でやれやれ売りが出たものと思われます。

相場の上昇期から下降期に転換する時の売買は難しいものがある。そこで、ひとつの投資手法(損切り)について述べてみたいと思います。

たとえば、株価1000円の銘柄を1000株買い付けしたとします。売買代金は100万円となります。そこで損切り幅を設定します。損切りを10%に設定すると損切り金額は10万円です。株価が900円になったら損切りします。

これは一般的に損切りと考えられますが、もし株価が1100円に上昇し、さらに買い増し(1100円で1000株)した場合の損切り基準はどのように設定すべきでしょうか。

1000円と1100円での買い付けで2000株。それぞれを10%で損切りすると、21万円(10万円+11万円)の損となります。これらの方法で買い上がりや買い下がりを行っても投資金に対する損切りは10%となります。これらが一般的な損切りに対する概念でしょう。

これらは「率」によって損切りとなりますが、もうひとつの方法は「金額」での損切りです。たとえば、損切り金額を10万円とします。株価1000円の銘柄を1000株買い付けした場合、損切りは10万円なので株価が900円になったら損切りします。これは上記の10%損切りと変わりません。

もし、この「金額」での損切りで買い増しした場合はどのような処理をするのでしょうか。「金額」での損切りは、損切り限度額が10万円ですので、たとえ建玉が増えたとしても損切り金額の10万円は厳守します。

株価1000円と1100円で合計2000株買い付けしたとします。この場合の金額での損切りはやはり10万円です。投資金は210万円となりますが、これらに対して10万円の損が出たら損切りします。

同じ銘柄での買い付けのため、株価1000円も1100円も同じ幅で変動します。そこで、投資金は210万円で損切り10万円は株価がいくらの時か逆算します。逆算すると株価1000円での損切りとなります。(1000円での買い付けは損益0、1100円での買い付けは損益−10万円)

投資において投資金の増減はあるものです。投資金が増えてくると投資家も緊張してきます。なぜなら、万一、損切りが発生すると損切り金額も大きくなるからです。緊張が続くと投資判断も狂いがちです。

もし、金額での損切りであれば投資金が増えたとしても、あまり緊張せず気楽な投資ができるのではないでしょうか。「損はこまめに切る」という投資基本にも合致してきます。一考されてはいかがでしょうか。



SPS研究所 ホームページより

◆ SPS研究所の短期相場観測指数 ◆ (毎日更新)

更新日時 2015年12月11日 18時12分 ( 日経平均 19.230 )

∞∞∞∞∞∞∞∞∞< 短期相場観測指数 >∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

                ( ロスカットA 19.481 )
                 ( ロスカット@ 19.342 )

・相場判定 売り 

・ボリューム 74.4 ポイント

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   ≪ 何を信じるのか ≫
2016/02/06(Sat)

2015/12/05 のコメントです。

東京市場は、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切るのではないかとの観測で日経平均は一気に下落した。利上げの確率は五分五分であろうが市場は敏感に反応しているようだ。

さて、今年も師走となって忘年会のシーズンです。私も先日誘われてトーレーダーの忘年会に出席してきました。皆さん各方面で活躍されている方達なのでワイワイガヤガヤと賑わっていました。大人数の忘年会であったため限られた投資家としかお話ができなかったのが少し心残りでした。

出席者は、システムトレードのコンテスト優勝者やギャンブラー、専業トレーダー、証券マン、証券アナリスト、システムエンジニア、アナウンサーなど多彩な顔ぶれで、そのほとんどがFXのトレーダーでした。

トレーダーの会合に出席するということは、それなりに投資で成功している方と考えられます。投資家はなかなか自分の手の内は明かさないものですが、少し話をするとどのような投資手法であるか私には分かります。

FXトレーダーのほとんどはテクニカル分析のようですが、その分析指標はおおむね証券会社から提供されているシステムか市販のアプリケーションを利用しているようです。つまり既存のテクニカル分析指標を組み合わせでの利用です。

何度も解説していますが、既存のテクニカル分析指標の組み合わせでは一時的に好成績を収めることもありますが、長期間運用しているとあまりよい結果が得られないことは分かっています。

このことを出席したある投資家にぶつけてみた。すると彼は「確かにその通りだが、うまくいかなくなった時は裁量でやりますよ」という返事が返ってきた。彼は「自分はシステムトレーダーである」と言っていた。

また、トレードシステム製作者にも尋ねてみた。よくウェブサイトに右肩上がりのパフォーマンスで勝率80%などと宣伝しているサイトがあるが、あれはいかがなものだろうかと。

システム製作者いわく「過去のシミュレーションの結果は正しいのだろうが、その後のパフォーマンスは相場を見て少し手を加えているようだ」と言った。確かに未来永劫、右肩上がりであれば自分で売買するだろう。

相場の世界はそれだけ難しいということなのだろうか。投資では儲かることもあるが、その難しさは継続性にあるのではないだろうか。やはり上記のシステムトレーダー?のように、既存のテクニカル分析指標を組み合わせでは限界があるので一部裁量を交えながらの売買となるのではないでしょうか。

私自身のシミュレーション分析において、1000日間の連続売買でおおむね右肩上がりのパフォーマンスとなるシステムを作成したのですが、実際に売買すると損切りが連続したりして気持ちが折れそうになることもあります。勝率が30%前後であるので損が続くのは当然なのですが・・・。シミュレーション(仮想)と現実のギャップに頭を痛めるところです。

私でもそうであるように、ましてや他人の作ったシステムで連続して3回も損切りが続くようなら、このシステムは使えないと止めてしまうのも当然でしょう。要は、うまくいかない時、追い詰められたときに、何を心のよりどころにするかにかかっているようです。

やはり、最後は自分自身を信じるしかないのでしょうか。私は「自分で作ったシステムを自分が信じなく何を信じるのか」と、自分に言い聞かせ頑張っています。皆さんはいかがでしょうか。



SPS研究所 ホームページより

◆ SPS研究所の短期相場観測指数 ◆ (毎日更新)

更新日時 2015年12月04日 18時11分 ( 日経平均 19.504 )

