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   ≪ テクニカル分析の三要素 ≫
2014/03/19(Wed)

2013/10/26 のコメントです。

最近の株式市場は、信用期日の到来などもあり激しく変動しています。投資においては自分の持株の評価も気になるところですが、信用残や信用の取組なども常に監視しておかなければなりません。信用残や取組は市場内部要因ですが、特に短期売買の投資家は、日ごろからこれらの指標を注意深く観測しておくべきです。

では、テクニカル分析は、市場内部要因などを中心に分析する手法ですが、具体的にはどのような分析を行うのでしょうか。

テクニカル分析には、テクニカルの三要素といわれる分析手法があります。それは「収益率」「ボラティリティ」「相関」の三つです。まず、個別銘柄を分析するにあたっては、現在の株価は高いのか安いのか、また、どの程度上昇しているか、どのくらい下降しているかの判断が必要となってきます。

たとえば、過去1年前の株価と現在の株価を比較した場合、1年前の株価か500円で、現在の株価が700円だとしますと、この銘柄は40%((700-500)÷500×100)の上昇となります。これが「収益率」です。当然ながら現在の株価が1年前の株価より下げていれ収益率はマイナスとなります。

「ボラティリティ」については、当欄で何度も解説していますので、すでにご理解されていると思いますが、ボラティリティとは、株価の上下の変動幅のことです。通常は標準偏差などを用いて算出します。瞬間的に見て判断するのであれば、過去の高値と安値の幅(高値÷安値)を見ればおおむね見当は付きます。ボラティリティの判断は、偏差値が大きい場合はハイリスク・ハイリターンの銘柄であると判断できます。

つづいて「相関」ですが、これは市場全体の動きと該当する個別銘柄がどのくらい似た変動をしているかを判断する指標です。これらの指標から、市場全体と同じような変動であれば、市場の流れに沿った銘柄であると判断できます。逆に市場全体の変動と異なった動きであれば、何か悪材料を内在しているか、または、業績上昇などの好材料があるのか判断ができますが、一般的に相関が小さい場合は、問題ありの銘柄が多いようです。

ここで、これらの指標で大きい、小さいと判断していますが、これらは何に対して大きいのか小さいのかが分からなければ明確な判断基準とはなりません。これらの明確な基準を示すためにも軸となる指標がなければなりません。

株式市場において、これらの軸となる指標が日経平均やTOIPXなどです。つまり市場全体を表す指標が軸となります。よって、個々の銘柄は、これらの指標に対比させることによって明確な判断ができるようになるのです。つまり、個別銘柄のみの判断で、高い安いを判断してはいけないと言うことです。

たとえば、「収益率」について、個別銘柄において500円から700円まで上昇(40%)したので高くなったと判断したが、市場全体は60%もの上昇であった場合、その個別銘柄(業績等考慮しない場合)は決して高い位置にあるとは判断できないでしょう。

また、個別銘柄の「ボラティリティ」においても市場全体の変動幅と比較するべきです。市場全体の変動幅より大きい場合は注目銘柄であり、また、反対に注意銘柄でもあります。ボラティリティが大きく、収益率の高い銘柄は現在の人気銘柄であり、リスクはあるものの高いターンが望める銘柄となります。反対にボラティリティが大きく、収益率の低い銘柄は、何らかの悪材料により下落途中の銘柄と判断できます。

「相関」については、市場全体の動きと似ているか否かの判断指標ですが、これらを調査してみると、相関性の低い銘柄はやはり何らかの悪材料が内在している銘柄が多く見られます。

テクニカル分析における個別銘柄の分析は、やはり、市場全体の指標(日経平均やTOIPX)に対比させながら分析することにより、より正確な判断ができるものと思います。



   ≪ 投資金を守る ≫
2014/03/11(Tue)

2013/10/19 のコメントです。

米債務問題は瀬戸際で危機を回避できた。来年2月まで国債発行を認める暫定措置法案が議会を通過し米国債のデフォルトが回避されました。政府機関の一部閉鎖も解除されるようです。

もし、増発が認められなければ、期限を迎える国債の償還はできなくなっていた。もっとも、期限を3カ月程度先に延ばしたところで、危機が去ったわけではありません。ドルの増発を通して展開してきた世界経済は、いよいよ終盤に差し掛かってきているようです。

来年2月になれば、また同じ騒動が起きる。いつまでも借金をしてドルを刷り続けるわけにはいかなくなるでしょう。このような状態では、いずれドルは見向きもされなくなります。近い将来、ドルが基軸という構図が崩れることになるでしょう。

このような中、日本経済はいかがだろうか。日本の外貨準備は、ほとんどが米ドルである。それを米国債の形で保有しているが、その残高は今年9月末現在で1兆1890億ドル。ざっと120兆円にもなる。もし、米国債がデフォルトとなれば、どのような顛末が待っているのだろうか。背筋がゾッとする。

以上のような状況下で、時代は確実に転換点を迎えようとしています。しかし、その先にあるものはわからない。

不安いっぱいの世界情勢であるが、そのような中、我々投資家は投資活動を行っています。売買だけでも不安なのに、さらに世界情勢などと言われても、どのように判断、対処すべきか分からないのが本音のところでしょう。

投資家が最初に考えることは、投資で利益を上げるということよりも、まず、投資金を守ることが先決です。投資金がなくなれば投資活動も終わりです。投資金を守るということは、ある意味では大きなリスクを犯さないということでもあるのです。

突き詰めていけば、ハイリターンはハイリスクとなるため大きな利益は狙わないということになります。「大きく取れなければ投資の醍醐味がないよ」という投資家もいるかも知れませんが、それはそれとして、やはり投資金は死守しなければなりません。

投資金を守るためには、当然ながらリスク管理が必要となってきます。では、個人投資家ができるリスク管理にはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、考えられることは、株価的に安値圏にあり業績的にも上昇傾向にある堅実な銘柄となるでしょう。これらは誰でも考えそうなことですが、相場の世界は「人の行く裏に道あり・・・」であるため、誰でも考えそうなことは通用しない世界でもあるのです。

「相場が上昇中でありながらも、安値に放置されている銘柄をこつこつ拾っていくのだ」という手法もありますが、相場上昇中に安値に放置されている銘柄は、たとえ、表面上は業績的に問題はないように見えても、その多くは「わけあり銘柄」であることが多いようです。

我々が目にする企業業績指標は、業界ではすでに知られていることであり、業績が良く、割安な銘柄はほとんどないと言っても良いくらいです。長期投資であれば、割安な銘柄をこつこつと拾うことも良いかもしれませんが、短期売買においては、難しいものがあります。

たとえ、堅実な銘柄を仕込んだとしても、相場暴落となれば連れ安となり、みんな一緒となってしまいます。では、短期売買においては、どのようなリスク管理が有効なのでしょうか。

ご存知のように、投資における最大のリスク管理は「損切り」です。損切りに勝るリスク管理はありません。損切りについては、今まで何度の解説してまいりましたので、ここで改めて述べることはいたしません。

では、損切りの次に重要なリスク管理は何でしょうか。一般的に、危険にものに対しては保険を掛けます。火災保険、自動車保険など不慮の災害に対して保険を掛けておけば、日々の暮らしも安心できるというものです。日本は災害列島です。地震や台風など多くの災害があります。これらに対しては、やはり保険を掛けます。

投資の世界も、ある意味では災害を受けることがあります。予期しない突然の暴落などは、まさに災害と言ってもよいでしょう。災害に対してはやはり保険を掛けるべきです。投資の保険、つまり、ヘッジ(保険)を掛けることです。

今回の米債務問題など、我々投資家の周りには常に多くの不安材料(リスク)があります。このような環境の中で売買を続けるためには、リスク管理は絶対に欠かすことができません。リスク管理には、損切り、リスクヘッジは必須です。これらを欠いては継続的な運用は不可能です。

これからの運用は、損切り、リスクヘッジを取り入れて、しっかりとしたリスク管理を行い、さらには、空売りなども採用しながら多様な運用が求められる時代となってきました。頑張りましょう。



   ≪ 時代のニーズ ≫
2014/03/10(Mon)

2013/10/11 のコメントです。

最近の話題と言えば、やはり「米債務問題」であろう。与野党の攻防が続き、米政府機関の一部閉鎖は今のところ事態打開のメドは立っていない。加えて、米議会が17日までに債務上限引き上げで合意できなければ、デフォルト(債務不履行)に直面するというさらに深刻な問題も抱えている。与野党の交渉は、今週が正念場となるようだ。

各報道では、米国が事態を打開すると他国は確信しているとしつつも、与野党の攻防が数週間、もしくは数カ月に及べば米経済、および世界経済に深刻な打撃をもたらす恐れがあるといっても差し支えないだろうとコメントしている。

政府機関の一部閉鎖で80万人以上の政府職員が自宅待機となり、米国全体の公共サービスが混乱し始めていると言われている。閉鎖が長引けばその影響が拡大するとみられるが、それは結果であり、問題は債務上限を引き上げなければいけないところにある。

債務上限を引き上げるということは、つまり更なる債務を負うことである。以前にも、当コメント欄で「アメリカの終焉」というテーマで解説したことがありますが、これらがますます現実味を帯びてきたような気がします。

さて、株式市場はと言いますと、これらの問題を知ってか知らずか上昇となっています。いずれにしても、相場の基本はファンダメンタルズにあるわけですから、これらの問題も遠からず相場に織り込んでくるものと思います。

