| 2020/11/27 のコメントです。            
 新型コロナも日増しに増加し、さらに寒さが厳しくなり冬が到来してきたようです。このような時は、コタツに入りみかんでも食べながらテレビでも・・・。しかし、仕事をしている人には、そのようなことは言っていられません。皆さんも年末にかけ忙しくしていてるものと思います。
 
 私もせっせとシステム開発に深夜まで頑張っているところですが、なかなか思い通りにはならないものです。今まで多くの株式分析システムを試行錯誤を繰り返しながら開発してまいりましたが、残念ながらその多くは「没」となっています。
 
 今はシステム開発とともにアメリカの大統領選挙の報道に注視しています。今回の大統領選挙は史上まれに見る不正選挙のようです。まだ正式な結果は出ていませんが、「ナショナリズム(共和党) 対グローバリズム(民主党)」の戦いです。私としては世界が共産化しないことを願うばかりです。また、マスメディアの偏向報道には目に余るものがあります。
 
 さて、ご存知のように、投資の世界はリスクとリターンのバランスで成り立っています。システム開発においても、リターンを多く取れば、さらにリスクが増大するなど、まるでシーソーのようです。
 
 所詮、相場とはそのようなものと分かってはいるものの「そこを何とか」と頑張っている次第です。以前お話しました「パターン認識分析」においても結果として上手く行かず、ただ今、休戦中です。しかし、あきらめたわけではありません。
 
 「パターン認識分析」も3ヶ月もかけてパターンデータを収集しました。その数、なんと200万パターンにも及びました。結果は徒労に終わりましたが、今後の株価の方向性が正しく認識されるパターンと、全く反対のパターンになってしまうことがあり、その原因は分かりませんでした。
 
 もし、このパターン認識が不可能であれば、従来からあるパターン認識の「酒田五法」も採用できないという結果になってしまうのでしょうか。最近は酒田五法もトーンダウンしているのはそのせいなのだろうか・・・。
 
 株式投資においてだけではないのですが、投資の名の付くものに対しては、もっとも重要なことは今後の方向性ではないかと思います。つまり、今後の展開が分かれば鬼に金棒です。
 
 しかし、これらの方向性はわかりません。そこで百歩譲って現在の相場水準、つまり、現在の水準が安いところにあるのか高いところに在るのかが分かるだけでも、大いに役に立つのではないでしょうか。
 
 安い水準にあれば買い先行で、高い位置にあれば空売りをなどと、ある程度、投資戦略が立てることができるはずです。これらは当研究所の「ヘッジ比率」に当りますが、このヘッジ比率も現在の水準を表したものです。
 
 これらをある程度、先読みすることはできないだろうか。つまり、相場の先行指数と言うことになります。上記で「これらの方向性はわかりません」と説明しましたが、現在、これらに何らかの手がかりがないものかと検証中です。
 
 持ち株が上昇中であった場合、このあたりが上昇の限界ですよ、また、株価が下降中に、このあたりが下降の限界ですよ、などを0から100の間で指数判定ができれば重要な指標となりうるでしょう。
 
 現在は、これらの指標の開発を行っていますが、ダマシなどもあって、ひとつの指標ですべてに当てはまることはなく試行錯誤の連続です。相場には絶対はありませんので、システム開発においては、どのあたりで妥協するかの問題になってきます。
 
 私も相場の世界は長いため、投資で収益を上げる方法の方向性はある程度見出しているつもりですが、その方向性を絞り込み過ぎているため、その範囲も狭くなり、その狭い範囲の中で投資手法のアイデアを出すということは容易なことではありません。
 
 そこで、アイデアのヒントを得たいと思い、最年長でありながら恥ずかしくもなく、若い投資家達の座談会などにも出席しているわけです。しかしながら、なかなかヒントも得られないものです。
 
 若い人たちの集まりに出席すると、私の出版した投資本を読んだという人が必ずいます。彼らは私を「先生」と呼んで握手などを求められます。私は投資のヒントを得ようと出かけていくのに・・・。先生は皆さんの方だというのに・・・。
 
 と言うことで、私は投資に対しては前向きです。何かもっと良い投資手法があるのではないかと、常に積極的な姿勢を貫いています。周りからは誹謗中傷もありますが、これが私の生き方でもあり、雑音などは気にしません。
 
 「苔の一念岩をも通す」という諺があります。これは「愚かな者でも一念を持って行えば大きな仕事ができる」という意味であり、これから私もそのような気持ちで頑張って行きたいと思います。
 
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