∞∞∞∞∞∞∞∞∞< 短期相場観測指数 >∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

( ロスカットA 19.752 )

( ロスカット@ 19.614 )
・相場判定 売り

  ・ボリューム 72.2 ポイント

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   ≪ 投資は得意分野で ≫
2016/01/30(Sat)

2015/11/27 のコメントです。

市場のボラティリティが大きくなると、投資活動でハイリスク・ハイリターンとなる。最近は前日の終値と翌日の寄り付きの始値の間に大きく乖離することが多いようです。つまり、窓空けして寄り付くということになります。

当然ながらボラティリティが大きくなると窓空けが多くなりますが、昨年の8月の暴落時にもきわめて大きな窓が開いている。窓空けが大きいということは、ハイリスク・ハイリターンの状況にあると言ってよいでしょう。

酒田五法による窓空けには「三空叩き込み」や「三空踏み上げ」などがあります。「三空叩き込み」とは、下落相場で3回も窓を空けてしまうと、さらに下がるのではと恐怖を感じますが上昇転換のチャンスとなることが多いと言われています。
「三空踏み上げ」は、上昇相場で3回も窓を空けてしまうと、行き過ぎだから売っておこうという心理が働き下落転換となることが多いと言う。

「三空叩き込み」や「三空踏み上げ」などを売買手法に組み入れるのはやや危険な感じがしますが、相場のひとつの見方として捉えればよいのではないでしょうか。

ではなぜ、このような窓空けとなるのでしょうか。もちろん何らかの突発的なニュースや材料が出たときなどはパニックになり、売買が集中して窓明けで寄り付くことも多い。上記の「三空」などはその典型ではあるが、このような状況が発生すると、たしかに相場も材料出尽くしとなって反転することが多いようです。

しかし、以前は現在のような窓空けは少なかったような気がします。考えるに、窓空けの要因のひとつとして、現在は先物の夜間取引やCFDが影響していると思います。夜間に大きく変動すると当然ながら翌日には大きく乖離して寄り付くことになります。あまり乖離して寄り付くと、投資家も売買の判断に迷うことにもなります。

東京市場の夜間取引の変動は何によって大きく影響するかというと、もちろん突発的な材料などよるところも大きいのですが、ほとんどはNYダウをトレースするかのように追従して変化しているようです。

経済がグローバル化する中で投資市場も同様にクローバル化されて、相場変動の要因が多岐にわたることが分かります。このように、これからは東京市場も国内の要因を分析するだけでは難しいのではないかと思います。では、分析に「海外の要因も・・・」と言っても、個人投資家レベルではやはり無理があります。

私としては、ファンダメンタル分析や材料、海外の情報等の分析は不得手であるため、いきおいテクニカル分析にのめり込んでいったという経過があります。だからと言ってファンダメンタル分析や材料、情報の分析は必要ないというわけではありません。それぞれの得意分野で実力を発揮すればよいのです。

現在の投資環境では、投資の分析も多岐にわたり、また多様性が要求されるものですが、これらをすべて網羅することは難しいため、究極は自分の投資に対する適正(得意分野)を考え、分析範囲を絞り込んで特化し、自分に合った投資手法で売買すべきでしょう。



SPS研究所 ホームページより

◆ SPS研究所の短期相場観測指数 ◆

更新日時 2015年11月27日 18時10分 ( 日経平均 19,884 )

∞∞∞∞∞∞∞∞∞< 短期相場観測指数 >∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

( ロスカットA 20,140 )
・相場判定 売り  ( ロスカット@ 19,998 )

  ・ボリューム 7.4 ポイント

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   ≪ 有利な仕掛け ≫
2016/01/23(Sat)

2015/11/22 のコメントです。

秋も深まり、各地からの紅葉の便りが楽しみです。気のせいか今年は例年より暖かいような気がします。これも温暖化の影響なのでしょうか。

さて「短期相場観測指数」を発表して以来、アクセスは順調に伸びています。短期相場観測指数は、非常に短期に変化しますので戸惑うかもしれませんが、ロスカットを入れて適切な運用を行えば、緩やかな右肩上がりの収益が確保できるというシミュレーション結果が得られています。

一連のシミュレーションにおいて感じられることがありました。それは仕掛け時のタイミングです。もちろん仕掛けは成り行きなのですが、目先的な売買と短期的な売買では仕掛け時のタイミングにより優劣が分かれてくるようです。

これは日経平均先物での売買シミュレーションですが、目先的な売買では、当日の終値での仕掛けが有利になります。短期売買では翌日の寄り付きによる仕掛けが有利となっています。これらの差は期間(時間)の経過ともに大きな差となって現れてきます。

相場が荒れている時やボラティリティが大きい時、また、目先的な売買では、その日(当日)の終値による仕掛けが有利となっています。その原因を考えてみました。ボラティリティが大きく、相場が一方通行となった時などは、翌日の寄付きは窓を開けて飛ぶ時も多くあるので、当日の終値での仕掛けが有利となっているようです。

また、相場が落ち着いた変動の場合や売買スパンが目先売買より長くなる売買(短期的な売買)の場合は、翌日の寄り付きでの仕掛けが有利です。その理由は、短期的な売買では相場の流れの中での売買判定となるため、その流れを継続する形の翌日の寄り付きでの仕掛けが有利なのではないかと考えます。

そこで、現実的に当日の終値で売買できないのではという疑問が沸きます。当然ながら株式売買は、当日の終値を見てから分析しても当日の終値での売買はできません。しかし、先物は3時15分まで売買が可能であるため、当日の終値近辺での売買が可能となるのです。

もし、3時15分までに分析が間に合わない場合は、夜間取引の寄り付きでという手もあります。売買スパンにより、より有利な仕掛けのタイミングを選択できるものと思います。

現在、SPS研究所のホームページで公開しています「短期相場観測指数」は、上記の解説の「短期的な売買」にあたります。

以上のような新たな発見をしました。今までも膨大なシミュレーションの後には何らかの新たな発見があるものです。その積み重ねが新たな投資手法となっていくのです。現在は、私がシミュレーションを始めた当初より想像もつかないような手法へと変化してきました。