投資家であれば、このような世界情勢や企業業績の見通しを考えながら運用していくわけですが、相場の先読みは、その分析範囲が広範囲になり困難を極めます。個人投資家であれば、その分析範囲も限定されてきます。しかし、自分なりに詳細に分析したとしても、その結果は五分五分と言ったところでしょう。相場の世界とはそのような世界なのです。

株式投資で成功するための最も重要な要素は、ご存知のように相場観測です。今後の相場の見通しが的確であれば勝ったも同然です。相場で勝つための要素として8割は、この相場の見通しの的確性にあると言っても過言ではありません。

投資の記事を読んでも、8割方は今後の相場の見通しの記事です。さらに、これらの記事の8割は「強気」の記事です。強気の記事を書かなくてはいけない裏事情はあるのですが・・・。

とにかく、投資家にとって今後の相場展開が気になるものです。しかし、いくら予想しても当たるも八卦、外れるも八卦と言ったところでしょうか。何年投資家をしていても、この問題に解決策はないところでしょう。

では、今後の相場展開を考えないで投資する方法はないものだろうか。ある人は、「投資とは、将来に対して行う行為なので今後の見通しを考えないで投資することなどあり得ないよ」と言う。確かにその通りであろう。

本当に将来を考えないで投資する手法はないものだろうか。「投資」と「将来」は切っても切れないものである。ただひとつの投資手法を除いては・・・。

ただひとつの投資手法とは、それは「裁定取引」です。すでにご存知あると思いますが、裁定取引とは、アービトラージとも言い、金利差や価格差を利用して売買し利鞘(りざや)を稼ぐ取引のことです。サヤ取りともい言います。

たとえば、現物取引と先物取引を用いた裁定取引の例を上げてみると、ある時点で商品Aの現物価格が100円、3ヶ月先の先物価格が120円だったとする。 裁定取引では安いほうを買って高いほうを売るから、この場合は現物を買って先物を売ることになる。

先物価格は、3ヵ月後の清算日には現物価格と一致する。

3ヵ月後に商品Aが140円になっていたら、
現物取引 140円−100円=+40円
先物取引 120円−140円=−20円
−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計           20円の利益

一方、3ヵ月後に商品Aが80円になっていても、
現物取引 80円−100円=-20円
先物取引 120円−80円=+40円
−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計          20円の利益

簡単に説明すると、上記のように相場が上がっても下がっても利益が発生する。ここに相場見通しはない。損益は別として、そこに予想(相場の見通し)は存在しない。

裁定取引は、資金的に個人投資家では難しいのではという話を聞くが、決してそのようなことはない。新聞の株価欄には載っていないかもしれないが、普通の株式取引と同じように「上場225」や「TOPIX」「金連動」や価格が日経平均の2倍の値動きをするレバレッジ投信、日経平均のマイナス1倍の値動きをするインバース投信など、現在、多様な商品が上昇されている。これらはすべて一般的な株式同様に売買が可能です。もちろん信用取引も可能です。

今までのように、上がるか下がるかで勝負するのではなく、多様な商品と組み合わせてリスクのない裁定取引やそれに近い手法で売買する時代となってきています。それらを裏付けするかのように多様な商品が「投信」という形で上場されてきています。

投資家であれば、これからの時代のニーズを察知して、リスクの少ない投資運用に舵を切ってみてはいかがでしょうか。



   ≪ 幸せってなんだろう ≫
2014/02/26(Wed)

2013/10/04 のコメントです。

投資の世界に参入してくる人々は何を求めて参入してくるのだろうか。何を求めるかは投資家それぞれであると思いますが、その多くは投資で収益を上げたいと望み、その結果として豊かで幸せな生活を送りたいと考えるのでしょう。

投資によって収益を上げる目的で参入するも、何か変な方向に行ってはいないだろうか。損が重なり、それを何とか取り戻そうと意地になっていないだろうか。また相場の上げ下げに一喜一憂し歓喜や絶望を味わってはいないだろうか。本来の目的と違った方向に行ってはいないだろうか。投資の先には何があるのだろうか・・・。

「欲」は人間の原点でもある。しかし、欲を出しすぎると墓穴を掘ることもある。人間には、射幸心というものが本能的に備わっており、この射幸心を刺激すると冷静さを失うこともしばしばです。特に欲の世界、相場の世界には顕著に見られるようです。

もともと、投資においては収益を上げ、欲しいものを買いたい。その収益で豊かな暮らしをしたいと望むことが一般的かもしれません。投資の先にあるものは、投資によって「幸せになりたい」ということではないだろうか。本当に投資の先に幸せはあるのだろうか。

私は、若かりしころ「幸せとは何だろうと」考えていた時代があった。形のない幸せを闇雲に探していた時代があった。当時は、学歴が高い人、知名度の高い人、栄誉ある仕事に就いている人、高級住宅に住んでいる人、容姿端麗な人、お金をたくさん使い社交的に遊んでいる人など、それらの基準に到達している状態こそが幸せなんだと考えていた。                          

たしかに、美味しいものを食べたり、海外で遊んだり、他人より優位に達している、容姿などで幸せを感じることができる。だが、実際は毎日美味しいものを食べていれば、それは普通の食事になってしまうし、いつも海外で遊んでいればそれが普通の生活となり、普通の状態はいずれ物足りなくなる。

美貌にしたって永遠に続くわけではなく、所詮、他人と比較してみた結果の優越感で「幸せだ」と感じているだけでなのである。他人と比較し優越感によって幸せを感じる、ということは意外と気付かないことなのですが、それはすべて自分の外の世界との関わりにあるのです。

すべてにおいて比較や競争をし、勝ったときに優越感を感じ、ちょっとした幸福感を得ている。負けた方は結果を不幸に思い、次は負けないようにと努力をする。常日頃から、自分以外のすべての人に、大なり小なり勝ち負けを意識するしないにかかわらず自分が不幸を感じないように、幸福感を味わえるようにと努力をして、その結果、競争心はどんどん強くなる。

競争が激しくなると労力を伴うことになり、苦労や自己犠牲、他者犠牲などを強いるようになってくる。すると、精神的な余裕が無くなり敗北感を味わう。不安になる。辛くなる。悲しくなる。ヒステリックになる。混乱するなど本人は意識しなくとも心が悲鳴をあげ、様々な拒否反応が表れてくる。いわゆるストレスである。

自分の地位やプライドを守ろうと、幸せになろうと、自分の外の世界、自分の価値のひとつである周囲の人間を一所懸命変えようと努力した結果、それが逆に不幸を招いているということに気づかない。ひたすらマスコミやテレビから教わった一般的価値基準という実体のない幸せに向かって、不幸になる努力を続けているのではないだろうか。

そして、自己満足のために強制的に変えさせられようとして迷惑を被った人は、心に余裕が無くなってしまった当人から当然のごとく距離をおくこととなる。そもそも「自分以外の全ての人は最初から価値観が違うんだ」「どんな人でも自分の経験で得た価値観が正しいと信じているんだ」ということを理解していない人は、他人を自分の価値観に変えようと無駄な努力をしていることに気づかない。自分に根本的な問題があることが判っていないので、そこにも大きな葛藤がうまれてくる。

外部との比較による優越感や、他人との関係の中に幸せがないとすれば、それでは一体、幸せはどこにあるのだろうか。私の場合、これまでの相場の世界や様々な経験を経て幸せをとても身近なところでみつけた。幸せの在処は、本当の幸せは、自分の中にあったのに気がついた。自分の心の中にあったのです。これは相場の世界で苦しみ抜いた結果だったのかもしれない。

他人と比較しないことで、安らぎと余裕がうまれた。人に優しくできるようになるし、優しくされていると感じられるようにもなる。競争心がいつも頭の中にあると、他人から優しくされても、それは何かの魂胆だとか、何か思惑でもあるのかなどと懐疑心が強くなり、他人から幸せを与えられているのに、無意識に自分から拒絶したり、競争が念頭にあるため常に相手を敵視するようになる。

では、どのようにしたら幸せを感じることができるのだろうか。思うに、それは、とても簡単なことではあるが、本人が本心からそう思えないととても難しい。それは自分の心を変える、視点を変える、たったそれだけのことです。

どんなことにもこだわりを持たず、小さなことにでも幸せを感じられる心に変えてしまえば、その人はとても幸せになれる。短い人生、いつでも笑って、楽しく幸せに暮らせるようになる。周囲にも良い影響を与え、人生が楽しくなってくる。

たとえ他人から見下されようが、非難されようが、歌の文句ではないが「いいじゃないの、幸せならば」と考えられるようになれば、その人は本当に幸せになれるのではないだろうか。

他人に見下されたり非難されたら「それは不幸だろう」と反発している人は幸せを掴むのにほど遠い位置にいます。もちろん、他人に見下されたり、非難されるような自分に変えるのではなく、他人の目を意識しないで生きていけるように「自分の気持ちを変えるべきである」ということです。たったこれだけのことなのです。

自分の周囲を変えようとしたり、他人と比較し、競争して優越感を感じるなどの些細な幸せにばかりに努力をしていないで、自分の内にある心を変える努力を少しずつしてみませんか。

「投資の世界で大きな収益を上げ、豊かな暮らしをしたい」。これが幸せであると定義づけて投資活動に励んでいる投資家も多いようですが、はたしてその通りでしょうか。幸せとはもっと身近にあるものではないでしょうか。



   ≪ 勝利する道は・・・ ≫
2014/02/19(Wed)

2013/09/28 のコメントです。

「システム売買だと損切りが多いよなあ」とひとりつぶやく。たしかにその通りであろう。以前に解説しましたように、短期売買で損小利大の売買を続けると勝率は50%以下、せいぜい35%強であろう。理論的に考えればそれは正しいのだが。

