2020/07/18 のコメントです。
だいぶ昔の話ですが、以前は株式市場に占める個人投資家の比率は60%もありました。現在はいかがでしょうか。現在では10〜15%程度と聞いています。
個人投資家の減少の要因をここで云々しても始まりませんが、要は、株式市場において、個人投資家は常に弱い立場にあることは間違いないでしょう。
初めて株式市場に参入したころは、それなりの夢を抱き、その夢も簡単に実現しそうな気がしていたが、リーマン・ショックに遭い、つづいて震災ショック、さらにコロナショックと・・・。
時の経過とともに、その夢も小さくなりしぼんでいきます。無謀に夢を追いかけてもしかたがないと思い始める。周りからは「株なんかやって・・・」と陰口をたたかれる。
本人も現実を見つめ着実に進んでいく方が懸命だと自覚し、最終的には無難な道を選ぶ。そして投資市場から去っていく。
退場者の多くは、以上のような経過を辿っていくのでしょう。しかし、市場から退場したからといって、もう二度と市場に戻ることはないのでしょうか。株式市場が活況を呈し、毎日、株価上昇のニュースをトップで報道されると、どうしても血が騒ぎムラムラとしてきます。
統計によると、一旦、市場から退場した投資家もその半数以上は再び市場に参入してくるそうです。しかしながら、退場している間に投資の勉強をしているわけではないので、再び参入したからといってすぐに儲かるわけではありません。参入、退場を数回繰り返した後に本格的な退場となるそうです。
独立し、起業しても生き残れるのは少ないと言われています。何事においても生き残るのは容易ではありません。生き残れる者と残れない者、その差は何であろうか。
当然ながら、資金量や経験などさまざまな要因はあると思います。しかし、最後はやはり本人の「強い思い」ではないでしょうか。いかに情熱を注げるか、いかに夢を追い続けられるかにかかっていると思います。
一般的な企業においては、その業績を伸ばそうとするには、取引先に足を運び粘り強く交渉して取り扱いを増やしてもらう。あるいは他社に負けない製品を開発する。また、宣伝をして多くの消費者に知ってもらうなどでしょう。
株式投資おいては、このような営業努力は一切ありません。しかし、これらと共通するものは仕事(投資)に対する強い思いと同じではないでしょうか。企業において、強い思いがあれば交渉相手にも消費者にも通じるでしょう。製品開発においても強い信念が必要です。
株式投資において、その業績(収益)を伸ばすには何をすればよいのでしょうか。それは、やはり強い意志ではないでしょうか。負けが込んでくると心も折れそうになります。こんなに辛いんならもうやめようかとも思います。しかし・・・。
夢は追い続けるものでしょう。逃げずに自分にプレッシャーをかけ、努力せざるを得ない状況に自分を追い込んでいくのです。向上心がなければ落ちていくだけです。現状維持を目指してもやがては落ちていくものです。
千里彼方の目的地に達するためには、千里を走る努力と忍耐が必要なのです。大切なのは、あきらめないで夢や目標を追い続ける強い心、強い思いなのです。
これは投資の世界に限ったことではなく、一般社会においても同様です。強い心、強い思いは、すべてのプラス要因をひき寄せることになるのですから・・・。
『真の心は人を動かし、強い思いは人に通じる』
『信念は道を開く。信念を貫けば夢は必ず具現化する。信念を持ち続ければ、あらゆる事物(プラス要因)を引き寄せる』
『真剣に努力している人は多い。しかし、目標を実現する人は少ない。それは、潜在的に大きくものを考えることを恐れているからである。目標を高きにおくことを恐れているからである』
『願望は、できるだけ大きく持たなければならない。たとえ、その大きな願望が実現できなくても、小さな願望を描いて進んだ場合よりも、はるかに前進しているに違いないから』 |