また、些細なことかもしれませんが、一般的なテクニカル分析手法は株価の終値で分析しているようですが、これを中値(始値と終値の中間値)で分析すると、わずかですがパフォーマンスが向上します。わずかでも、ちりも積もれば・・・・となります。

相場の分析は非常に難しいものです。努力しても何も得られないことも多いのですが、努力しなければ何も得られないということを肝に銘じで頑張っています。



   ≪ ロスカット水準 ≫
2016/01/16(Sat)

2015/11/13 のコメントです。

今回、SPS研究所から発表しました「短期相場観測指数」に「ロスカット」を追加いたしました。ロスカットとは、いわゆる損切り水準であり、その水準を切れると危険ゾーンですという目安です。

ロスカットは「相場判定」における「買い」および「売り」の目先的なロスカット水準の@と、短期的なロスカット水準のAを表示します。ロスカット指数は現在の日経平均を基準として算出されています。そして、ロスカット指数は相場全体の変動(ボラティリティ)によって変化します。

ロスカット指数利用時の注意点として、実際の仕掛けでは、現在のロスカット指数ではなく仕掛け時のロスカット指数が有効となりますので、必ず仕掛け時のロスカット指数を記録してご利用ください。

投資手法は多様であり、それぞれの投資家によりロスカット水準も異なると思います。たとえば、日経平均を基準として個別銘柄を売買されている投資家と日経平均先物で売買されている投資家とではおのずとロスカットの基準も違ってきます。

個別銘柄を売買されている投資家の中にも目先的な売買を得意とする投資家の方も、短期的な売買をされる投資家もおりますので、ロスカット水準の@とAを上手に使い分けてください。

また、先物などを売買されている投資家でロスカット水準が大きすぎるという投資家は少しロスカット水準を小さくしてもよいと思います。その場合、たとえば現在の日経平均が19000であり、ロスカット@が18900であった場合、その幅100の50%の50などとして、18950をロスカット水準とします。

以上のように、表記されているロスカット指数をベースとして、投資家のニーズに合ったロスカットルールを構築されればよいと思います。

ただ、現在のロスカット水準は現在の日経平均に追従して表記されますので、実践においては、仕掛け時のロスカット水準で判定してください。この基準を守らないと、いつまでもロスカット水準に達しなくなりますので注意が必要です。

今回、ロスカット水準を表記しましたが、ロスカット水準に至る前に「相場判定」が反転した場合は、ロスカット水準より「相場判定」を優先すべきであると考えています。

本来のロスカットは建玉の量により、その基準も変えるべきなのですが、当方では投資家それぞれの建玉はわかりませんので、一応の目安としでロスカット水準を設定してみました。

【注意点】
「短期相場観測指数」はSPS研究所のホームページに記載されていますが、通常、データの更新は18時30分前後となりますが、もし時間を過ぎてもデータが更新されていない場合はウェブサイトの「再読み込み」を行ってください。



   ≪ トレーニングなくして栄冠はない ≫
2016/01/11(Mon)

2015/11/07 のコメントです。

最大規模と言われる郵政3社(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命)のIPO(新規上場)がありました。元国営企業の上場ということもあり、今回の上場が日経平均株価に与える影響は非常に大きいことが予想されます。

上場では3社ともに初値は売出価格を大きく上回りましたが、過大な期待は禁物かと思います。投資家の立場からは、特別視することなく一企業として捉えるべきでしょう。

さて、当研究所では先日「短期相場観測指数」を公開いたしました。短期相場観測指数は短期的な視点で精度の高い判定をしていますので、これらの指標を参考にして投資家各自の投資スタイルに合わせてご活用いただければと思います。

この指標は短売買用ですから、短期的な売買を目的とされている投資家には利用価値があるのではないかと思います。仕掛けのタイミングや建玉の操作などに利用できます。

この指標は非常に短期に変動しますので、仕掛けたもののすぐに反転してしまったという場合もあると思います。そのような時は、反転した時点で「つなぎ」を入れるなどで対処するとか、また、損切り基準としても利用できるのではないかと思います。

投資は、常に利益の時期と損失の時期が代わる代わる交互にやってきます。利益の時期はそのままでハッピーなのですが、問題は損失が長く続いた場合です。最初はこんなものだと納得して損切りを実行しますが、さらに損失が続くようになると不安がよぎり悩み始めます。

そんな時に投資家の判断が分かれます。売買を一時中断して様子を見るか、または、自分が決めたルールだから損切りを続けてみようと。いずれにしても、損切りが長く続くと当然ながら投資家はウツ状態に陥ります。

話は少しそれますが、今回のラグビー・ワールドカップにおいて、日本チームは世界中を驚愕させました。その原動力となったのは何だったのでしょうか。私はその原動力は徹底した練習にあったと思います。ヘッドコーチのエディー・ジョーンズが言っていたように、日本チームは「世界一の練習をした」と。

「走った距離は裏切らない」と、あるスポーツ選手が言っていたように、やはり、そこにあるのは徹底したトレーニングであろう。トレーニングなくして栄冠はない。

話を戻して、スポーツの世界と相場の世界を比較してみよう。スポーツの世界は徹底した練習であるのに対して、相場の世界で、これらに匹敵するもの(練習)は何であろうか。徹底した勉強であろうか。

もちろん、投資の勉強も大切ではあるが、私は自分の投資手法の裏付けを取ることにあるのではないかと考えます。裏付け、つまり現在利用している投資手法が正しいものであるという裏付けが必要である。

では、その裏付はどのように取ればよいのだろうか。私は、その裏付けは自分の投資手法の徹底したシュミレーションではないかと考えます。シュミレーション
を徹底的に行い、信頼できるシステムであると確信したならば、たとえ損切りが続いたしても、ウツ状態などになることなく淡々と売買が継続できるのではないだろうか。私は徹底したシュミレーションを心のよりどころとして売買しています。