損切りに悩んでいる投資家は多い。自分の望む方向とは逆にレートが動いてしまった場合、少しの含み損でも我慢できなくなり、予定よりも早めに損切りを実行してしまう。こうした小さな損失が積み重なってしまい、利益の総額よりも損失の総額の方が上回ってしまい、結局、トータルで負けてしまう。

負けが多いということは、これ自体つらいことですが、これを別の視点から解釈すると、大負けする可能性が低い投資家であるということも言えます。つまり、市場から退場せず留まることができるわけです。

すでにご存知のように、相場で負けている人の多くは損大利小のパターンになっています。つまり、勝つときは小さくしか勝てず、負けるときには損切りができなかったために大きく負けてしまうパターンです。普通の人間の心理状態で投資行動を行えば誰だって、この損大利小になるはずです。

しかし、損切りが多い投資家は、ある意味ではノーマルな人の心理状態ではなく、投資の原則に基づいた投資行動であると言えます。つまり、ノーマルな人の心理状態ではない心理状態を持っているとも言えます。この心理状態は、体験から導き出されたものか、あるいは、もともと持ち合わせていたものか分かりませんが・・・。

損切りが多い投資家は、投資家として一番やってはいけない「大負け」という行為を心理的にすでに克服している人ではないでしょうか。

誰でも自分の感情や心理に逆行して行動することはつらいものです。しかし、投資の世界では「損」からは逃げられません。損を受け入れて市場に留まることです。大負けではレッドカードとなり一発退場です。

投資家は投資市場で収益を上げようと参入し、その目的である収益を上げるためには、市場に留まらなくてはいけません。市場に留まるためには損を受け入れなればなりません。結局、収益を上げるためにはこまめな損切りをしなければならないということになります。

今までの自分の取引履歴を検証し、損切り位置の有効性を確認することも必要です。自分が損切りした理由は、僅かな含み損にも耐えられなかったからなのか、それとも、予定通りの位置での損切りだったのかと自分に問い正してください。

損がいやだと逃げ回って、現実逃避しても誰も助けてくれません。たとえ損切り貧乏と言われても損切りすることです。市場に留まり収益を上げ続けるには躊躇なく損切りすることです。

システム売買は細かな損切りが多い。だから市場に留まることができるのです。

これ以外に勝利する道はないような気がしますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。



   ≪ もちあい期の予兆 ≫
2014/02/13(Thu)

2013/09/22 のコメントです。

投資家は誰でも右肩上がりの収益を期待して市場に参入してきます。しかし、投資市場はランダムであり、なかなか期待通りの収益を上げることができません。投資とは損の続くゲームであると言われています。

損が続いているときに投資家は何を思うか。多くは過去において大負けしたときのことを思い出し、そして現在の状況と対比して「もし過去のような最悪の状態になったら・・・」と、恐怖を感じます。

前回解説の「ギャンの投資理論」の第六条に「迷ったら手仕舞うこと。また、迷ったままのポジションを決して持たないこと」とありましたが、これは投資の常識であり誰でも知っていることです。

しかし、実践においては、知っていることや投資の常識、また自己ルールの実行ができません。なぜでしょうか。分かっているができない。ルールは絶対守ると誓ってスタートしたにもかかわらず・・・。

なぜ分かっているのにできないのでしょうか。それは追い込まれた状態で決断しようとするからです。ここで切らなければいけないことは理解していても、その損失の大きさに決断が鈍ります。過去の苦い経験がフラッシュバックのように蘇り襲いかかり投資家を追い詰めるのです。

このような状態で、ルール厳守、冷静な判断などと言っても聞く耳を持ちません。パニック状態です。このようなことは投資家であれば大なり小なり体験しているのではないでしょうか。完全に負けの状態です。

であるならば、このような状況に陥る前に何らかの手立てはないものでしょうか。何事にも予兆はあるものです。その予兆をすばやくキャッチして早めに対処すべきです。

同じく、前回解説の「ギャンの投資理論」の第二十七条に「損切りしたら、次の売買は資金量を減らすこと」とありますが、これらを当研究所の株式分析システムに当てはめて考えてみましょう。

すでにご存知のように、当研究所の株式分析システムはトレンドフォロータイプのシステムです。そのため、上昇であっても下降であってもトレンドが発生すれば効率的な運用が可能です。しかし、問題は「もちあい期」です。当システムはトレンドフォロータイプのシステムであるため、トレンドが発生しない時期や値動きがない時期には、その機能を発揮できません。もちあい期は当システムでなくても、なかなか取れないものですが・・・。

もちあい期が事前に分かれば苦労しないところですが、これは無理な話です。当分析システムから判断すると、もちあい期に入ると買っては下げられ、空売りしては上げられとなり損切りが続くことになります。

ここで判断すべきです。通常の損切り回数より損切りが多くなってきた場合は、もちあい期突入と判断して、新規の建玉を極力抑えていきます。つまり「手が合わないときは戦線縮小もやむなし」となるわけです。ですから、常に売買の状況を把握しておき、通常と異なる状況をもちあい期の予兆と判断し対処するのです。


追伸。
東京オリンピック決定後に、これらに関連すると思われる銘柄が急騰しています。特にサヤ取りにおいては、これらの急騰銘柄が組み合わせ銘柄の「売り銘柄」として選択されています。これらの銘柄を仕掛けることは間違いではありませんが、それらの急騰銘柄のみを「売り銘柄」として集中して仕掛けることは避けてください。できるだけ、それらの銘柄以外にも分散して仕掛けるようにしてください。



   ≪ ギャンの投資理論 ≫
2014/02/08(Sat)

2013/09/15 のコメントです。

W・D・ギャン(アメリカ・テキサス州)の投資理論は日本でも多くの書籍が出版され、投資家のバイブルとして高い評価を得ています。ギャンは「私は商品のトレンドを研究する中で、明らかな指標にしたがってルール通り売買を行えば商品は収益性の高い投資であり、一部の人々が考えるようなギャンブルではまったくなく、実践的でかつ安全な投資である」と述べている。

ギャンは、「テクニカルに関する28ヶ条のルール」を規定しています。これらのルールと当研究所のルールを対比させながら解説いたします。(当研究所の考え方は◆に説明しました)

第一条
資金配分は厳密にすること。売買に用いる総資金を10等分して、1回の売買においての損失リミットは、この総資金の10分の1にすること。
◆当研究所では1回あたりの売買を等金額として、多くの銘柄に分散することをお勧めしています。

第二条
ストップ・ロス・オーダーを必ず置くこと。このストップ・ロス・オーダーのレベルについては、損失のリミットを計算した上、ポジション・メイクするのと同時にすること。
◆当研究所の分析システムにおける損失リミットは平均して10%以内となります。

第三条
オーバー・ポジションの厳禁。資金配分に沿ったポジション量の厳守。
◆常に分割、分散投資を推奨しています。

第四条
ポジションに利が乗った場合、結局は損切りとならないようストップ・ロスのレベルの変更をすること。
◆つまり、トレイリンク・ストップをかけるということです。利益を伸ばすためには必要なテクニックです。

第五条
トレンドに逆らってはならないこと。また、自分のチャートが明確なトレンドを示していない場合は売買してはならないこと。
◆当研究所では常にトレンド・フォローの売買を推奨しています。当株式分析システムもすべてトレンド・フォローのシステムです。

第六条
迷ったら手仕舞うこと。また、迷ったままのポジションを決して持たないこと。
◆損切りの重要性を何度も解説しています。迷ったら切ること。

第七条
値動きのある市場で売買を行うこと。
◆当研究所での銘柄選択は、常にボラティリティの高い銘柄を選択し売買します。ボラティリティが高いということは利益が多くなります。しかし、リスクも高く なりますが、これらはロスカットで対応しています。

第八条
一つの銘柄にすべての資金を集中してはならないこと。
◆やはり、分割、分散の投資手法となります。

第九条
すべて成り行きオーダーでポジション・メイクすること。
◆当研究所では指し値はお勧めしていません。仕掛け、決済はすべて成り行きでの売買です。

第十条
確固たる理由がないまま手仕舞いしないこと。
◆当研究所の売買では、明確な数値による判定を行うようお勧めしています。

第十一条
余剰資金は蓄えておくこと。利益が出たときは別勘定としてキープすること。
◆投資の常識です。

第十二条
わずかな利益を目的とした売買は行わないこと。
◆損は小さく、利益は大きくの投資の原則に従った売買をしています。

第十三条
買い下がり、売り上がりをしないこと。このようなナンピンは最悪の方法であることを認識すること。
◆ナンピンは一切推奨していません。ナンピン、ナンピン、スカンピン。

第十四条
辛抱できず仕手舞したり、また待ちきれずにポジション・メイクしないこと。待つことも売買の中での重要なファクターであることを認識すること。
◆裁量的売買を避け、システム売買を推奨しています。ルールに従った売買を行います。

第十五条
利食いは小さく、損切りは大きくという事態は最悪であることを認識すること。
◆投資の必勝法は「損小利大」あると解説しています。当株式分析システムの手法もすべて「損小利大」の手法で構築されています。

第十六条
ストップ・ロス・オーダーをいったん設定したら、決してキャンセルしないこと。
◆裁量的売買を廃して、ルール厳守で売買に取り組むこと。

第十七条
過剰に頻繁な売買の厳禁。
◆裁量的な売買ではなく、売買ルールに従った売買を行います。

第十八条
ロング・ポジションだけでなく、ショート・ポジションも縦横に活用すること。
◆当研究所では、買いと空売りの両建て売買を推奨しています。

第十九条
値頃感から売買してはならないこと。
◆常々、感覚的、感情的売買をしてはならないと解説しています。

第二十条
価格抵抗水準をブレイクするまでは、買い増し・売り増しのポジション・メイクの禁止。
◆当研究所はトレンドフォロー手法であり、ブレイクアウト後のある一定の水準で売買シグナルが発生します。

