2024/03/23 のコメントです。
中国の株式市場は日本の市場と反対に、中国の現在の経済状況を表すように下落しています。政府は株式市場を下支えようと必死になっているようです。3000ポイントを割り込まないように大量に資金を投入し、空売り禁止などの措置を取っているようです。笑ってしまうのは、ネット取引の売りのボタンを使えなくしているとか。
以上のように中国株式市場は大幅な下落による対策として、信用取引の規制を緩めているのであるが、これらはバブル延命策に過ぎず効能はすぐに切れるだろう。通常は投資家保護のために規制を厳しくして大きな被害を被ることを防ぐのではないだろうか。対策が逆であるように思う。理解しがたい・・・、そもそも中国のことだから・・・。
さて、東京市場は新高値となっているが、システムで売買しているとどうしても「システムは売りとなっているが、ここは絶対買いではないのか?」と思うときがある。そのような時、皆さんはどのように判断し売買しますか。
これらは、ひとえにシステムを信頼しているか否かではあるが、やはりシステムを信頼していても「ここはちょっとおかしいよ」と思うときがある。もし、ここでシステムの判断を無視して自分の判断で売買したとします。
その結果うまくいったとします。儲かればそれでよいのだが、もし、再度同じような場面となった場合、システムに従いますか、それとも自分の判断で売買しますか。多くの投資家は、前回成功したので今回もと自分の判断で売買すると思います。
これを「快感の法則」と言います。一度味わった快感をもう一度と考えるからです。これは株式投資に限ったことではありません。しかし、この快感の法則も自分だけが体験し、感じるものである。
では、この快感の法則は株式投資に通用するのでしょうか。上記のように快感の法則は自分だけに通用するものであるので、株式市場は自分だけ、つまり投資家個人の考えや思いが通じる世界ではないのです。二度や三度は成功することもあるかもしれませんが、長期的な確率はいかがでしょうか。
感情的売買は裁量売買です。熟練している投資家であれば裁量売買も良いと思いますが・・・。システム売買でも迷いはあります。成績不振の時もあります。しかし、信頼できるシステムであれば、やはりシステムの判断に委ねるべきではないでしょうか。
もし、信頼できるシステムがあるならば「快感の法則」を断ち切って、やはり、システムに従うべきでしょう。 |