今回公開しました「短期相場観測指数」も徹底したシュミレーションを行いました。正しくご理解いただければ、投資家のご期待に添えるものと思います。


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「短期相場観測指数」は、SPS研究所のホームページに記載されています。無料で閲覧できます。指数は毎日更新されますので記録などして、その推移を見てください。当分の間は継続したいと考えています。感想などお聞かせいただければ幸いです。

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   ≪ 短期相場観測指数 ≫
2015/12/25(Fri)

2015/10/29 のコメントです

部屋に閉じこもり、目を真っ赤にして修羅のようになって約3ヶ月。数台のコンピュータを24時間フル稼働して研究したシステム開発もやっと終盤を迎えました。電気代が通常の2倍近くなりました。

完全に納得したわけではありませんが、おおむね右肩上がりの収益の上がるシミュレーション結果でした。いわゆるシャープレシオ(運用成績を測るための指標のひとつ)において、収益が確保できるということです。

まだ詰めたいロジックもあるのですが、あとは少し休憩してから再チャレンジしたいと思います。

これらの研究の間にいろいろな指標を開発しましたので、その一部を公開いたします。それは「短期相場観測指数」と言い、相場の変動を買いのタイミングと売りのタイミングを明確に分けて、その上昇、下降の強弱を表した指標です。非常に短期的な判定となります。

「短期相場観測指数」は、SPS研究所のホームページに記載されています。無料で閲覧できます。指数は毎日更新されますので記録などして、その推移を見てください。当分の間は継続したいと考えています。感想などお聞かせいただければ幸いです。


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<< 短期相場観測指数の見方 >>  (短期相場観測指数は毎日更新します)
 
短期相場観測指数は、現在の株式市場全体の方向性とボリュームを示す指数です。
短期的な視点で精度の高い判定をしています。


【 相場判定 】-----------------------------------------------------------

「買い」の表示は市場が上昇傾向、または高い水準にあることを示しています。
「売り」の表示は市場が下降傾向、または低い水準にあることを示しています。


【 ボリューム 】---------------------------------------------------------

ボリュームは0ポイントから100ポイントの間で変化します。
ボリュームは市場の方向性の大きさを示しています。

たとえば、
「買い 80ポイント」であった場合は非常に強い上昇傾向を示します。
「買い 20ポイント」であった場合は弱い上昇傾向を示します。

たとえば、
「売り 80ポイント」であった場合は非常に強い下降傾向を示します。
「売り 20ポイント」であった場合は弱い下降傾向を示します。


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短期相場観測指数は、日経平均などと照らし合わせ、毎日記録して、その傾向を
把握することにより市場全体の方向性や相場の強弱、転換時期が確認できます。

短期相場観測指数のご利用は、短期相場観測指数を参考にして投資家各自の投資
スタイルに合わせてご活用ください。


短期相場観測指数の時系列チャート(サンプル)は、過去6ヶ月間の相場観測指数
と日経平均のチャートです。時系列チャートの更新は不定期ですので、毎日記録
して、その推移をご確認ください。

よろしくお願いいたします。



   ≪ 正しい損切り ≫
2015/12/18(Fri)

2015/10/23 のコメントです。

我々は投資の世界にリターンを求めて参入します。しかし、リターンのあるところには必ずリスクが存在します。投資には常にリスクが付いてまわる。よって投資の世界には適切なリスクマネージメントが不可欠となってきます。

リスクマネージメントの代表はやはりロスカット(損切り)であろう。投資がネット取引ができるようになってからは、仕掛けとともにロスカット水準も設定できるようになり、投資が非常に身近に感じるようになってきました。

特にFX取引は24時間取引であるため、寝ている間に何事か起きて相場が急変しようものなら、目が覚めたときには破産していたなどということも起こりえる。そのためには仕掛けとともにロスカットの注文は必須である。

FX取引と同様に先物にも夜間取引がある。日本の先物市場の夜間取引は、16時30分から翌日の3時まで取引が可能です。このように夜間取引は日中取引より取引時間が長いのです。そのため、その間に何が起こるかわからないので、やはり先物取引もロスカットの注文は必須です。

そこで、投資家の皆さんはどのようにしてロスカット(損切り)をしているのでしょうか。初心者であれば10%損切りなどと設定して損切りしているようですが、初心者ならいざ知らず、ある程度キャリアのある投資家であれば自分なりの損切り手法を持ち合わせているものと思います。

長期投資であれば、あまり損切りについて考える必要はないとは思いますが、我々短期売買の投資家は損切りについても深く理解し、正しい損切りを行わなければなりません。そこで正しい損切りとはどのような手法なのか考えてみましょう。

これは私独自の考えであり、異論もあると思いますが、ここで損切り手法について私なりの解説をしたいと思います。

「10%損切り」は投資家サイドの都合による損切り幅である。まあこの程度であれば被害も少なくて済むという感じからの数値でしょう。では実際に10%損切りを実践してみましょう。

最近の相場急落後の大きなもち合い状況で10%損切りを実践したとしましょう。上げ下げが激しく、しかも変動幅が大きい状況での10%損切りは、一日も待たずして損切りとなる。損切りが連続して投資家はうんざりして、投げ出してしまうことになるでしょう。

損切りが必要なのは分かっているが、これほど連続した損切りでは・・・、となる。そして頭を抱えることになる。そこにどのような問題があるのだろうか。

統計を取ってみるとよく分かるが、相場には変動の小さい時期と大きい時期がある。変動の小さい時期は10%損切りでも対応できるが、現在のような変動の大きな時期では無理がある。

よって、損切りの正しい手法は、相場の変動状況に合わせて、損切り幅を決めることです。ここでの変動幅はやはりボラティリティ(標準偏差)の数値より損切り幅を変化させることが正しい損切り手法と言えるのではないでしょうか。

「10%損切り」は投資家サイドの都合による損切り幅であるのに対し、ボラティリティによる損切り幅は市場の変動に合わせた損切りとなります。投資の世界は市場が「主」であって、投資家は「従」であることを理解していただきたい。

たとえば、過去6ヶ月程度のボラティリティを計測して、それらの数値に比例した損切り幅を設定することです。このような手法でなければ現在のような変動の大きな相場は乗り切れないことになります。