第二十一条
買い増し・売り増しのポジション・メイクするのは、強いトレンドが出ている銘柄に限ること。
◆強いトレンドの発生はボラティリティが高い銘柄です。当研究所の銘柄選択はボラティリティが高い銘柄から選択しています。

第二十二条
他銘柄か、あるいは同じ銘柄の他限月による反対売買でのヘッジの禁止。
◆第二十二条は先物市場である商品の売買についての説明です。持株が下げたので同銘柄に損失拡大を防ぐヘッジを入れることの禁止項目です。当研究所では売買当初から買いと空売りの両建て売買を推奨しています。

第二十三条
確固たる理由もないままに自分の売買ポジションを変更しないこと。売買に関しては確固たる理由のもとに、自分の確立した明確なルールに従うこと。
◆システム売買におけるルール厳守での売買を推奨しています。

第二十四条
大きな利益を得ても、その後の意味のない頻繁な売買をしないこと。
◆システム売買のルールを厳守すれば問題ありません。

第二十五条
相場の天井・底に関して、勝手な憶測はしないこと。
◆当研究所では相場を予想せず、現在の数値で判断するというスタンスで売買しています。

第二十六条
自分が相当の知識を有していると確認している場合を除いて、他人からの助言をもとに売買しないこと。
◆雑念、雑音を排除して、自分の投資信念で売買を行うことを勧めています。

第二十七条
損切りしたら、次の売買は資金量を減らすこと。
◆手が合わないときは戦線縮小もやむを得ず。

第二十八条
不適切なポジション・メイク、仕手舞の禁止。ポジション・メイクが適切であっても、手仕舞いが不適切な場合も同じ。
◆このような問題も、構築された売買ルールに従った売買であれば問題なし。


以上のように、ギャン理論とSPS研究所の投資理論はほぼ一致するものであり、大きく道は外れていないと思います。当研究所の投資哲学は、ギャン理論から学んだものではありませんが、結果として同じような手法となっているようです。

正しい投資法というものは分かりませんが、正しいとされる投資法とは、おおむね同じ方向を向いているのではと考える今日このごろです。



   ≪ 機会利益 ≫
2014/02/06(Thu)

2013/09/08 のコメントです。

日本人はあまり投資には向いていないようだ。その理由は当欄で何度も解説してきましたが、多くの日本人投資家は「投資とはチャンスを見計らって銘柄を売り買い
することだ」と思い込んでいるようです。ですから、タイミングを見計らって株式市場に入ったり出たりを繰り返します。

たとえば、大きな下げの後には、さらに大きな下げが来るような気がして、心配性の投資家は市場から一時撤退します。下がるリスクを回避するためにの市場から退
場です。これは誰も考えそうなことではありますが・・・。

そうした時に、意に反し急な反発があるものです。急落後の急騰です。大きな下げに「待ってました」とばかり買いに入ってくる投資家がいるのです。また、空売り
の買戻しなども入って、市場は驚くほどの強さで上昇を始めます。

悲観的に考えて退場していた人は、自分の思惑と反対方向に相場が動いたとき、素直に買い出動できません。自分の予測が間違っていたとは、やはり考えたくないの
で、市場の変化に対してとっさには動けないのです。つまり、下落を恐れるあまりに、株価急騰という機会を失うことになります。

日本には「休むも相場」という相場格言があります。しかし、海外では、普通の人が確実にもうけるには、市場から頻繁に出入りをしてはいけないと言われています。
市場に居続けることが、必然の恵みを受け取る最上の方法なのだとも言われています。また、海外には「タイミングを計ると利益を取り損なう」という相場格言もあ
ります。

相場急落となると、その急落の大きさに恐れをなし、また損失の多さに失望し市場から一時退場します。しかし、急落の後の戻りは急速であり、また大幅となります。
そのため、再起をかけようと考えながらも躊躇して仕掛けができず、乗り遅れることになります。つまり、継続していれば得られるだろう利益をを失ったことになり
ます。

統計によりますと、その急騰を逃した場合、機会利益の90パーセント以上を失うとされています。皆さんも急落の後、タイミングを見計らって待機していたら、急騰
してしまい、仕掛けのタイミングを失ってしまったことはありませんでしたか。これが機会利益を失うということです。

では、これらの機会利益を享受するためにはどうするか。それは当然ながら、しぶとく市場に留まり続けることです。

もし、うまく儲けられない投資家が、一時退場して相場急落の後に絶好のミンクで底値を仕掛けようなどと考えても、通常でも儲けられないのですから所詮無理な話
です。投資家の都合で市場に出入りしているようでは儲けられません。

市場には居座ることです。居座ることによってチャンスが来るのです。そして、そのチャンスを掴み取るのです。投資の原則は市場から退場しないこと。「ステイ・
イン・ザマーケット(Stay in the market)」です。



   ≪ しゃべり場 ≫
2014/02/02(Sun)

2013/09/01 のコメントです。

週末に、我が家でトレーダーの会のバーベキューを行いました。総勢15名(女性3名)の出席でした。遠いところは名古屋や群馬からの出席でした。お天気が心配でしたが、幸いにも快晴となり大いに盛り上がりました。

昼過ぎから始まり、時のたつのも忘れ夜の8時ごろまでライトアップしてのバーベキューでした。その間、トレードの話で盛り上がり、みんな生き生きとして目が輝いているようでした。

こんなに話があるものかと感心しましたが、考えてみればトレーダーは、パソコンと向かい合っての仕事であるため、その間は会話が一切ありません。そのためストレスやプレッシャーもあるのでしょう。

また、トレードの話はトレードをしていない人に話をしても理解されません。そのため、トレード仲間が集まると一気に話し始めるのでしょう。私もトレーダーのひとりとして心情はよく分かります。

ストレス発散のひとつとして、お話をすることがあげられます。話の内容は別として、自分の考えなりを聞いてもらうことによりストレス発散になります。巷で、おばさんたちのおしゃべりを聞いていても、その内容は他愛ないものです。しかし、話をする(吐き出す)ことによって日ごろのストレスを和らげることができるのです。

逆に、おしゃべりすると言うことは、それだけストレスがたまっている証拠でもあるのです。自浄作用として、ストレスがたまると無意識におしゃべりとなるのです。それを我慢していると精神的に支障をきたすことになります。

投資家は、仕事自体が孤独な作業であり、また「損」という影が常に付きまとうため、精神的なプレッシャーが大きくなります。これらを解消し、平常心で相場と向き合うためには、トレードの話ではなくても「大いにおしゃべりをする」ことがストレス発散となり、冷静に相場と対峙することができるのではないでしょうか。

おばさんたちのように、まったく内容のない話でも良いのです。おしゃべりすることす。おしゃべりは、一番簡単なストレス解消法なのです。


週末のバーべキュー設営やその準備で少々疲れましたので、今週はこの辺で。



   ≪ 温故知新 ≫
2014/01/28(Tue)

2013/08/24 のコメントです。

ある経済研究者は、投資とは将来に向けた行動であるため、テクニカル分析のように、過去を振り返って分析しても正しい答えは得られないと言った。過去のデータは必要ないと言うのだろうか。確かにそうかもしれない。

しかし、拡大解釈して、それらが正しいと言うならば、経済統計だっていらなくなる。経済統計は過去の数値と比較し現在の水準を推し計る。そして将来の展望を予測するものであろう。極論すれば、それらが正しいとすれば歴史の勉強をすることも必要ないだろう。

ファンダメンタル分析においても、過去のデータと現在のデータを比較し、さらに来期の見通しなどを加味して分析するのであろう。そこに「過去のデータ」が存在していなければならない。

テクニカル分析は過去のデータを読み解くのである。テクニカル分析は、これまでの経過と変動パターンを解析するだけである。これらの経過を知り、変動パターンから今後の方向性を見出すのである。であるから、将来の方向性を見出すために過去を研究するのもであると理解している。

歴史を学ぶに当たっても、過去の正しい面や間違った面を理解し、現在や将来において役に立てようとするものです。つまり、過去を知らなければ、将来への対策や見通しをたてることができない。過去を尋ね新しきを知るである。すなわち温故知新である。

大学の経済学部などでは、経済概論や経済一般、さらには金融工学などを学ぶのだろうが、そこにテクニカル分析はない。よって、投資の世界を経済活動の一部と考えれば、経済概論や経済学一般、金融工学などが正しいアプローチとなるのでしょう。しかし、大学ではテクニカル分析が存在しないため、テクニカル分析は邪道と写るのかもしれません。

エコノミストでもある中原圭介氏は「金融工学など経済学にも複雑な数式が登場します。ですが、これは経済学自体の怪しい出自を隠すための偽装でしかありません」と述べている。

これらを証明するかのように、日本の経済学者が経済理論を駆使して投資の世界で大儲けしたという話を聞いたことがない。評論家としてはもっともらしい話をしているようだが。有名な経済学者が在籍する大学が、デリバティブ取引で大損をしたという話は聞いている。

裁量的な売買をしている投資家だって、過去の多くの投資体験に基づいで売買の判断をするであろう。過去の経験が少なければ説得力に欠けるし、経験が多ければ、その判断も的確なものとなろう。

結局、テクニカル分析もファンダメンタル分析も裁量的な売買も、すべで過去のデータなり経験によって投資判断を行うのではないだろうか。つまり、過去に基づいて現在があり、将来も予想できるのではないでしょうか。であるから、一方的に、どの投資手法が正しく、どの投資手法が間違っているなどとは言えないと思います。

