2020/06/12 のコメントです。
私は不安症でもあり心配性でもある。だいぶ昔の話であるが、ある人から「あなたのような小心者で不安症な人が、よく相場の世界に入ったものだ。大丈夫なの?」と心配されたことがある。
そのような性格を自分自身では十分理解しています。そして、私のような性格では、たぶん相場には向いていないような気もしています。
ある格闘家が言っていました。「格闘家はみんな気が小さいんですよ。子供のころは、いじめられっ子が多いんです」と。人は誰でも弱い部分はあるものです。そして、人間は本能的に自分の弱点を補おうとする作用が無意識に働くと言われています。
弱い、いじめられっ子が強くなりたいと思うのはごく自然なことであり、その結果として、弱い自分の負の部分と格闘家のように強い自分を作り上げることにより、自分の中でバランスが保てるのではないかと思います。
私自身にもこのような側面があることは認めています。しかし、相場の世界はそのように単純に割り切れる世界ではないのです。どんなに努力しても、その努力に比例した成果が得られないのも相場の世界の特徴でもあります。それらは、相場の世界に答えがないということが物語っているのでしょうか。
まず、新しい投資手法で始めた場合、最初はルールどおりの売買を続けるのですが、少し成績が悪くなると不安や心配が頭をもたげてきます。しかし、ここである程度の投資の基本を理解していれば不安や心配も軽減されるものです。
投資の基本である「投資は損切りから始まる」ということを理解していれば、不安や心配もなくなります。多くの投資初心者は、この時点で躓いてしまいます。なぜなら、利食いから始めてしまうからです。
「損切りに要する期間より、利食いに要する期間の方が長い」、つまり、損小利大の投資の基本を理解していれば不安や心配から開放されるものです。
投資を始めるにあたっては、投資の基本を理解することから始まります。不安や心配が生じても基本を無視しては、その対策は全くありません。何事にも基本が大事であることは言うまでもありません。
しかしながら、投資の基本を理解していても実践において、不安や心配は常に付いて回るものです。これらを解消する方法はないものでしょうか。
実際には、これらを完全に解消することはできないでしょう。これらの問題は、投資家の性格などもあり、最終的には投資家自身が解決しなければならないでしょう。
私の場合は、これらの問題を「システム化」により解消しようと努力してまいりました。自分自身の弱い部分をシステム化により解消しようと考えました。私のように不安症でもあり心配性でもあれば、裁量的な売買は到底無理というものです。
株式投資を始めたころは、当然ながら裁量的な売買でした。その売買においては、今でも思い出したくないほどの苦痛の連続でした。不安や心配、苦痛の連続では、その判断も曲がり、売買も続けることはできません。
投資の世界はプレッシャーとの戦いです。このプレッシャーはストレスを生み、投資成果のみならず、社会生活においても大きなマイナスが生ずることになります。これらを避ける意味においても、投資を継続する意味においても、投資家自身の性格を十分理解し、その性格に合った投資手法を駆使されることが望まれるところです。
『恐怖はためらいを作り出し、結局、恐怖を現実にする。恐怖は無知が作り出す。杞憂するな』
『ひとりで考え悩むほど、正しい解決方法から遠ざかる、そして曲がる。迷ったら 王道(基本)を行け』 |