変動が大きい相場では、当然ながら損切り幅も大きくなるのですが、その分、相場変動が大きいためリターンも大きなものとなるはずです。リスクとリターンは表裏一体なものなのです。



   ≪ オリジナリティ ≫
2015/12/12(Sat)

2015/10/17 のコメントです。

紅葉が始まり銀杏などの街路樹が美しい。柿も見事に鈴なりになっている。高いところの柿は野鳥たちの最高のご馳走だろう。秋を感じる今日この頃です。

さて、株式市場は急落後の大幅なもちあい状況にある。まだまだボラティリティは大きいようです。先物の証拠金も通常の2倍ほどになっており、ボラティリティが大きいことを示しています。

投資の世界で長く活動していると、良くも悪くも一般社会では学べないことも体験します。特に「損失」「保証」については一般社会の比ではありません。会社勤めであれば、仕事上で多少失敗しても給料は貰えます。たとえ病気で休んだとしても保険で賄えます。

投資の世界では、損失をなくすることや何らかの保証などはありません。すべて自己責任として片付けられてしまいます。ではなぜ、人はこのような世界に参入してくるのでしょうか。

投資家はリスクを承知で大きなリターンを夢見て市場に参入してくるのでしょうか・・・。投資の世界は一般社会より非常にシビアな世界であり、時として常識や理論も通用しない世界でもあるのです。

投資は戦いです。戦いには敵に負けない武器が必要です。そこで、投資における武器とは何だろうと考える。大衆はいつも間違っているという言葉があるように、みんなと一緒では儲からないことは体験的に理解いただけるだろう。

投資とは売りと買いしかないわけですから非常にシンプルです。シンプルゆえに難しいということもあります。投資には必勝法があるわけではないので、消去法的に、投資で絶対にやってはいけないことをひとつずつクリアしていけば、おのずと正しい方向に向かうのでは・・・。

つまり、投資の基本を絶対に守るということに尽きます。いまさら言うことでもないのですが・・・。投資家であれば誰でも知っていることですが、できないのは決断と実行です。決断と実行は投資家自身の性格に依存します。よって、投資は自己責任ということになるわけです。

戦いに勝つには、やはり投資家独自のオリジナリティが必要です。これだけは誰にも負けないという得意分野を持つことです。そして、その分野を深く掘り下げていくのです。みんなと一緒では自分の存在がありません。私はテクニカル分析の短期売買に特化しています。

私は現在も戦いの武器(分析システム)を開発中ですが、高い壁にぶつかり苦戦中です。疲労困憊の状況にありますが、歯を食いしばって敵に負けない武器つくりに励んでいます。

疲れもピークに達し、取り留めのない内容になってしまいました。


「株式投資は長期にわたり継続して運用していくものである」
「相場は原因結果の法則で変動している」「相場の確率(勝率)は50%前後であ
 る」「損小利大の売買法でなければ絶対に利益は出ない」
「投資家の心理はいつも同じ」「投資家の行動はいつも同じ」
「相場は少数派につかなければ儲からない」
「ブームはバブルである」「追い風を自分の実力と錯覚するな」
「主観的、感覚的では相場は長く続けられない」



   ≪ 超高速株式取引の実態 ≫
2015/12/04(Fri)

2015/10/09 のコメントです。

インターネットの発達とともに株式取引の手数料も自由化になり、必然的にデイトレードが活発となりました。デイトレードは株式取引より為替の売買が主流となっているようです。

実際の売買では、立会気配値、つまり板情報を見ながら指値注文し、同時にロスカットのための逆指値などを入れて売買しているようです。ご存知のようにデイトレードでは、その情報を得るためには、板を見る必要があります。買いたい人
の集合体である買い板、売りたい人の集合体である売り板を読みながらすばやく売買します。

そのような状況の中、東証は5年ぶりに株式売買システム「アローヘッド」を刷新し、注文処理のスピードを約2倍に上げました。注文を受けてから応答にかかる時間は500マイクロ秒(1マイクロ秒=100万分の1秒)未満になるという。

東証がシステムを新しくした背景には「超高速株式取引」の増加があります。コンピューターによる自動発注で、大量の売買を超高頻度で行なう業者が増えているためのようです。取引所としては、注文数が増えて売買が活発化されるメリッ
トもあるので、今回のようなシステム刷新の対応となったとされています。

現在、このような超高速株式取引の注文件数は東証全体の取引の6割以上を占めるといわれています。決められたプログラムをもとに1000分の1秒単位で注文を繰り出すそうです。しかし、これでは板情報をよりどころとしている人間のトレ
ーダーは太刀打ちできません。

超高速株式取引で人間の目が追いつかない速さで売買して、それぞれの利幅は小さくても確実に儲かるやり方があるということは多くの投資家は知っているはずです。

株の売買では、買い方と売り方の注文が合致すると取引が成立します。買いたい人が多ければ、株価が上がっていきます。しかし、超高速株式取引では、まずコンピューター側が、すでに保有している銘柄に大量の買い注文を出します。そう
すると投資家が買い注文が多いから株価が上がりそうだと判断して買いに走ります。

超高速株式取引では、このように株価を大量の買い注文で少し上げておいてから持っている銘柄を売り、出していた買い注文を瞬時にキャンセルする。ほかの投資家からみると買った瞬間に株価が少しだけ下がるという現象が起きているので
す。

こうした超高速株式取引ではコンピューター側が儲かる。1回当たり0.5〜1円程度の非常に小さな額ですが、膨大な回数を積み重ねることで大きな利益につなげていくのです。

ここで何がおかしいと思いませんか。「超高速株式取引では、このように株価を大量の買い注文で少し上げておいてから・・・」。これは個人の投資家が買うつもりのない注文を出して株価を上げる手法と同じではないだろうか。個人投資家
がこれをやると「見せ玉」と呼ばれる違法行為になります。

上記の超高速株式取引も「見せ玉」と呼ばれる手法と同じではないのか。であるならば超高速株式取引も違法行為ではないのだろうか。

調べてみると、コンピューターによる超高速株式取引の場合は「複雑なシグナル解析の結果であり、現状では違法性を問われないとのこと。おかしいではないか。個人投資家だって複雑なシグナル解析で売買している投資家だっているはずです。