よって、どのような投資手法であっても、各自の投資手法に自信を持って売買を行えばよいのです。投資に対する自信は、おおむね過去の経験の長さに比例するものです。これは当然ながら、ある程度投資の基礎知識を身につけているという前提となりますが・・・。

自信を持った投資手法で運用してもうまくいかないこともあります。うまくいかないほうが多いかもしれません。そのような時は、過去の売買の履歴やデータを振り返って検証するべきです。自分の投資手法を身につけるには、この検証の繰り返しです。根気の要ることですが、あきらめず繰り返すのです。力(成果)とは繰り返しの結果なのです。現在の投資成績は、投資家自身の過去の体験の結果なのです。


『現在の自分の姿は、過去の決断の結果である。現在の決断は将来の自分の姿となる。今、何かを決断しなければ将来は何も変わらない。』



   ≪ 成功へのプロセス ≫
2014/01/25(Sat)

2013/08/18 のコメントです。

投資の世界に足を踏み入れるきっかけはそれぞれであると思いますが、投資には資金が必要となってくる。投資知識などなくても投資金があれば誰でも参入できます。株式投資であれば最低でも百万単位の投資金が必要でしょう。FXであれば、株式投資のようにまとまった投資金がなくてもできる。

そのため、最近は小資金でできるFX投資家が増えているようです。家庭の主婦が家事の片手間で売買をしている。投資家の会合に出席してもほとんどがFX投資家達です。FXは小資金で売買ができるため、たとえ損をしてもすぐに立ち直ることができる。

そのようなことで、個人投資家の間ではFXがブームとなっているようです。しかし、FXも投資であるから、それなりの知識は必要です。

まず、投資を始めようとすると、投資知識を得ようとノウハウ本を購入したり、セミナーに出かけて知識を習得しようと努力する。そしてトレードを始める。しかしながら、成績は良くない。良くないと言うより、損失の連続である。そこで、これではいけないと、さらなる知識が必要であると自覚する。

真剣に勉強を続け、これなら大丈夫と再チャレンジをする。しかし、これまた失敗の連続。そこで悩みが始まる。投資は自分には向いていないのではないかと考えたり、投資の世界に恐怖を抱いたりする。

しばらくは投資から離れるも、投資ニュースの解説などを横目で見たりする。まだ、投資の世界に未練があるようだ。そうこうするうちに、相場上昇のニュースがトップ記事になり、投資雑誌では、大儲けした投資家の記事が連載されている。

自分も負けていられないとばかり、再び市場に参入する。悲しいかな、参入と同時に下降相場に突入する。持ち株はすべてマイナスとなりパニックとなる。少し時間を置いて冷静になり、下げには空売りを入れたりして、持ち株をつないでみてはと考え、持ち株につなぎを入れたり、新たに空売りなどを始める。

相場も戻りがあり、買い銘柄の損は少なくなるも空売りは全部負け。結局、大きな負けとなり高い授業料となる。このあたりで、退場するかさらに突き進むか大いに悩む。

さらに進むと決断し、さらなる知識と時間が必要であると自覚する。投資の世界で成功するには、並大抵の努力では無理であると理解する。ここらあたりで、投資に対して真剣な向き合う姿勢となってくる。

情報や材料のまやかし、投資の常識と言われる考えの間違い、今までの投資知識の間違った思い込みなどを反省する。そして学ぶ姿勢が変わってくる。何が投資に必要か、どのような考えが正しいか理解しつつある。

その後、実践では大負けすることはなくなるが、期待するような収益が上がらない。売買は続けるも悶々とした時間が過ぎ、何かが足りないのではと感じてくる。何が足りないのだろうかと自問自答が続く。

あるとき、売買のルールが必要であると気づく。そこで、今まで売買してきた手法を体系化し、売買ルールの構築に精を出す。これは結構楽しいもので、成功時の夢を抱きながらルール作りに励む。

新たな気持ちで、ルールに基づいた売買を開始する。少しずつではあるがルールによる売買に手ごたえが感じられるようになる。しかし、長い裁量的な売買の癖が抜けず躊躇することもあり、たまに失敗することもある。

その売買の間にも、さらに良いルールはないかと工夫をこらす。従来の情報や材料での売買の失敗は、他力本願であったと反省し、投資はすべて自己責任であることを自覚する。負けの原因はすべて自分にあることに納得する。

さらに売買を続けるも大きなミスがなくなる。相場展開によっては、多少マイナスになるときもあるが、自分のルールを信じて売買を継続する。マイナスになってもあまり不安に感じることはなくなる。

さらなる努力を続け、絶対破ってはいけない絶対ルールを構築する。これらのルールを武器に市場で活躍する。成績は上昇カーブを描くが、ときどきエアポケットに入ってしまったような感覚に襲われるときがある。

その後、取れない相場もあることを理解する。このことが相場に対する不安を大きく和らげさせてくれた。

投資にはルールが必要であることが身にしみて感じられる。ルールを破ったときの結果を理解することができるようになる。投資における「恐怖」は、ルールのない売買、ルールを破ったときの売買、このときに起こるものであると深く自覚する。

投資の判断は自分ではなく売買ルールに基づくものとなる。そして、投資の成功者となっていく。

暑さが続いています。お体には十分気をつけてください。



   ≪ 万象は流転するものである ≫
2014/01/20(Mon)

2013/08/10 のコメントです。

最近の株式市場は、大枠ではボックス圏と思いきや、4日間で1100円以上も下がってしまい、前場で上昇と思えば後場では急落するなど、さらに1日の値幅が大きいく、なかなかつかみどころのない投資家泣かせの相場状況である。

日経平均は、468円安の1万3661円と4日続落。たった4営業日で日経平均は1117円も下落してしまった。特に円高ということでもなく、ここまで下がるような悪材料も見当たらない。このところ天気のように、朝、晴れていたかと思うと午後には暗雲が出てきて、突然、雷と大雨が降ってくるように、株式市場もまさにこの天気のような展開です。

7月19日の高値は前回の戻り高値であろうが、その戻り高値のさらに戻り高値は8月2日の高値だったのだろうか。これでは投資家は相場に振り回されているだけである。よって、このところの成績は芳しくない。

投資家によっては、このような相場展開のときは逆張りだよと言う。まさにその通りだと思う。しかし、このような展開がいつ終わるかも分からない。分析システムもスパンを変えれば現在のような相場展開でも取れるかもしれない。

過去の展開を見てからでは何とでも言える。当分析システムは、過去のデータから平均的な数値を導き出して採用しています。そのため現在のような通常あまりみられないような相場展開においては、うまく機能しないこともあります。ここのところのように1日の値幅の大きい相場つきでは先も読めないし、裁量でも取るのはなかなか難しいのではないでしょうか。

1日の高値と安値の幅が大きくなると分析にも影響してくる。今日、仕掛けたのにもかかわらず値幅が大きいため、翌日には決済となってしまう銘柄も多くなる。このような相場状況ではやむを得ないことであるが、少々頭が痛い。

現在のような相場展開では方向性も見出せなく、成績もいまひとつですが、昨年のような長いもちあい相場を乗り切ったのであれば、今回の相場も乗り切ることはできるでしょう。

ある一定の売買手法を続けていれば、もちろん成績の悪いときもあるでしょう。しかし、あきらめないで続けていれば、昨年末からの上昇相場にだって乗ることができたでしょう。続けることの難しさはありますが、ジョージ・ソロスが言うように「まず生き残れ」「儲けるのはそれからだ」と言うことになる。

話題は変わりますが、大儲けした後はなぜか急速に儲けが飛んでしまった経験はありませんでしたか。誰でも一度や二度はあるでしょう。なぜでしょうか。

それはトレンドが変わったからです。上昇トレンドに乗って大儲けしたものの、その後の下降トレンドで吐き出してしまいます。「大儲けしたときに止めとけばなあ」と後悔します。それは素人の発想です。

投資経験の少ない投資家が大儲けするということは、そのトレンドが異常だったということになります。異常な相場はいずれ、そのしっぺ返しがきます。相場とはそのようなものなのです。相場とは売り買いのバランスの上に成り立っているのです。

よって、昨年のような長いもちあいで苦しんだ後には、大きなトレンドが発生し、バランスが取れるようになっているのです。ですから、「まず生き残れ」「儲けるのはそれからだ」となるのです。

私の迷言集に『禍も、やがて明日の幸いをもたらす前兆である。なぜなら、万象は流転するものであるから。時として、大きな喜びの前には、苦しみが伴うものである』とある。これはまさしく投資家に対する文言です。苦しみもあるが喜びもあるのでバランスがとれるものです。

戻り梅雨も終わり、猛暑日の毎日です。熱中症などに気をつけて、汗をかきながらがんばりましょう。



   ≪ 絶対的な要因と投資家心理 ≫
2014/01/16(Thu)

2013/08/03 のコメントです。

株価の変動は何によって起こるか。多くの投資家は、企業業績の変化により変動するものであると考えるでしょう。概念的に、これは正しい答えであると思います。しかし、実際の株価の変動は、さらに多く要因が混在して変動していくものです。

株価変動の要因は、ファンダメンタルズ、市場内部要因、人気、テーマ、アノマリーなど多くの要因により変動しています。

さらに、株価変動を長期に見るか短期に見るかによっても、その捉え方は異なってきます。株価変動は上か下しかないのに、その変動要因は多岐にわたるため投資家を悩まします。