個人投資家がやると見せ玉で違反とされ罰せられるのに、機関投資家が高速のコンピューターで同じことを素早くやるのは取り締まらないというのはルールとして極めて不公正ではないだろうか。まったく納得がいかない。

今後、投資市場はこのようなコンピューターによる超高速株式取引が主流になり、スピードの競争となるだろう。このような環境の中で、個人投資家の位置づけはどうなるのだろうか。

しかし、私はあまり心配していません。どんどん超高速取引となり機関投資家同士のつば競り合いとなって、いずれ共倒れとなるでしょう。株式取引はデイトレードだけではないのですから・・・。



   ≪ すべて過去に学ぶ ≫
2015/11/27(Fri)

2015/10/03 のコメントです。

リスクは投資に限らずどこにでもある。日本では毎年台風があり、地震も多い。そのための対策は怠ってはいけない。備えあれば憂いなしである。

世界を見渡してもリスクは多い。経済問題ではFRBの利上げがいつ行われるか。利上げがあれば新興国から資金が引き上げられる。中国、韓国などは戦々恐々の状況ではないだろうか。

また、欧州では難民問題やVWの問題、最近は話題にもならないがギリシャ危機などもある。また、シリアをめぐるロシアとアメリカの対立など山積みです。株式市場はこれらのリスクを織り込みながら変動しているのです。

このような世界情勢などを考えながら今後の市場の動向を予測することがアナリストの仕事なのでしょうが、私は、これらをすべて分析して今後の予測を正しく判定するなど不可能なことです。アナリストだって当たり外れは五分五分でしょ
う。五分五分なら何もしないことと同じでは・・・。

そこで、私は今後の予測など一切捨てて短期のテクニカル分析を選択したわけです。「市場の分析はファンダメンタルズにあり」と唱えるアナリストは多いものです。彼らは「過去の株価など分析しても何も答えは出てこないよ」と言います。

テクニカル分析は過去の株価の分析を行うわけですが、ファンダメンタルズ分析でも、過去の業績に対して現在はどうであるか、予想はどうであるかと分析するはずです。であるならば、テクニカル分析もファンダメンタルズ分析も過去の数
値をベースに分析するわけですから、考え方は同じではないでしようか。ただ、手法が異なるだけではないでしょうか。

「学ぶ」とは、すべて過去に学ぶものです。人間は過去の体験から、これからは「こうあるべきだ」と考えるはずです。問題解決には必ず過去の体験から答えを導き出すものです。現在起こっている問題も過去の事例に照らし合わせれば、学
習効果が発揮され、おのずと正しい答えが出てくるのではないかと思います。それとも、悲しいかな同じ過ちを繰り返すのでしょうか。

世界情勢はめまぐるしく変化します。突発的なニュースや事件、事故など予測もできませんし、これらにつられて株価も急騰、急落します。ますますリスク管理が重要になってきます。投資のリスク管理にはいろいろな手法がありますが、何
といっても一番のリスク管理は損切りです。よって、損切りなくして投資で成功はないと言っても過言ではないでしょう。

しかしである。投資の世界は何度失敗しても過去の経験が生かされない。なぜだろうか。投資家であれば誰でも損切りが必須であることは分かっている。しかし、分かっているができないのも損切りである。損切りについては当欄で何度も解説しましたので、いまさら説明する必要もないと思います。

同じ環境におかれても一方は成功し、他方は失敗する。このような現象は何から起こるのか、その原因は何であるか考えればおのずと答えが出てくると思います。

さて、私が現在行っている分析、検証も今は七合目あたりでしようか。かなり疲労困憊状態です。やはり分析期間(日柄)で手間取っています。ボラティリティの大きさを自動的に検証し、その結果を分析期間に自動変換して分析するという手
法を構築中です。もう少しです。頑張ります。



   ≪ 夢追い人 ≫
2015/11/21(Sat)

2015/09/27 のコメントです。

東京市場は一時よりボラティリティは小さくなったものの、まだまだ安心して投資できる環境ではないようです。もう少しボラティリティが小さくなってからと思った矢先、ドイツのVWの問題が発生した。

VWの問題は単なるリコールなどとは異なり、そこに意図的な操作があり、まさに犯罪である。欧州ではディーゼル車が乗用車の50%を占めていて、フランスでは60%に達しています。ディーゼル車の比率が最も高いパリの空気は欧州で最も汚く、晴れた日でもエッフェル塔が見えなくなるそうです。この問題は自動車業界のみならずEU全体の環境に対する意識の問題であろう。

日本を訪れた中国の観光客が、空はこんなに青かったのかと語ったそうです。環境問題は次世代のためであり、我々は負の遺産を残してはいけないと考えます。

さて、私はここのところ集中してシステム開発に没頭しています。株式分析の中で一番難しい問題に取り組んでいます。その難しい問題とは分析における期間(日柄)についてです。

前回も述べましたように、テクニカル分析はボラティリティから始まるのですが、そのボラティリティの期間(日柄)の取り方によっては、売りと買いが逆になってしまうことがあります。このようにテクニカル分析では期間の設定が一番難しいテーマです。

分かりやすく説明しますと、たとえば移動平均線の期間の設定如何では、ゴールデンクロスとデットクロスが逆になってしまうことがあります。これでは安定した投資はできないことになります。

ボラティリティが大きいときは設定期間を短く、小さいときは設定期間を長くすることは分かっているのですが・・・。設定期間が短い場合はダマシが多く発生しますし、設定期間が長い場場合は突然の急騰、急落に対しては、売買の判定が遅くなります。

この期間(日柄)の問題を如何に解決するかに取り組んでいますが、なかなか思い通りにはいかないものです。

設定期間を短くすればダマシが多く発生します。このダマシの幅は小さいものですが、ちりも積もれば山となるように長い期間で運用すると成績の足を引っ張ることになります。

設定期間が長めのほうが成績はおおむね良いようですが、やはり相場の急変時には対処が遅くなり、今までの利益を吐き出すことにもなります。このように、あちらを立てればこちらが立たずの状態です。

そこで考えられることは、分析の設定期間が長めにして、相場急変時にはロスカットで対処するのはいかがなものかなどと考えながら、時系列のパフォーマンス・シミュレーションなどを行っています。

どのような相場展開でも、ある程度の収益が上がるシステムはできているのですが、これはシミュレーション上のことであり、実戦において、何ヶ月も成績が行ったり来たり状態が続けば継続運用が危ぶまれることも容易に想像できます。

現在はこのような状況で徹夜作業が続いていますが、欲をかいて、どのような相場展開でも成績が右肩上がりのシステムができないものかと「夢追い人」となって奮闘中です。結果についてはいずれ報告したいと思います。


追伸
「ラグビーW杯史上、最高の試合だった。よくやった!」。9月19日、日本代表が世界ランキング第3位(当時)の南アフリカを破ったあの試合は「ラグビー史上最大の番狂わせ」と言ってよいだろう。メディアは大騒ぎである。当の日本よりイギリスではビックニュースとなっている。

次のスコットランド戦は、大金星を挙げた南ア戦からわずか中3日の23日午後に組まれた。ラグビーでは消耗が激しいため中3日では回復しない。これは日本のシルバーウィークに合わせて日本からの観客を呼び込むためだったという。前半は互角だったが後半は疲れが出たようだ。選手のコンディションも考えてほしい。

英国の公認とばく・ブックメーカーは、南アフリカ勝利に対し1.001倍、日本勝利に最大113倍のオッズを付けた。仮に1000ポンド(約20万円)を南アに賭けても、たった1ポンドしか配当が出なかったのに対し、日本に同額をつぎ込めば、ロンドン郊外にマンション一室が買える11万ポンドまで膨らんだ計算だ。つまり、どちらに賭けたかによって配当の差は10万倍以上も違った。そのくらいサプライズだったの
である。

これをきっかけに日本でのラグビーに対する理解がさらに広まることを期待したい。



   ≪ 設定日数 ≫
2015/11/13(Fri)

2015/09/19 のコメントです。

現在、東京市場は乱高下が激しくボラティリティが高いままです。ここ何週かは、ボラティリティについて解説しましたが「ボラティリティの重要性は分かったが、現実的に個人投資家はボラティリティの算出や具体的な利用方法が分からない」という質問を受けた。

ボラティリティは標準偏差を用いて算出するものですが、計算手段はエクセルなどの表計算で容易に計算はできます。しかし、表計算の方法も分からないという投資家も多いはずです。

そこで簡単な方法は、一般に株式分析ソフトなどに付帯しているボリンジャーバンドを利用する方法があります。そのほかにもウェブサイトなどでこれらを表示しているサイトもあります。検索ソフトで「ボリンジャーバンド」と検索してみてください。

ボリンジャーバンドの利用方法は、まずスパン(期間)の設定を行います。短期売買の場合は、期間の設定を10日とか20日とか、またはそれ以上の期間など、投資家の投資スタンスに合った期間を設定します。そして、自分に合った設定期間を見つけたら、以降変更しないでください。設定期間を変更してしまうと利用価値がなくなります。

まず、設定した期間でボリンジャーバンドを起動しますと、上下に+-1シグマ、+-2シグマ、+-3シグマなどのラインが表示され、その周りを株価が変動しているのが分かります。そこで、現在の株価はどの範囲にあるかを判定します。

利用方法は、ボリンジャーバンドそのものを利用するのではなく、現在の株価がどのシグマの範囲であるかを判定し、その判定を元に、その他のテクニカル分析指標を利用することです。

通常、テクニカル分析指標は日数の設定があります。これらの日数を算出するため利用します。たとえば、現在の株価が上下1シグマ以内にあれば、利用するテクニカル分析指標の日数を○○日になどと設定して利用します。2シグマであれば○○日、3シグマであれば○○日にするなどにします。シグマをもう少し細かく分類してもよいでしょう。

一般的に、現在の株価が小さいシグマ以内であれば、テクニカル分析指標の設定日数は長めに、大きいシグマであればテクニカル分析指標の設定日数は短めに設定します。

現在の株価がボリンジャーバンドの位置と最適なテクニカル分析指標の設定日数はおおむね比例しますので利用するべきです。これで株価変動の大きさによりテクニカル分析指標の設定日数を決定することができます。今までのような、テクニカル分析指標の固定した日数設定での最適化はまったく意味を成さないことを理解すべきです。

このように、テクニカル投資家は株価のボラティリティの変化によって、テクニカル分析指標の設定日数も変化させることを学ぶべきです。ボラティリティの大きさと最適なテクニカル分析指標の設定日数との相関数値を導き出すことです。

追伸
ラグビー・ワールドカップ2015、イングランド大会が始まりました。ラグビーは世界三大スポーツのひとつと言われており、大いに盛り上がっているようです。日本代表は20日に南アフリカとの対戦です。応援しましょう。
2019年には東京での開催となります。ガンバレ、ニッポン!



   ≪ テクニカル分析指標の活用 ≫
2015/11/12(Thu)

2015/09/11 のコメントです。

東京市場は急騰・急落を繰り返している。個別銘柄ならいざ知らず、日経平均が一日で8%近くも上昇してしまう。これは21年ぶりの上げ幅だという。まさにジェットコースターのような相場だが、実はこれといった特段の材料あるわけではない。巷では、あれやこれやと理由付けに忙しいようだが・・・。

これだけの変動は材料や情報での変動ではない。その要因は信用取引での空売りの買戻し、および先物の9月限のSQによる空売りの買戻しであることが容易に分かる。株式投資では投資家の意思に係わらず売買しなければならないことがある。それは追証と期日です。追証と期日は絶対である。

テクニカルによる短期売買の投資家は、信用の売り残、買い残、取組比率、追証の水準、信用期日などは常にチェックしておかなければならない。これらを常に検証しておくことにより、多分にリスクが軽減されることになります。