では、短期売買を主体とした売買においては、株価変動要因のどのあたりを注視していけばよいのでしょうか。まず、ファンダメンタルズにおいては、株価と企業業績の間に6ヶ月から9ヶ月のタイムラグがあると言われていますので、短期売買をファンダメンタルズだけで判断するのは少し無理があるようにも思えます。

人気やテーマにおいては、その分析も難しく、それぞれの投資家の受け止め方によってまちまちです。人気やテーマは、短期売買に向いているように思えますが、これらを数値化して判断することは困難です。

また、アノマリーとは、マーケット(相場)において、はっきりとした理論的な根拠を持つわけではないが、よく当たるかもしれないとされる経験則のことをいうものです。たとえば、季節的要因で株価の変動を判断することなどを言います。しかし、これらも傾向はあるかもしれませんが、不確定要素の多いところでしょう。

残るは市場内部要因です。市場内部要因には絶対的なものがあります。それは、信用期日と追証です。意味は違うかもしれませんが、絶対のない投資の世界に唯一あるのが、この信用期日と追証です。

投資家は上がるか下がるかに一喜一憂し、投資判断を行うものですが、それ以前に信用期日と追証は有無を言わせず絶対優先で処理しなければなりません。

これらを逆に考えてみると、たとえば、信用で買った時期やその量が分かれば、その絶対期日では必ず反対売買が出てくることになります。当然ながら、期日前に処分してしまうことは多いのですが、相対的に信用で買った時期やその量の多いところから、その後の減少で判断すれば、信用期日にどのくらいの売り圧迫があるかわかります。

これらは信用取引における時間軸(Y軸)ですが、変動幅(X軸)においても追証という絶対な要素があります。信用で買った投資家は、株価下落においてある一定幅の下落で追証が発生します。追証では、追加保証金か処分を迫られます。

もし、信用で買ったピーク時が分かれば、株価がどの水準になれば処分売りが発生するか推測することができます。

また、出来高においてもある程度は推測できます。出来高の多いところは参加者の多いところであり、その後の株価変動により、その多くの参加者の行動に影響を及ぼしてきます。

もし、多くの参加者の水準(平均値)より株価が上昇となった場合、多くの参加者の平均的な考え方の水準で上げ止まります。多くの参加者の平均的な考え方とは、利食い幅のことです。一般的に平均的な利食い幅は通常20%程度です。「20%」の根拠は、投資家が20%は取りたいという心理からでしょう。

つまり、多くの参加者の水準より株価が20%程度上昇となった場合は、いったん上げ止まり、押し目を形成するということになります。これらは、あくまでも統計的な数値ですので、相場環境が悪かったり、その銘柄の業績が芳しくなかった場合などはその限りではありませんが・・・。

また、多くの参加者の水準(平均値)より株価が下降となった場合は、あまり明確な統計的な数値はないようです。なぜなら、多くの投資家(現物投資)は損切りせず持ち続けるからでしょう。つまり塩漬けです。ただ、多くの参加者の水準(平均値)より株価が10%下げた場合は、その水準から投げが出てくるようです。なぜなら、「損切りは10%で」という投資家が多いためです。これも投資家心理です。

以上のように、絶対的な要因や投資家心理により、ある程度は株価の変動予想は付いてくるのです。よって、短期売買においては、市場内部要因を中心に分析することをお勧めします。



   ≪ まずは生き残れ ≫
2014/01/13(Mon)

2013/07/27 のコメントです。

投資家は投資市場に何を求めて参入してくるのだろうか。それは異口同音に「収益」と答えるであろう。私もそのひとりではあるのだが、では、収益を上げるためにはとのようなアプローチをすれば良いのでしょうか。

投資にはリスクが付いて回ります。リスクは避けて通れません。しかし、リスクを恐れていてはリターンもありません。リスクとリターンは投資家の喜怒哀楽を助長します。

投資家は、収益を上げるために投資ノウハウが必要だと言います。多くの投資家は武器なしで戦うことはできないため、理論武装して戦いに挑みます。しかし、市場は理論通りには動いてくれません。投資家のシナリオ通りに市場が展開しないため、投資家は大きなストレスやプレッシャーがかかってきます。

このようにサバイバイルの世界では、投資家はいつもジレンマに陥ります。投資に必要なことは投資理論も必要でしょう。技術的な手法も必要でしょう。また、メンタル面の対策も必要となってくるでしょう。これらは投資において収益を上げるための必須項目となります。

新規に投資市場に参入してくる投資家は「絶対儲けてやるぞ」と意気込んで参入してきます。かつての私も投資市場に夢を抱いて参入しましたが、年月を経て、現在では「いかに損をしないか」という考えに変わってきました。今では「損をしないシステム作り」を心がけています。ここで言う「損をしない・・・」とは、投資でまったく損をしないという意味ではなく、トータルで大損をしないという意味となります。

ジョージ・ソロスも言っていましたように「まず生き残れ」です。市場に留まってさえいれば、いずれチャンスがきます。であるから、投資家はいかに収益を上げるかではなく、「いかに市場に留まるか」に注視すべきではないでしょうか。

では、いかにして市場に留まるべきか。その答えは当然ながら「大損しない」ということであろう。大損の典型は「塩漬け」です。「決済していないから大損していない」という投資家もいるかもしれませんが、そんな話は話の外です。

儲けたいと上ばかり見ているのも結構なことですが、まずは足元の損失となった銘柄の対処です。損切りなくして利益なしです。

確かに損切りはいやなものです。損切りせずに済む方法はないものかと考えるも、遅かれ早かれ損切りは断行しなければなりません。しかし、あまりお勧めできる方法ではありませんが、買いで負けた銘柄に、反対売買の空売りを行うこともできます。これは「蓋をする」といって、蓋をした後は、同銘柄両建てとなり損益は、この時点でロックされた状態になります。

損益はロックされた状態になりますが、そのままいつまでも持っているわけにはいきません。信用の期日もきますし、どこかでこれらを解消しなければなりません。解消の方法は、相場展開によって、相場上昇となれば空売りを処分し、買いを持続する。相場下降となれば買いを処分して空売りを持続する。

これらの手法は「つなぎ売買」の原型ですが、上記のように、損切りしたくないあまりに両建てするのは、まだまだ初心者の範疇です。本来の「つなぎ売買」は、これらを計画的に行うものです。

この「つなぎ売買」を一歩進めて、つなぎを同銘柄ではなく、ほかの銘柄に反対のつなぎを入れてはいかがでしょう。つなぎが同銘柄ではないため、その管理は難しくなりますが、やり方によっては、面白い投資法となるでしょう。

実は、この投資手法の進化系が当研究所の両建て売買手法なのです。投資において損切りは避けては通れませんが、損切り時に精神的にあまり負担のない損切りとなれば、投資継続(生き残る)の可能性が出てきます。

負担のない損切りとはどのようなことか。それは、手持ち株の時価評価がプラスの状態ということではないでしょうか。損切りには抵抗があるが、時価評価がプラスであれば、たくさんの塩漬け銘柄を持ったままでの損切りより楽ではないだろうか。時価評価をプラスの状態にするには、結局、行き着くところは損小利大しかない。

時価評価をプラスの状態にして損切りを楽にする。損切りができれば市場に留まることができる。市場に留まることができれば、いずれチャンスがやってくる。そして、収益を上げることができる。

やはり、ジョージ・ソロスが言うように「まず生き残れ」「儲けるのはそれからだ」と言うことになる。



   ≪ 25%、8%ルール ≫
2014/01/05(Sun)

2013/07/21 のコメントです。

7月16日の東証と大証の合併におけるメンテナンスでは、その作業に大変手間取り、大変ご迷惑をおかけしてしまいました。ヘラクレス市場がJASDAQ市場に統合された時は何の問題もなかったのですが・・・。そのつもりで簡単に考えていたのが間違いでした。

特に「総合ヘッジ比率」の作成に当たっては、分析時間が9時間もかかるため、エラーが発生し、一旦システムがダウンすると、エラー修正後にまた最初からやり直すので相当な時間を要するわけです。今回は2日間徹夜してしまいました。

会員向けのシステムのデータ分析や総合ヘッジ比率の作成などは、すべて自動化してありますので通常は問題はないのですが、分析量が膨大であるためエラーなどが発生すると今回のように大変なことになります。

分析システムの開発は私一人で行っています。外注すれば楽なのですが、分析システムにはノウハウが満載されていますので、外注できないところが悩みのタネでもあります。当システムの分析は夜間に行っていますので、もし、外注であったなら夜間に担当者を呼び出さなければいけません。データの更新は早急に行わなければいけないため、外注ではメンテナンスに時間がかかり現実的ではありません。

さて、前々回に解説しました「勝率」の問題については多くの質問がありました。「そんなに低い勝率ではやってられないよ」「もう少し勝率を上げることはできないのか」などでした。「勝率30%前後」には衝撃を受けたようです。

システム売買での勝率はそんなものですが、実践で売買を行っている投資家の勝率はどのようなものなのでしょうか。現実的な売買においても、確率論からしても勝率はシステム売買の勝率と大差ないと思います。

たとえば、利益幅と損切り幅が同じであった場合、勝率50%では収益はトントンとなります。勝率50%で利益を上げるためには、利益幅を損切り幅より大きくしなければなりません。つまり、損小利大にしなければならないということです。

もし、勝率30%であった場合はいかがでしょう。10%の損切りを設定した場合、利益幅は30%以上取らなければトントンにはなりません。つまり、3回に1回は30%以上取らなければ利益が出ないことになります。

実際に、3回に1回は30%以上の利益を上げることは、それなりに大変なことです。「損切りは10%で」という投資家も多いようですが、このような投資家は3回に1回は30%以上の利益を上げるか、または、勝率を上げるかしなければなりません。