さて、久しくテクニカル分析の解説をしていなかったようでしたので、ここでテクニカル分析の基本について解説しましょう。

多くのテクニカル派は、パソコン上でいくつかのテクニカル分析指標を組み合わせて、ああでもない、こうでもないなどと苦心しているのではないでしょうか。しかし、結果はあまり芳しくない。

私が常日頃から述べていることですが、「結果が悪いのは、その原因に起因する」と・・・。基本が間違っていれば、その結果も正しくないのは当然でしょう。では、何が間違っているのでしょうか。

投資家は、パソコン上で効率的と思われるテクニカル指標を組み合わせて「この指標はよく合っている。これを採用しよう」と考え実践するも結果は希望通りにはいかない。過去の株価変動にはピッタリ合っているのに何が問題なのかと思い悩む。何度も指標の組み合わせて試行錯誤するも結果はいつも同じ。

何が問題なのだろうか。株価は常に変動し流動的です。その変化の激しい株価を捉える道具がテクニカル指標です。テクニカル派の多くは、これらの分析指標をよりどころとして売買しているのではないだろうか。

過去の株価変動にテクニカル指標を合わせることを「最適化」と言います。ここではっきり申し上げておきます。この「最適化」はまったく無駄です。無意味です。今後の株価は過去の変動からは容易に推しはかれないのです。

いくらテクニカル指標に過去の株価がフィットしていても、それは株価変動にテクニカル指標を合わせているに過ぎないのです。過ぎ去った過去のデータにテクニカル指標を合わせることは誰でもできる無駄な作業です。では何が間違っているのでしょうか。

株価がランダムに変化しているのに、テクニカル指標を固定しているところに矛盾があるのです。つまり、株価は大きく変動しているのに、その変動を計る物差しはいつも同じでは、株価の変動を正しく捉えることはできません。株価の変動に合った物差しで計るべきです。

ここで言う物差しとはボラティリティです。テクニカル分析の基本はボラティリティの分析から始まります。ボラティリティなしでのテクニカル分析は成り立ちません。

一般的に移動平均線は25日と75日で判断されますが、いつも同じ日数の設定では、ボラティリティの大きさにより、その判定が反対になる場合があります。これでは投資家は迷ってしまいます。

株価は大きく変動しているのに、株価を判定する道具がいつも同じでは正しい分析はできません。ですから、パソコン上でいくらテクニカル指標を組み合わせて最適化を行ってもうまくいかないのです。

これらを解決する方法は、相場変動により分析日数も変化させるのです。ボラティリティの大きな相場では分析日数を短くし、ボラティリティが小さい相場では分析日数を長くとるなどして変動に対処します。ボラティリティと分析日数は相関するのです。

多くのテクニカル分析指標は、その分析において必ず「日数」を設定しなければなりません。この日数の設定如何によって投資パフォーマンスが大きく変わってきます。よって、設定日数は非常に重要な役割となります。

ボラティリティと分析日数は相関しますので、これらの相関関係(相関指数)を見つけ出すことにより、一般的なテクニカル分析指標も大いに活用できるようになります。



   ≪ 恐怖指数 ≫
2015/11/07(Sat)

2015/09/05 のコメントです。

東京市場をはじめ世界の市場は嵐の収まる気配がない。日経平均は8月安値(17714円)を付けたものの9月にはさらに安値を切り下げている。8月の安値から一旦切り返したが、そこを絶好の買い場だとして買い付けしたのだが、さらに下げられて・・・、トホホとならないためにはどうするべきか。

相場急落で、その幅が大幅な場合は信用取引(買い)の追証となるため投げが出る。投げが出るからさらに下げるという負のスパイラルに陥る。信用(買い)の投げが終わると空売りの買戻しが入り大幅な戻りとなります。

8月の安値からの戻りは、まさに空売りの買戻しであったようだ。通常、信用取引では、買い残が売り残を上回っているため、大幅安となった場合、株価も全値戻しとならない。酒田五法によると安値からの戻りは2〜3日と言われています。

このように市場が大荒れの状況では、どのような指標もあてはまらなくなります。一般的にファンダメンタルズ分析ではPERなどを用いて分析しますが、暴落時はPBRが云々となる。テクニカル分析においても200日移動平均が云々と言い出す。しかし誰もわからない。

何を持って暴落と言うか。暴落に明確な定義があるわけではないので何とも言えませんが、東京市場を見てみると、まだ年初来の安値にはなっていない。米国株は昨年来の安値である。中国株も昨年来の安値ではあるが、その下げ幅は大幅である。日本株は大きく上昇していたため、下げ幅も大きい感じがするだけではないだろうか。

相場を観測する指標に「恐怖指数」という指数がある。恐怖指数とは、シカゴ・オプション取引所が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出し、公表している指数である。数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感、不安感を持っているとされます。通常、指数は10から20の間で推移する。恐怖指数はネットなどで見ることができます。

恐怖指数とはよくつけたもので、まさに相場急落などでは指数が跳ね上がります。ちなみに今週末の数値は「27.80」となっています。8月の急落時には50ポイントを上回りました。リーマンショック時は80ポイントを超えました。この指数から読み取ると、今回の相場急落は投資家にかなりインパクトを与えたが、リーマンショックほどではありません。先のことは分かりませんが・・・。

この恐怖指数は米国の指標ですが、現在の相場状況のように世界同時株安などでは、相場を判断する指数として参考になるかもしれません。

恐怖指数の分析ベースは、やはりボラティリティです。現在、市場はボラティリティが高い状態です。相場が大きく乱高下するときは、通常利用する分析指標は役に立ちません。唯一、利用できる指標はボラティリティくらいなものでしょうか。

ボラティリティが高ければ、ハイリスク・ハイリターンとなります。それを承知で打って出るか、はたまた、お休みするかは投資家の判断次第ですが、先は長いので、あまり無理はしないほうがよろしいのではないかと思います。

今回の暴落で手痛い目にあって、何とかしなければと思うところですが、その前に何らかの手立てがあったのではないかと考えるべきです。そして、それを教訓に今後の対策を講ずるべきです。



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