投資家は高い勝率を望んでいますが、デイトレードや長期投資を除いては、勝率は30%前後でしかないでしょう。そこで生まれたのが「25%、8%ルール」です。つまり、利益は25%で、損切りは8%でということです。実際にこのような売買ルールの手法があるのです。私は、このルールは正しいと思っています。

このルールを逆読みすれば「勝率は30%前後でしかありませんよ」と言うことになります。私は、このルールを採用しているわけではありませんが、実際に売買した成績や勝率を見ると、不思議とこれらの数値に近いものになっています。

「25%、8%ルール」は誰が考え出したのか分かりませんが、実践者が長い間、試行錯誤して最後にたどり着いた売買手法ではなかったのかと思いました。私の視点から見ると非常にシンブルで実践的な捉え方だと感心しました。

実際には「25%、8%ルール」で「勝率30%」では利益は上がらないと思います。しかし、市場には留まることができます。市場に留まることができれば、いずれチャンスは訪れるということです。

著名な投資家、ジョージ・ソロスの名言にあります。「私の実践的スキルを要約せよ、と求められたなら、ただひとこと『サバイバル』と答えるだろう。まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」 と。



   ≪ 投資と欲 ≫
2013/12/31(Tue)

2013/07/13 のコメントです。

関東地方は梅雨明け宣言とともに猛暑日が続いています。暑くて仕事にも集中できないところでしょうか。冷たい生ビールでも飲みたいところです。このような時は、リフレッシュする意味でも、夏休みをとって海や山、避暑地へと出向いて気分転換するのもよろしいかと思います。

私は気分転換が非常に下手である。好きな趣味をしている時でも仕事のことを考え、仕事をしている時に趣味のことを考えたりして、ひとつもリフレッシュできない。性格であると言えばそれまでですが・・・、何か良い方法があれば教えていただきたいものです。

さて株式市場ですが、現在、高値後の押しの戻りを形成しています。これを二番天井の戻りと判断するか、更なる上昇のスタートとなるか諸説が入り乱れている。いつものことである。今後の相場展開などは私には分からない。

株式市場に自称経済通、政治通は数多くいるが、そういう人ほどあまり当てにならない。経済がどうなるか、政治がどうなるかはもちろん重要だが、知りたいのは、その状況に至った場合に何を買い、何を売ればよいのか。例えば為替が円安になるかどうかよりも、円安局面でどういう銘柄が動くかの方が大事だということです。

さらに、相場の方向性を把握できて仕掛けたとしても、どこで決済するべきか。評論家たちは「ここが買い場だ!、この銘柄が買いだ!」と騒いでいるようだが、自分で買って、その後の経過報告をしてもらいたいものだ。

株式評論の記事も活字になると、それなりに権威を持ってくる。投資経験もなく大学を出たばかりで、MBAやFPの資格を持っているというだけで・・・。ご注意、ご注意。

さて、話題は変わりますが、年を取って、いろいろと経験してくると世の中がわかってくる。そして晩年になり、ひとりの人間としての人格が形成される。常識人となり社会からも認められてくる。しかしながら・・・。

常識人であり人格者であっても欲はある。そのため、ついおいしそうな話に耳を傾けてしまう。最近のニュースに投資名目の詐欺事件があった。「実体のない会社への投資を呼びかけるなどして、延べ1,100人以上から、25億円以上をだまし取ったとみられている」とある。

今までも投資名目の詐欺事件はあった。そのようなことはニュースなどで見聞きしているはずなのに、つい騙されてしまう。詐欺にあって大金を騙し取られてしまうわけだから、詐欺にあう前には大金を持っていたことになる。大金を持っていたということは、それなりに社会的に認められた存在ではなかったのか・・・。

社会的に認められ常識人であっても、つい騙されてしまう。どうしたことなのか。そこに「欲」という存在がある。「欲」という名の下には、人格も常識もかすんでしまうのだろうか。

上記の内容は、株式投資にも通じるところがある。常識を持った人格者、さらに豊富な体験と知識がある。これならば社会からも認められるすばらしい人物である。しかし、そのような人であっても投資の世界で成功するとは限らない。その多くは「ただの人」に成り下がってしまう。なぜだろう。

やはり、そこには「欲」という存在がある。人間は欲があるからこそ成長するわけであるが、その欲が投資の世界では災いする。持ち株が下がれば「もう下げ止まるだろう」と、上がってくれば「まだ上がるだろう」と。相場格言に「もうはまだなり、まだはもうなり」とある。

欲があるから投資をする。投資で欲を出すと負ける。この大きな矛盾に投資家は、いつも悩まされている。投資家は、この矛盾と常に葛藤しながら売買を繰り返しています。そして、疲れ果てて市場から去っていく。これは投資家が拭い去れない永遠のテーマなのだろうか。

人間から欲を取り去ることはできない。であるならば、投資において欲を出さないで売買する方法はないものだろうか。一歩進んで、投資において欲を出せない方法は・・・。その方法は、あるにはあるが、その方法もこれまた人間の感情が邪魔をして継続ができない。何とも人間とは不可解なものである。

投資の世界では、欲を抑え、感情を抑えた者が最後には勝つのだろうか。



   ≪ あり得ないことです ≫
2013/12/28(Sat)

2013/07/06 のコメントです。

梅雨もそろそろ明けてくるのだろうか、暑い日が続いています。また、参議院選挙も始まり各方面で熱い舌戦が繰り広げられているようです。一方、相場の方はといえば、為替が再び100円台に乗せてきました。株式市場は、押しの三分の二程度の戻りとなっています。

さて、株式市場の上昇により、市場には新規参入者や長い眠りから覚めた投資家が戻ってきたようです。そこで、まず初心者が考えることは、どのような売買手法が儲かるのかと考えます。また、長い眠りから覚めた投資家は、今度こそは的確に損切りしようと考えます。あらゆる投資技術書を読み漁り、投資必勝法を探し、損をしない投資手法を捜し求めます。

投資の世界には理想と現実にはギャップがあるものです。たとえば、勝率についてみてみると、投資家の理想とする勝率は80%以上と考えているようです。理想は理想として、現実には、短期売買においての勝率は50%もあれば上出来じゃないでしょうか。

私の勝率は35%強程度です。これはシステム売買で運用しているということもありますが、それでも収益は上がります。初心者が運用して、その勝率が35%程度では精神的に運用継続はできなくなってしまうと思います。だから投資初心者は常に高い勝率を求めてさまよっているのです。しかし、それが現実なのです。

世界最古のシステム売買手法であると言われている「中源線建玉法」であっでも、その勝率は30%程度です。このように短期売買においては、勝率は高くはならないのです。

では、なぜシステム売買では勝率が高くならないのでしようか。私は、システム売買でなくても継続的な運用においては、勝率はその程度であると考えています。

まず考え方として、仕掛けてから株価が上がる確率は50%とします。もちろん、下げる確率も50%です。一般的に長いスタンスで捉えればこの程度でしょう。そこで、上げ下げの確率が50%であるという前提で、相場必勝法である「損小利大」で運用したとします。

「損小利大」の運用で、損となった銘柄は小さい幅で損切りします。利益になった銘柄は大幅な利益で決済します。その際に、これらを時間軸で捉えてみると、通常、損切りは早めに切りますから持続時間は短くなります。反対に、利益となった銘柄は大幅に利益を見込みますから、当然ながら、その持続時間は長くなります。

つまり、損切りは時間的に短く、利益は時間的に長くということになります。もし、これらの売買を繰り返し行っていった場合、勝率は50%を超えることはないと言えます。お分かりいただけましたか。損切りは時間的に短くなるため回転が速くなって、損切りの回数が多くなるということです。

この点を十分理解してください。つまり「損小利大」の売買法においては、勝率が50%を超えることはない。投資において「損小利大」以外に利益を上げる方法がない。よって、収益の上がる手法においては、勝率は50パーセントを超えない。

意外と思われるかもしれませんが、これが現実です。これが理論的に正しいのです。投資家は、理論的で現実的な投資に対する考え方を受け入れなければなりません。長期投資やデイトレードにおいては、この限りではありませんが、通常の短期売買において勝率80%はあり得ないことになります。

この現実をしっかり受け止め、勝率など気にせず売買に励んでください。

これからますます暑い日が続くと思われますので、熱中症にならないよう水分補給をこまめに行い暑い夏を乗り切りましょう。



   ≪ 株価は終値だけで ≫
2013/12/18(Wed)

2013/06/29 のコメントです。

投資において最も実行が難しいのは、言うまでもなく「損切り」である。カリフォルニア大バークレー校のテレンス・オーディーン教授による有名な論文によると、「値下がりしている銘柄の投げ売りに対する嫌悪感は投資家に広く共有され、コストも大きいことが証明されている」と言う。

教授の研究では、投資家が損が出ている銘柄を売り、値上がりしている銘柄はそのまま保有していれば、リターンが高まる可能性があることが判明した。

「投資家は、しばしば、感情移入もしくは他の多くの人々が買っているからとの理由で株式やファンドを購入する。何百万人もが好ましく思っているならそれは良い投資であるはずだと考えるとすれば、それは誤りだ。今後も適切な投資になることを意味しない」と述べている。

要するに、投資においては「損小利大」でなければ儲かりませんよ、と言うこと。また、ほかの投資家の行動を真似して、付和雷同しても儲かりませんよ、と言うことです。

ノーベル経済学賞受賞者で「シンキング・ファースト&スロー」の著者であるダニエル・カーネマン氏が「コントロールの錯覚」と呼ぶ、多くの投資家が市場を見据える際に抱く思い込みを克服することだ。あなたの手で自由になるのは、投資額と投資頻度、貯蓄額だけにすぎないとも言っている。

投資における常識は、投資家の思い込みに依存するところであり、これらを克服しなければ利益にはなりませんよ、と言うことです。投資の常識は非常識でもある。

これらの問題は、当欄で常に取り上げているテーマでもあり、当研究所の投資に対する考え方、方向性は間違ってはいないと思うところです。

さて、話題は変わりますが、投資家は株価が高値となり、収益が上がってくると直近のパフォーマンスがこれからも続くと考えがちです。しかし、その後、値下がりに見舞われると「高値覚え」となり、パフォーマンスが一番良かったときと現在のパフォーマンス比較して「もし、最高時のパフォーマンスと同様になったら処分しよう」などと考える。しかし、「戻り待ちに戻りなし」である。

これらは、投資家であれば誰でも抱く感情でもある。「一番良かったときのパフォーマンスと比較してもしかたがないじゃないか」とは分かっているものの、これらの感情を打ち消すことはできない。感情のコントロールほど難しいものはない。

投資とは「歓喜と絶望の世界である」と言われています。歓喜と絶望は心の問題でもある。分かっていてもできないのが人間でもある。これらは、個人の性格に依存するところが大きく、一様に解決することはできない。

これらの問題を解決するひとつの方法として、相場と一定の距離を置いて付き合う考え方がある。デイトレードは別として、日中に株価などは見ないようにすることです。株価は終値だけを見るようにする。

私の迷言集に「欲が絡めば見えるものも見えなくなる。入れ込みすぎは盲目となる。利得を前にしては道義を思え」とあるが、あまり相場に没頭すると客観的な判断が失われ周りが見えなくなる。

また、迷言集に「ひとりで考え悩むほど、正しい解決方法から遠ざかり、そして曲がる」とあるが、追い込まれた状況での決断の多くは失敗を招くものです。これらは私の体験談ではありますが、日中に株価を見たり、株式ニュースを見たりすることは、あまり良いとは思えない。情報過多は迷いを引き起こすだけです。

やはり最終判断は、雑念、雑音を排除し、終値のみで決断するべきではないでしょうか。



   ≪ 賛否両論 ≫
2013/12/15(Sun)

2013/06/22 のコメントです。

日銀は、4月初旬に最初の金融政策を発表しました。その内容で注目すべきは、これまで日銀が行ってきた金融市場操作を、金利を基準にした従来のものから、マネタリーベースを基準とするものに変えるということです。金利はもはや下げようがないため、その分は量で調節するという論理です。つまり、それだけマネーを大量に発行するということです。

このような日銀の金融政策を株式市場と照らし合わせてみましょう。日経平均は、日銀の金融政策が発表されるやいなや上昇を続け、一時は16000円近くまで上昇しました。その後は、もとの水準まで下落し、現在は調整中です。

通常の相場展開であれば、3月の高値で調整が入るところでした。なぜこのように判断をしたかと申しますと、まず、信用の評価損率が1月末にプラスとなっている。テクニカル的に評価損率がプラスになれば、そこは高値圏である。また、貸借倍率(株数ベース)は3月に5倍を超えている。

市場を内部要因である需給関係からみれば、これらの条件だけでも目先的には高値圏の状況であった。しかし、4月初旬に金融政策の発表により、その後2ヶ月近くも上昇を続けた。上昇幅は日経平均で4000円であり、そのインパクトの強さがうかがわれる。

日銀の金融政策発表後の内部要因は、5月初めに信用の評価損率が再度プラスとなっている。しかし、現在はマイナス15%前後と大きく損失となっている。通常、評価損率がマイナス15〜20%の水準は安値圏ではあるのだが・・・。また、貸借倍率(株数ベース)は現在8倍を超えている。これは明らかに膨らみすぎである。

信用買残の金額ベースも現在、3兆円前後であり、あまり減少していない。この買残を消化するには、更なる株価の上昇か、または日柄の調整が必要となってくるでしょう。

さて、今回の日銀の金融政策は国内はもとより、世界の金融関係者に大きなインパクトを与えました。これらの対策には賛否両論のようですが、株価が上がれば賛成、株価が下がれば反対、などの自分勝手な意見も多い。特にマスメディアには、これらが顕著に表れている。

また、アベノミクスにおいても賛否両論が多い。自分に有利に働けば賛成し、不利になれば反対する。これは当然のことかもしれませんが、もう少し大きな視点で見るべきではないかと思います。

「そう言うあなたは、日銀の金融政策に賛成ですか、それとも反対ですか。また、アベノミクスについてはいかがですか」という質問が聞こえてきそうですが・・・。私は経済学者ではないので、賛否については勉強不足で何とも申し上げられません。ただ、言えることは「座して待つより、行動すべきである」と考えています。

行動すれば失敗するかもしれない。しかし、行動しなければ何も得ることはできない。失敗も経験、体験という財産となるのですから、日銀の金融政策もアベノミクスにおいても、また、株式投資においても「まず、やってみる」という姿勢が望ましいのではないでしょうか。

もっとも愚かしいのは、行動しないで批判や非難をしていることです。



   ≪ やはり「数値」でしょう ≫
2013/12/12(Thu)

2013/06/1 のコメントです。5

株式市場は引き続き大荒れである。外野も蜂の巣を突いたように「上だ、下だ」と大騒ぎだ。一日の値幅が大きいため、投資家も右往左往しているようです。長い投資活動の中には、このような相場もあるので常にリスク管理は怠ってはいけません。

先日、ある新聞社から取材の申し出があった。どのような取材であるかは予想はできたが、案の定「アベノミクスにおける今後の相場の見通しは?」であった。そこで私は「希望するお答えとはならないと思いますが、それでもよろしければ・・・」と答えた。

すでに皆さんはご存知のように、私の投資手法は相場の予想はしないという手法であるため、あまり一般受けはしない。マスメディアは、一般投資家向けに受けのいい記事を書きたいのだろうが、読む立場、書く立場には、大きなギャップがあることを理解しておかなければならない。このようなことから、私は、テクニカル・システムトレーダーとしての立場から説明した。

「今後の予想は分からないが、現在は信用の買残が通常の2倍も積み上がっているので、これらを消化するまでは動きづらいだろうと。ただ、参議院選挙前なので、政府が一時的に株価対策をするかもしれない。アベノミクスも関心事ではあるだろうが、しかし、信用期日や追証は待ってくれないので、何が最優先課題であるかを考えて行動するべきである」と答えた。

以上のように、当たり障りのない返事をしたが理解いただけたか疑問の残るところである。相場の見通しなどは著名?な評論家に任せておけばよい。私は「プロの投資家にトークはいらない」と考えています。ひたすら売買に集中すればよいと思っています。

とは言うものの、投資家であれば今後の相場展開は気になるものです。私自身も気にならないわけではありませんが、あえて考えないようにしています。その理由としては、当然ながら、私はシステムトレーダーであるため、システムのシグナルに従って売買しているだけですので、相場の見通しを考えても何の意味を成さないからです。

システムトレーダーでなくても、あまり強い相場観を持たないことをお勧めします。なぜなら、もし、ここから相場が上昇すると判断したものの、意に反して反対の展開となった場合、投資家はどのような感情、考えとなるでしょうか。

「これは一時的な下げであって、いずれ予想通り上昇に向かうだろう」と強気に頑張ります。しかし、相場がさらに下げると「うーん、まずかったかな。もう少し様子をみよう」と。もし、ここからさらに下げると、損失額を計算し「いまさら切るに切れないよなあ」となってしまう。

あまり強い相場観を持ってしまうと、予想と反対の展開となったときに、自分の判断を否定したくないという投資家心理が働き、結局、深みにはまってしまうことになりかねません。よって、あまり強い相場観は持たず、もっと柔軟に「流れに沿った売買」を心がけたいものですね。

話題を変えて、当研究所の「総合ヘッジ比率」は、相場の上昇から下降に至る推移の中で、ある程度相場展開を捉えていると思います。一日の変動が大きいため、一時的に逆行することもあったと思いますが、大局的にはうまくいっていると思います。

通常、上昇から下降に転換するときには、評価益も大きく減少することもあるのですが、今回はそれなりに順調であったような気がします。ただ、分散銘柄数が少ない場合は、成績が、それらの銘柄に大きく左右されることもありますので、できるだけ多くの銘柄に分散することをお勧めします。

「総合ヘッジ比率」を振り返ってみると、1000円以上下げた5月23日の前日(5/22)のヘッジ比率は「買62.8、売37.2」であったため、翌日の1000円以上の下げにおいても、今までの上昇過程における利食いもあり、被害があったとしても軽微に過ぎなかった。その後の下降の過程においては、買いが50ポイントを上回ることなく、買いの最小値が5.7ポイントとなった。つまり、空売りのウェイトが大きいため、相場下降によって評価益が膨らんだと思います。

今回の天井圏で感じたことは、日経平均などの指数は上昇するものの、手持ち株の上昇がそれについていかないという現象が見られた。これは相場末期の特徴でもある。また、下降時に指数は戻しているものの、手持ち株は戻っていないという現象も見受けられた。このように、注意深く観察すれば、相場の行方は相場が教えてくれるものです。

株式市場は、下げながらも大きく上下しましたが、結局のところ「総合ヘッジ比率」と相場展開は、おおむね合致していると思います。相場が大きく振れると投資家は大いに悩むところですが、迷ったときほど感情ではなく、やはり「数値」で判断すべきではないでしょうか。



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